【STORY】
人生は一冊の本に似ている―――。敏腕編集者のアラン(ギョーム・カネ)は電子書籍ブームが押し寄せる中、なんとか時代に順応しようと努力していた。そんな中、作家で友人のレオナール(ヴァンサン・マケーニュ)から、不倫をテーマにした新作の相談を受ける。内心、彼の作風を古臭いと感じているアランだが、女優の妻・セレナ(ジュリエット・ビノシュ)の意見は正反対だった。そもそも最近、二人の仲は上手くいっていない。アランは年下のデジタル担当と不倫中で、セレナの方もレオナールと秘密の関係を結んでいる。
【以下プレスリリース文掲載】
ジュリエット・ビノシュ、ギョーム・カネ、ヴァンサン・マケーニュなどフランスを代表するスターが出演する、名匠オリヴィエ・アサイヤス監督最新作
『冬時間のパリ』(12/20(金)Bunkamuraル・シネマほか全国順次ロードショー)の本編映像を解禁致します。
敏腕編集者のアラン(ギョーム・カネ)は電子書籍ブームが押し寄せる中、なんとか時代に順応しようと努力していた。そんな中、作家で友人のレオナール(ヴァンサン・マケーニュ)から、不倫をテーマにした新作の相談を受ける。内心、彼の作風を古臭いと感じているアランだが、女優の妻・セレナの意見は正反対だった。そもそも最近二人の仲は上手くいっていない。アランは年下のデジタル担当と不倫中で、セレナの方もレオナールの妻で政治家秘書のヴァレリーには内緒で彼と秘密の関係を結んでいる。時の流れと共に、変わりゆくもの、変わらないもの――それは何?
本作はウッディ・アレン作品を思わせる洒脱なラブストーリーで、オリヴィエ・アサイヤス監督の新境地ともいえる作品。魅力的な冬のパリを背景に、迷える二組の夫婦の愛の行方と紙からデジタルへと移り行く出版業界の今を巧みに共鳴させつつ、洗練された会話とユーモアで活写していく。
出演は、先ごろ発表された第32回ヨーロッパ映画賞にて名誉賞にあたる国際的貢献賞を受賞し、まさにキャリアの円熟期を迎える大女優ジュリエット・ビノシュや、監督としても活躍するギョーム・カネ、ポスト・ジェラール・ドパルデューと称される『女っ気なし』のヴァンサン・マケーニュ、人気コメディエンヌのノラ・ハムザウィ、そして『木と市長と文化会館』で主演を務めたパスカル・グレゴリーが、思わずニヤリとさせられる役どころで出演する。
この度、解禁する本編映像はジュリエット・ビノシュ演じる女優のセレナと不倫相手である作家のレオナールとの密会シーン。レオナールはセレナとの不倫を小説にしているが、二人がデートで観に行った映画についてセレナが文句をつけはじめる。実際は「スターウォーズ/フォースの覚醒」を観ていたのに、小説ではミハエル・ハネケ監督の「白いリボン」を観たことになっていたのだ。セレナに「あなたは自分をインテリな男に見せたいだけよ」とずばり突っ込まれて、たじたじとなるレオナール。「これ以上、事実を曲げないで」と怒るセレナだが、何を隠そう二人の不倫が書かれた小説を刊行するのは、彼女の実の夫である編集者アランなのだ! しかし、そんなアランも若いデジタル担当と浮気をしていて……!?冬のパリで、一冊の本の出版をめぐる二組の夫婦の恋模様はこんがらかって、もつれていく。はたして、彼らの愛の行方は――?
本作について「互いの関係に新たな意義を見出し、受け入れ合う夫婦を語りたいと思った」と語るアサイヤス監督は、洗練された会話劇と温かいユーモアで、大人の恋を描き出す。フランス流ユーモアで『スターウォーズ』ネタを繰り出した本作は奇しくも『スターウォーズ』と最新作と同日に公開される。
監督・脚本:オリヴィエ・アサイヤス『夏時間の庭』『アクトレス 女たちの舞台』
撮影監督:ヨリック・ル・ソー『ミラノ、愛に生きる』
製作:シルビー・バルト『COLDWAR あの歌、2つの心』、シャルル・ジリベール『パーソナル・ショッパー』
出演:ジュリエット・ビノシュ、ギョーム・カネ、ヴァンサン・マケーニュ、クリスタ・テレ、パスカル・グレゴリー 2018年/フランス/フランス語/107分
原題:Doubles Vies 英題:Non-Fiction
日本語字幕:岩辺いずみ
協力:東京国際映画祭
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本 配給:トランスフォーマー http://www.tr
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