第二次世界大戦後、“死の天使”と恐れられたナチス医師ヨーゼフ・メンゲレの逃亡生活を描く映画『死の天使 ヨーゼフ・メンゲレ』が、2025年2月27日よりシネマート新宿、シネスイッチ銀座ほか全国公開される。このたび、予告編と場面写真が解禁となった。
ナチス医師ヨーゼフ・メンゲレの逃亡と対峙を描く
本作は、アウシュヴィッツ収容所で非人道的な人体実験を行い、“死の天使”と呼ばれたナチス医師ヨーゼフ・メンゲレの戦後に焦点を当てた作品。戦後、多くのナチ犯罪者と同様に南米へ逃亡し、イスラエルの諜報機関モサドから逃れ続けた彼の潜伏生活と、息子との再会を通じて浮かび上がる罪と悪の本質を描く。
監督・脚本を手がけるのは、『リモノフ』のキリル・セレブレンニコフ。約30年にわたる逃亡の果てに、メンゲレが直面するものを冷徹に見つめる。
予告編で映し出される“終わらない戦争”
解禁された予告編は、アウグスト・ディール演じるメンゲレに向けられる「逃げる必要はない。務めを果たしただけだ」という言葉から幕を開ける。逃亡先アルゼンチンで再婚を祝うナチ残党たちは、ヒトラーへの忠誠とナチス復活への信念を語る一方、呼び寄せられた息子は「アウシュヴィッツで何をしたのか」と真実を問いかける。
オーケストラを指揮するかのように人々の生死を選別していた過去と、戦犯追及に追い詰められていく現実。映像は、彼の内面と逃亡生活の緊張感を強く印象づける。
ノワールな映像美と対照的な記憶の描写
本作はクラシカルでノワールな映像スタイルを貫き、戦時下の行為に疑念を抱かないメンゲレの冷酷さをシャープに描写。一方で、彼にとって「人生で最も輝かしい時期」となったアウシュヴィッツでの日々は、温かみを帯びたカラー映像で映し出される。極端に対照的な表現が、逃亡生活と過去の記憶を際立たせる。
場面写真が切り取る逃亡者の姿
同時に解禁された場面写真には、罪を認めないまま逃亡を続ける男の哀愁がにじむ姿が収められている。30代から70代までのメンゲレを演じるのは、『イングロリアス・バスターズ』『名もなき生涯』で知られるアウグスト・ディール。ナチスを題材とした作品に数多く出演してきた彼が、本作では逃亡者の内面を体現する。


Screenshot


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原作小説の文庫化も決定
原作は、オリヴィエ・ゲーズによる小説『ヨーゼフ・メンゲレの逃亡』(高橋啓訳)。東京創元社・創元ライブラリより、2025年2月19日に文庫化予定となっている。
映画『死の天使 ヨーゼフ・メンゲレ』作品情報
【物語】
第二次世界大戦中、アウシュヴィッツ収容所で戦慄の実験を行った医師ヨーゼフ・メンゲレ。<死の天使>と呼ばれた彼は終戦後、南米で潜伏生活を送る。ナチス時代の仲間たちが次々と捕まる中、彼は戦犯を追求するモサドの網を狡猾にくぐり抜け、歪んだ思想を持ったまま日常の世界に溶け込んでいく。
監督・脚本:キリル・セレブレンニコフ(『リモノフ』)
原作:オリヴィエ・ゲーズ『ヨーゼフ・メンゲレの逃亡』(東京創元社・創元ライブラリ刊)
出演:
アウグスト・ディール(『イングロリアス・バスターズ』『名もなき生涯』)
マックス・ブレットシュナイダー
フリーデリケ・べヒト
2025年/フランス・ドイツ合作
ドイツ語・スペイン語・ポルトガル語/135分
モノクロ(一部カラー)/5.1ch
原題:Das Verschwinden des Josef Mengele
英題:The Disappearance of Josef Mengele
日本語字幕:吉川美奈子/字幕監修:柳原伸洋
R15+/配給:トランスフォーマー
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