ミュージカル『テニスの王子様』小越勇輝さん、和田琢磨さんインタビュー



集英社「週刊少年ジャンプ」で連載されていた漫画「テニスの王子様」を見事に舞台化したミュージカル『テニスの王子様』。通称「テニミュ」。2010年5月の「コンサート Dream Live 7th」をもって終了した1stシーズンに続き、2010年8月よりオーディションで選ばれた新キャストで2ndシーズンがスタート。「青学vs氷帝」の公演を終え、9月28日(水)に会場を大いに盛り上げた「Jumping up!High touch!」の発売、11月には「コンサート Dream Live 2011」を控えた、越前リョーマ役:小越勇輝さんと、手塚国光役:和田琢磨さんに、ミュージカル『テニスの王子様』についてお話しを伺いました。

—まだまだ活動が続いている途中ですが、今までを振り返っていかがですか?
和田さん「あっという間でした。」
小越さん「もう1年経ってしまったんだな。という感じです。」
—テニミュの仕事の間は、他のお仕事はどうされるんですか?
和田さん「テニミュの記憶しかないですね(笑)」
小越さん「それしかないです(笑)」
—テニミュのオーディションを受けようと思ったきっかけは。
小越さん「1stシーズンに同じ事務所の方が出演していて、その時に初めてテニミュというものを観て、激しく踊りながら歌っているのが凄いなと思いました。自分は、舞台とかミュージカルをやったことがなかったんですが、自分もこんな風に演じられたらカッコイイなと思って観ていました。2ndシーズンが始まるというのを聞いて、やるなら絶対リョーマを演じたいなと思って、オーディションを受けました。」
和田さん「非常に注目されている舞台ですし、若い俳優さんがテニミュを経て活躍していらっしゃるので、自分もそうなれたらと思ったのがきっかけです。」
—キャラクターに似ていると思えば、どの役でもオーディションを受けることはできるんですか?
小越さん「そうです。」
—歌や踊りの経験が無かったと仰っていましたが、公演ができる体になるまでに、どのようなトレーニングをしたんですか。
小越さん「オーディションに受かって、テニス合宿をやるということになり、その合宿に向けて課題が出さました(笑)」
—どのような課題ですか。
小越さん「縄跳びを前跳び1000回、後ろ跳び500回、2重跳び100回、後ろ2重跳び50回を毎日(笑) 」
和田さん「それを合宿までに出来るようにしてくださいと言われて。必死で跳んでました(笑)」
小越さん「それをやってから合宿に行ったんですが、キツかったです(笑)」
—和田さんはダンスや歌の経験はあったんですか。
和田さん「いえ。未経験です。(キャストの)ほとんどの方が未経験でした。」
—テニミュで一番つらいことは何ですか?
和田さん「やっぱり、踊りながら歌うのが一番キツイです(笑)」
—試合の途中でポーズを決めながら解説セリフが入ったりしますが、そのタイミングはどのように合わせているんですか。
和田さん「場所もタイミングも全て決まっています。いろんなことを考えながら演じるので、結構難しいです。最初は苦労しました。」
—小越さんは主役ということでプレッシャーがあったと思いますが。
小越さん「1stシーズンというものがあって、当然、今まで歴代で演じられてきた方々がいらっしゃるので、観に来ていただいたお客様の期待は裏切れないというプレッシャーはありました。でも、自分にしかできないものを作っていくんだというのが常に頭にあったので、プレッシャーがないわけではないんですが、思い詰めたりすることは無かったです。」
—お客さんの前で、初めて「まだまだだね。」と言ったときの気持ちはいかがでしたか?
小越さん「何て言うんですかね(笑) 変な感じでした。自分がこれだ!と思っていたリョーマで、セリフを言った時は、今、リョーマになったんだな、と思いました。」
—役作りについてなんですが、テニミュの場合は、キャラクター自体はすでに完成しているので、普通の舞台と違って、役を作っていくというより役に入っていくという感じなんでしょうか。
和田さん「最初はそうだったと思います。如何にキャラクターに近づいていくか。でも、ある時点から、自分の中で「あ!もっと、こういうこともできるじゃないか」というものを発見できるんです。そうすると、役に入り込んでいくことから一段階上がって、より自分らしいキャラクターに近づく、という感じです。」
小越さん「最初は考えますね。原作があって、キャラクターがあって、ファンの方々が考えるキャラクター像があって、僕から見たリョーマはこれだと思って演じたものに、同じように感じていただける方もいれば、そうではない方もいて。でも、演じていくにつれて、だんだん視野が広がっていって、(リョーマは)こんなこともするんだろうなと思えるようになって、もっとこうしてみようとか、今は逆にキャラを引き寄せている感じです。」
—今やられている役以外で演じてみたいキャラはいますか?
和田さん「立海大付属の幸村部長ですね。個人的に好きなので、いつかやってやろうと思っています(笑)」
小越さん「立海大付属の仁王をやってみたいんですけど、真逆のキャラでいくなら、四天宝寺の遠山金太郎とか、すごい元気な役もやってみたいなと思います。」
