『Gears of War: Judgment』メディア向け先行体験会レポート Text by ジャンクハンター吉田

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『Gears of War』の最新作が発売されると聞いて、実は正直あまりピンときていなかった。三作目がオンラインマルチ含め、随分とユーザーが求める部分を付加した上での完成形に近づいていたことから、大半のプレイヤー諸君らは筆者も含め満足していたように思えた。しかも今回は四作目なのにナンバリングタイトルではなく、スピンオフな世界観なので、やっつけで作った感を勝手に抱いてしまい(『Halo』シリーズでもやっていたからね)個人的マイナス要因だった。「これはきっと……マイクロソフトの商売上手なフランチャイズ戦法なのか?」と思い、ぶっちゃけノーマークなXbox 360専用タイトルだった。

しかし、それらは全て前言撤回!!!

今回、『~ジャッジメント』の先行プレイが出来るという事で、厳しい目線でプレイさせてもらったのだが……想像していたのとは全く違い、手抜き工事などで作られた内容ではなかったのだ!むしろ、オンラインマルチが以前よりも激アツな展開になっており、同行したエンタジャムのスタッフら3名でボイスチャットしながらプレイしたのだが、迂闊にも全員夢中になってしまい、約5時間ほどノンストップで遊んでしまった。ちなみに、3人共に一致した意見は「もっと遊びたかった……」。我々を熱狂させるマルチプレイは相変わらず中毒性高く、再び『Gears~』の虜になってしまったわけだ。

まず、シングルプレイのキャンペーンモード。物語は『Gears~』一作目の前日譚なエピソード0であるため、今までのシリーズを遊んだことのない新規ユーザーでも“一応”楽しめるだろう。なぜ“一応”と称しているのか? まぁ、シナリオ自体が過去三作で描かれていなかったデーモン ベアードと、コール トレインことオーガスタス コール率いる 「キロ部隊」の戦いであるため、初めて『Gears~』シリーズを触れる人には少々戸惑いを感じるかもしれない。逆にこのエピソード0の世界観にハマってしまえば、シナリオが抜群に面白い既発の三作を堪能してみるのもアリかと。4人協力プレイも可能なので初心者の方は、オンライン上で上手い人と部隊を組んでナビゲーションしてもらうと物語は進めやすいはず。さらに、キャンペーンの過程で重要な情報を入手すると、より難度の高いシナリオや実績がアンロックされるシステムが採用されている。

次にオンラインマルチプレイヤーモード。マイクロソフトにてプレイしたモードは“OverRun”、“Team Deathmatch”、“Free-For-All ”、“Domination”の4つ。中でも一番夢中にさせてくれたのは”OverRun”だった。本作から搭載されたこのモードはプレイヤーたちが、人間側のCOG軍、地底生物側のローカスト軍と5対5に分かれて、COG軍とローカスト軍が途中で入れ替わるゲームデザイン。COG軍は自軍でローカストを封印している穴などを守り抜かねばならない。ローカスト軍は封印を守り抜こうとしている人間たちを皆殺しにしつつ、張り巡らされたバリケードを破壊して奥まで進んでいき、封印を解くのが目的。

もうね、圧倒的にローカスト軍でプレイする方が断然楽しいんですよ!COG軍は常に守りを固めて、ローカストホールの封印を破りに来るクリーチャーたちを迎え撃たなければならないので少々フラストレーションが溜まってしまう。そういうゲームデザインだから仕方ないのだが、無人攻撃をしてくれるタレットを設置しても少々心もとないし、「マルツァ」なるセミオート式ライフルで高台からのスナイピングも有効だけど……いかんせん弾切れが早い。そうなると必然的に使用するキャラクターはチェーンソー付の突撃銃ランサーで局地的な防御に徹する率が圧倒的に高まる。 

