ベルリン最優秀女優賞パウラ・ベーアに注目 映画『水を抱く女』冒頭映像解禁!

 

【STORY】

ベルリンの都市開発を研究する歴史家ウンディーネ。彼女はアレクサンダー広場に隣接する小さなアパートで暮らし、博物館でガイドとして働いている。恋人のヨハネスが別の女性に心移りし、悲嘆にくれていたウンディーネの前に、愛情深い潜水作業員のクリストフが現れる。数奇な運命に導かれるように、惹かれ合うふたりだったが、次第にクリストフはウンディーネが何かから逃れようとしているような違和感を覚え始める。そのとき、彼女は自らの宿命に直面しなければならなかった・・・。

官能的なバッハの旋律にのせて、繊細に描写されるミステリアスな愛の叙事詩。

 

【以下プレスリリース文掲載】

 

ベルリン国際映画祭銀熊賞(監督賞)を受賞した『東ベルリンから来た女』をはじめ、『あの日のように抱きしめて』『未来を乗り換えた男』などで知られるドイツを代表する名匠クリスティアン・ペッツォルト監督の最新作

『水を抱く女』が、いよいよ3月26日(金)より新宿武蔵野館、アップリンク吉祥寺ほかにて全国順次公開となります!

 

『東ベルリンから来た女』などドイツの歴史を描き、社会派として知られる名匠ペッツォルト監督が、新作のモチーフに選んだのは“水の精”。「愛する男に裏切られたとき、その男を殺して、水に還らなければならない」という切ない宿命を背負った女の物語を、現代都市ベルリンに幻想的に蘇らせ、第70回ベルリン国際映画祭・銀熊賞(最優秀女優賞)と国際映画批評家連盟賞(FIPRESCI賞)をW受賞。

妖艶な主人公ウンディーネを演じたのは『婚約者の友人』のフランソワ・オゾン監督や『ある画家の数奇な運命』のフロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク監督など名匠から愛されオファーが絶えない若き実力派パウラ・ベーア。 2020年、本作にて第70回ベルリン国際映画祭・銀熊賞(最優秀女優賞)を獲得。 過去には寺島しのぶさん(第60回『キャタピラー』)黒木華さん(第64回『小さなおうち』)が同じ銀熊賞(最優秀女優賞)を受賞し、我々日本人にも馴染み深い賞だが、今年から映画祭が性別による賞を廃止したため、パウラ・ベーアが最後の「最優秀女優賞」受賞者となった。

 

この度、そのパウラ・ベーア演じるウンディーネが突然恋人ヨハネスから別れを告げられ、戸惑いながらも「私を捨てたら殺すわよ」という意味深な言葉をぶつける本作冒頭シーンの映像が解禁となりました!

 

 

ウンディーネが働く博物館の傍にあるカフェ。恋人ヨハネスから別れ話を切り出され、彼がコーヒーを取りに行っている間、思わず涙をながすウンディーネ。席に戻ってきたヨハネスに「私を愛しているはず。永遠に」と話しかけ「行っちゃダメ」と席を立とうとする彼を引き留めようとする。しかし心ここにあらずのヨハネスの様子に戸惑いを隠せないウンディーネは、ついに「私を捨てたら殺すわよ」「分かってる?」と意味深な言葉を投げかける・・・。

男女の別れ際のリアルなやりとりに引き込まれる場面だが、強気な言葉とは対照的に、ウンディーネの表情には明らかに動揺が感じられ、その胸の内のざわめきがスクリーンを通して観客に伝わってくるほど。その感情の機微を淡々とした言葉のやりとりに滲ませるパウラ・ベーアの演技力が光り、余韻を残すシーンとなっている。

前作『未来を乗り換えた男』に続き、パウラ・ベーアをヒロインに起用したペッツォルト監督は「パウラ・ベーアは非常に若い女優ですが、他の人が歳をとってからしか経験できないようなことを表現することが出来る」と絶賛。このあとパウラ・ベーア演じるウンディーネと恋人の関係はどうなるのか、そして彼女の切ない宿命の行方はぜひスクリーンで。

 

 

監督・脚本:クリスティアン・ペッツォルト 『東ベルリンから来た女』『未来を乗り換えた男』

出演:パウラ・ベーア『婚約者の友人』『ある画家の数奇な運命』、フランツ・ロゴフスキ『希望の灯り』『ハッピーエンド』、マリアム・ザリー『未来を乗り換えた男』、ヤコブ・マッチェンツ『5パーセントの奇跡 嘘から始まる素敵な人生』

【2020年/ドイツ・フランス/ドイツ語/90分/アメリカンビスタ/5.1ch/原題:Undine/日本語字幕:吉川美奈子/ 配給:彩プロ】

© SCHRAMM FILM / LES FILMS DU LOSANGE / ZDF / ARTE / ARTE France Cinéma 2020

Twitter@undineeiga   undine.ayapro.ne.jp

コメント

タイトルとURLをコピーしました