—和田さんは手塚部長ということで非常にストイックな役ですが、もっと、感情を出した演技をしたくなりませんか?
和田さん「ガッツポーズをしたいですね(笑) 物足りないというか、気持ちでは(ガッツポーズを)やっていますけど。体で表現できるキャラクターではないので。(小越さんを見て)彼もそうですよね。」
小越さん「ベンチでみんなが「ヨッシャー!」と言っているのを見ると、自分もやりたくなります(笑) 」
和田さん「なるよね。」
—それぞれキメポーズがありますが、ポーズをする時にどういう点に注意していますか。
和田さん「キャラクターらしく、というのが一番です。僕らの役は、左利きの設定なんですが、右手の出し方とか、構え方とかでも、キャラクターの力強さとか繊細さとかを表現できるので、みんな自分で研究し始めますね。」
—ポーズの研究のために、大型の鏡を買ったりとかはされたんですか。
和田さん「大型の鏡が置けるような部屋に住みたいです(笑)」
—小越さんは、リョーマくんの癖が日常生活に出たりしませんか。
小越さん「そうですね。雑誌の取材で、浴衣姿で和傘を持って写真に映っているんですけど、(傘の)持ち方がラケットを持つような感じになっていたらしくて、(その雑誌を)読んだ方から「テニミュになってない?」と言われたことがあります(笑)」
—和田さんはいかがですか?
和田さん「多々ありますよ。「勝負」とか「勝ち負け」とか言葉に反応しちゃいますね。あと、電車の中でテニスラケットを持っている人を見ると目に入ってしまったり、寝ても覚めてもというかんじです。」
—演じる時に一番気をつけている所作は何ですか。
小越さん「帽子の持ち方ですね。指の添え方とか、指をどうしたらキレイに見えるかを考えます。」
和田さん「役が左利きなので、物を取る時とか、ファスナーを上げる時とか、襟を直すとか、そういう細かいところに結構気を使いますね。演技になれるまで、箸を左手で使ったりもしました(笑)」
—テニミュの舞台ではいろいろと仕掛けがありますが、演じる側として、面白いと思って演出はありますか?
和田さん「ボールに見立てた光ですね。本当に自分が打っているような錯覚になってしまうんです(笑) 照明さんが、一球一球動かしてくれるんですけど、自分が左に打ちたいなと思うと、左に動かしてくれますし(笑) 」
—打つ時の音は、音響の方が合わせて出してくれるんですか?
和田さん「音は、基本的に曲の中に組み込まれているのがほとんどです。だから、絶対に間違えられないです(笑) 」
—え!そうなんですか。音響さんがタイミングを合わせてくれているのか、ラケットの中にスイッチでもあるのかと思っていました。
和田さん「自分で押したら音が出るみたいな感じですか(笑) だったら楽なんですが。」
—小越さんはいかがですか。
小越さん「今回の氷帝戦から映像が流れるになったんですが、それは感動しました。」
—最後にファンの皆さんへメッセージをお願いします。
小越さん「11月に「Dream Live」という、舞台とは違った、お客さんも最初から最後まで盛り上がれるコンサートをやります。僕たちも(「Dream Live」を)見たことしかないので、実際にやるとなると、どんな風になるのかわからないんですが、僕たちも全力で楽しんでやっていくので、皆さんも一緒に、楽しんでいただけたらと思います。」
和田さん「僕らは、まだまだこれから青学らしくなれる部分も多々あると思っています。これから、もっと完成形に近くなって、「彼らじゃないと青学はいやだ」と言われるくらい青学らしくなりたいなと思います。よろしくお願いします。」
—ありがとうございました。
ミュージカル『テニスの王子様』公式サイト
http://www.tennimu.com/
シングルCD「Jumping up!High touch!」全4タイプ 9月28日(水)発売
Type A 
DVD付初回生産限定盤
【CD】「Jumping up!High touch!」全員ver. 青学ver.他
【DVD】「Jumping up!High touch!」PV/メイキング映像

Type B 
通常盤 【CD】「Jumping up!High touch!」全員ver. vs 不動峰ver.他

Type C 
通常盤 【CD】「Jumping up!High touch!」全員ver. vs 聖ルドルフ・山吹ver.他

Type D 
通常盤 【CD】「Jumping up!High touch!」全員ver. vs 氷帝ver.他

発売元:株式会社ティー ワイ エンタテインメント   
販売元:キングレコード株式会社
TypeA:¥1,800(税込)/TypeB~D:各¥1,000(税込)
ミュージカル『テニスの王子様』 コンサートDream Live 2011

神戸:2011年11月5日(土)・6日(日)   神戸ワールド記念ホール
横浜:2011年11月12日(土)・13日(日)  横浜アリーナ
チケット料金:6,000円(全席指定/税込)
一般発売開始:2011年10月2日(日)10:00~
(C) 許斐 剛/集英社・NAS・テニスの王子様プロジェクト 
(C) 許斐 剛/集英社・テニミュ製作委員会


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