一方、ローカスト軍は最初に爆弾を背負った、ちっこくて素早いティッカーで自爆テロを仕掛け、バリケードを破壊しまくった後は、様々なキャラクターで攻め込むと制圧しやすい。ローカスト軍だけの特徴は、敵を倒すとそれに応じたポイントが貰え、一定数貯めるとご褒美として強いクリーチャーたちがアンロックされていくのだ。簡単な攻略としては、ローカストホールへもティッカーでスニーキングしながら近づき自爆すれば大ダメージを与えられるので、上手くやればたった4回ほどの自爆行為で陥落させられる。過去作ではHordeモードやビーストモードで散々遊びまくったが、この”OverRun”を堪能してしまうと、あれらのモードはストレスだけが溜まるような気がして……もう戻れそうにない。

ちなみに“Free-For-All ”などの人間同士で行なうデスマッチの場合、個人的に中距離射程からの射撃が可能な新武器「マルツァ」がとても強くて使いやすかった。隠れたポジションからスコープ使ってスナイピングも可能だし、盾を入手すればスコープ覗いての射撃は出来ないけども、その盾でディフェンスしながら相手へ近づき、セミオート式の利点を活用するべく、ポインター箇所へ直接素撃ちして何人も殺しまくれる状況であったから個人的には本作の武器ではマルツァ押し! 盾+マルツァの組み合わせはマルツァ自体が中距離ライフルでもあることから攻撃力が高いため、盾を装備して走れずにいる動きの鈍いこちら側へランサーで突撃してくる輩たちが多かったが、それは飛んで火に入る夏の虫とばかりに正面からでは殆ど無敵に近いぐらい迎撃しまくれたことを追記しときます!

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『Gears of War: Judgment』
発売元:    日本マイクロソフト
開発会社:Epic Games, Inc. / People Can Fly
発売予定日:2013 年 3 月 21 日 (木)
通常版価格:7,140円 (税込)
数量限定版価格:7,980円 (税込)
(Xbox LIVE ゴールド メンバーシップ同梱)
CERO レーティング:Z (18 才以上のみ対象)
ジャンル:シューティング (TPS)

【ゲーム追加コンテンツ 概要】
『Gears of War: Judgment』VIP シーズンパス
配信予定日 : 2013 年 3 月 21 日 (木)
価格 : 1600 マイクロソフト ポイント
概要 :「VIP シーズンパス」は、発売後配信を予定しているマルチプレイヤー マップ、追加ゲーム モード、そして限定武器スキンと限定アーマースキンを入手できます。また、「VIP シーズンパス」には獲得した経験値 (XP) が永久に倍になるブーストでレベルアップできるほか、マルチプレイヤー マップに先行アクセスできる機能も含まれます。

「VIP シーズンパス」に含まれる内容 :
マルチプレイヤー マップ 6 種
追加ゲーム モード 2 種
限定武器スキン 5 種
限定アーマースキン 4 種
追加武器スキン
追加アーマースキン
経験値 (XP) 永久 2 倍ブースト
マルチプレイヤー マップ 先行アクセス

備考 :「VIP シーズンパス」は Xbox LIVE マーケットプレースからご購入可能で、各ゲーム追加コンテンツは各配信日に入手できます。「VIP シーズンパス」および各ゲーム追加コンテンツをダウンロードするためには、Xbox LIVE メンバーシップが必要です。「VIP シーズンパス」および各ゲーム追加コンテンツのデータ必要容量は未定です。「VIP シーズンパス」に含まれる各ゲーム追加コンテンツを別途購入されると二重購入となりますのでご注意ください。すべての機能を使用するためには Xbox LIVE ゴールド メンバーシップが必要です。本情報は予告なく変更となる場合があります。

公式HP:www.xbox.com/GearsJudgment

(C) 2013 Microsoft Corporation. (C) 2013, Epic Games, Inc. All rights reserved. Epic, Epic Games, the Epic Games logo, Gears of War, Gears of War: Judgment, and the Crimson Omen logo are trademarks or registered trademarks of Epic Games, Inc. in the United States of America and elsewhere.















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