セバスチャン・スタン主演×A24製作の注目作『顔を捨てた男』、7月11日より日本公開!“顔”をめぐる不条理スリラーが投げかける、アイデンティティと人間性

A24製作×セバスチャン・スタン主演の最新作**『顔を捨てた男』(原題:A Different Man)**が、2025年7月11日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で公開されます。容姿にコンプレックスを持つ俳優志望の男が、整形手術を受けて人生を一変させたはずが、自分の“かつての顔”を持つ男の登場で運命が大きく狂い始める——。

「アイデンティティ」「容姿と承認欲求」「他者との向き合い方」といった、現代を生きる誰もが抱えるテーマを、スリラー的な緊張感とブラックユーモアを交えて描く注目の一作です。


■STORY:顔を変えた男の前に現れた“かつての自分”——

顔に極端な変形を抱えながら、俳優を夢見るエドワード(セバスチャン・スタン)。自己肯定感を持てずに生きてきた彼は、ある日思い切った“顔面整形手術”を受け、別人のような容姿を手に入れる。

俳優としての道も開け、人生が順風満帆に思えたその矢先、彼の前に現れたのは──かつての自分の顔にそっくりな、社交的で魅力的な男・オズワルド(アダム・ピアソン)だった。

一体オズワルドは何者なのか?エドワードの“新しい人生”は、この再会によって歪んでいく……。


■“顔”を通して描かれる、もうひとつの自分

🎭 アダム・ピアソンという奇跡のキャスティング

オズワルド役には、神経線維腫症の当事者であり、BBCやTEDxなどでも活躍するイギリス出身の俳優アダム・ピアソンが出演。『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』での映画デビュー以来、インディペンデント映画界で強い存在感を放ってきたピアソンは、本作の中心人物オズワルドに“リアルな説得力”をもたらしています。

監督のアーロン・シンバーグも「彼がいなければこの映画は存在しなかった」と語るほど、その存在感は本作の核心に。ピアソンは本作で第59回 全米批評家協会賞、ゴッサム・アワードほか多数の助演男優賞にノミネートされるなど、世界的にも高く評価されています。


■本編映像&場面写真解禁:「I Wanna Get Next to You」が象徴する心の葛藤

新たに公開された本編映像は、カラオケバーでオズワルドがローズ・ロイスの名曲「I Wanna Get Next to You」を歌う印象的なシーン。堂々と人前で歌うオズワルドに対し、その様子を複雑な表情で見つめるエドワードの姿が映し出されます。

自分の過去の顔に似た男が、自分よりも魅力的に他人から好かれていく――。
その**“嫉妬と焦燥”“喪失と自己否定”**が交錯する場面は、まさに本作のテーマを凝縮する瞬間です。

📸 同時公開の場面写真では、セバスチャン・スタン演じるエドワードの感情が揺れ動く表情が切り取られており、彼の“内面の戦い”がビジュアルからも伝わってきます。


■監督アーロン・シンバーグの挑戦:「他者の視点を揺さぶりたい」

監督・脚本を務めたのは、前作『Chained for Life』でもアダム・ピアソンとタッグを組んだアーロン・シンバーグ。本作について彼は次のように語っています。

「この映画は、アイデンティティの曖昧さ、見た目への社会的な視線、自己と他者の境界を描いています。観客が“他者をどう見るか”という意識そのものが、揺さぶられていけばと願っています」

彼のフィルモグラフィーの中でも、最も挑戦的かつ大胆なテーマに踏み込んだ本作は、“表層”と“本質”の狭間にあるものを、我々に静かに問いかけてきます。


🎬映画『顔を捨てた男』作品情報

項目 詳細
邦題 顔を捨てた男
原題 A Different Man
公開日 2025年7月11日(金)より全国公開
監督・脚本 アーロン・シンバーグ
出演 セバスチャン・スタン、アダム・ピアソン、レナーテ・レインスヴェ
製作 A24
上映時間 112分
映倫区分 PG-12
配給 ハピネットファントム・スタジオ
公式サイト happinet-phantom.com/different-man
コピーライト © 2023 FACES OFF RIGHTS LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

コメント

タイトルとURLをコピーしました