【以下プレスリリース文掲載】
11月19日に株式会社ポケモンから『ポケットモンスター』シリーズの新作、『ブリリアントダイヤモンド 』『シャイニングパール 』が発売される。CGの 制作をするの はアニメ『ラブライブ!』やPS3の『ゴジラ-GODZILLA-』を手掛けた株式会社イルカ(以下ILCA)が担当している。
本作は2006年に Nintendo DSで発売された『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』のリメイク作品。
先日、株式会社ポケモン本社にて先行プレイの機会をいただけたので、リアルタイムに遊んだ編集長の畑が生まれ変わった本作の感触をお伝えする。
■畑の先行インプレッションレポート
思い起こすと『ポケモン ダイヤモンド・パール』が発売されたときって高校生くらいだったと思う。
当時は『ポケモン ダイヤモンド・パール』をスルーして、ようやく遊んだのは2008年の『ポケットモンスター プラチナ』から。周りとかなり遅れてのスタートではあったものの、それなりに楽しく遊んだ記憶がある。この作品に登場したシロナは今でも人気キャラトップ10に入っているらしいし、 『ポケットモンスター プラチナ』ではジムリーダーから四天王まで目を丸くするほど難しかったものだから個人的にも思い出深いタイトルだった。
そんな作品が15年ぶりにリメイク(僕にとっては13年ぶり)されるというのだから楽しみでしゃーない。しかもポケモン本社でやらせてもらえるというのだから光栄の極み。
すまんな、諸君。
起動したときに現れたフィールド画面。2等身のデフォルメされた主人公キャラを見たときの感想を率直に話すと「あぁこれこれ。こんなもん」というあっさりしたもの。バトル時には4~5等身 のキャラクターになって生き生きとした表情、動きを魅せてくれる。
最近はリメイクすると別ゲームのように生まれ変わらせるのが一種のムーブメントになっているけれど、『ポケモン ダイヤモンド・パール』のときは 二 頭身のキャラを平面マップ上で動かすゲームだったのだからこれでいい。むしろ初期作品から遊んでいるおっさんにとってこの見下ろし型のマップのほうがポケモンらしくていいのと、マップがわかりやすい。ネット上では色々意見が出ていたけど、ニンテンドーDSのリメイク前の作品をプレイしていた身からするとさほど気にならない。
加えて、この見下ろし型のマップでも遠くのエリアがぼやけて表示されるといった遠近感を出す工夫を凝らしていて感心した。
ニンテンドーDSの下画面で使えた便利アプリ、ポケッチはコントローラーのRボタンで呼び出して、 Rスティックの押し込みでアプリを切り替えることができる 。ほすうカウンターやけいさんきはマウスカーソルのように表示されるものを 左 スティックで操作して使用。ちなみに、携帯持ち で遊ぶと、当時と同じようにタッチパネルで操作可能だ。
もちろん、ジムバッジ一覧を見たときのバッジ磨きや、叩いたときの音色も当時と同じように再現されている。むしろ、これができなかったらボロクソにぶっ叩いていた。というのはさておき、当時の思い出となっていた要素は今回の試遊で軽く触っただけ出てもかなり大切に再現されており、かなりの好印象を抱いた。またこれを使った演奏動画が上げられることを切に願う。
今回の試遊ではヒカリとタッグを組んでギンガ団 したっぱ2名を倒すダブルバトルからスタート。
その後は(媒体的に)なんとなくロストタワーに行きたくなったので、自転車で向かう。
バトルに関しての所感を話すと切り替えはスムーズでストレスに感じることはないのだけど、トレーナーとのバトル開始時には、旧作と同じようにしたのか双方のトレーナーが静止した状態で表示される。
また、今回のバトルでは急所に当てたらその後に「〇〇はほめてもらおうと 狙って 技を 急所に 当てた!」、技を回避すると「○○の掛け声にあわせて 技を よけた!」、ピンチ状態に陥ると「○○は ちょっとピンチで なきそう……」 というメッセージが出てくる。こういったポケモンの状態を知らせるメッセージが出るとポケモンの頭上にハートマークなどが浮かび、その他にもターンが終了すると「〇〇はトレーナーの指示を待っている」といったメッセージも出てくる。
旧作でもあったコンテストはリズムゲーム形式のように譜面を流れるノーツをタイミングよくボタンを叩き、技 を使用してアピールするというものになっていた。『ポケットモンスター ルビー・サファイア』や旧作の『ポケモン ダイヤモンド・パール』のころと比べると随分戦略性が減ったように思うがこれはこれで簡略化されて遊びやすくなったと思う。
もしかしたらバトル用とは別にコンテスト用のポケモンを育てる手間が省けたのかもしれない。
あと、どうでもいい余談なんだけど、ロストタワーを巡っているときに、ノーマル技やかくとう 技 はゴーストタイプに通用しないのに、明らかに物理技の「かえんぐるま」が通るのは摩訶不思議だとおもう。そしてポケモンを追悼する場所でポケモンだいすきクラブのトレーナーが勢いよくプレイヤーに向かってバトルを挑むのはサイコパスかなんかじゃなかと思うって。それはそれで面白いんだけどね。
今回は2時間ほどの体験で深い部分までを触ることはできなかったが、遊んでいた当時を思い出せる懐古的な内容になっていて満足できた。『ポケットモンスター ソード・シールド』から入ったプレイヤーもこのスタイルのポケモンは新鮮に感じるんじゃないかと思う。
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