映画『悪夢の系譜【4Kデジタル修復版】』日本劇場初公開決定|カルト・サスペンスホラーの名作がスクリーンに蘇る

長らく視聴困難だった唯一無二のカルト・サスペンスホラー映画『悪夢の系譜【4Kデジタル修復版】』の日本劇場初公開が決定し、あわせて予告編が到着した。

「『シャイニング』に匹敵するような映画はほとんど存在しない――。唯一の例外があるとすれば、この『悪夢の系譜』だろう。」
――クエンティン・タランティーノ

静寂の屋敷の奥で、家系に刻まれた“秘密”が蠢き出す――。予測不能な狂気の映画体験が、日本のスクリーンに初めて登場する。


日本劇場初公開となるカルト・サスペンスホラーの名作

1970年代後半から80年代にかけて、オーストラリア映画界では低予算ながらも大胆な表現とジャンル横断的な作品群が次々と誕生し、国際市場で独自の存在感を放ってきた。『パトリック』(1978)や『ロング・ウィークエンド』(1978)、そして『マッドマックス』(1979)といった名作が生まれた潮流の中でも、特異な輝きを放つ作品として語り継がれてきたのが『悪夢の系譜』である。

監督トニー・ウィリアムズは、センセーショナルな表現が競われる同時代において、観客の心理に静かに侵入する“じわじわとした恐怖”を追求。本作を最後に長編劇映画から離れたものの、その一作が放つ“孤高の恐怖”は後年になって世界の映画作家や批評家から高く評価されるようになった。


クエンティン・タランティーノも称賛する“孤高の恐怖”

本作は、後年の再評価によって世界的なカルト的支持を獲得。クエンティン・タランティーノ監督が「『シャイニング』に最も近い映画」と語ったことでも知られ、その存在感は映画史の中で確かな位置を築いている。

音楽を担当したのは、電子音楽のパイオニアとして知られ、『アングスト/不安』(1983)のサウンドトラックも手がけたドイツ出身の音楽家クラウス・シュルツェ。映像の静けさと呼応するスコアは、“不可視の恐怖”を増幅させる存在として、本作をカルト的名作へと押し上げている。


日本オリジナルポスター&予告編が到着

日本での初の劇場公開にあわせ、日本オリジナルのポスタービジュアルと予告編が公開された。

ポスターでは、一族が代々所有してきた田舎の屋敷〈モンクレア〉を相続した主人公リンダ(ジャッキー・ケリン)が、白い角砂糖をピラミッド型に淡々と積み上げる異様な光景が描かれている。キャッチコピーは「受け継いだのは、忌まわしき〝秘密〟」。

予告編では、屋敷内の廊下に無表情の人々が等間隔で並ぶ光景から始まり、母の遺産を相続したリンダが屋敷を訪れ、日記に記された不可解な現象や奇怪な出来事に直面していく様子が描かれる。「この屋敷には邪悪な“何か”がある」という言葉とともに、不気味な存在の気配が強調され、予測不能な恐怖体験を予感させる映像構成となっている。


予告編(YouTube)


日本劇場初公開情報

『悪夢の系譜【4Kデジタル修復版】』は、
4月17日(金)より、シネマート新宿、池袋HUMAXシネマズほかにて日本劇場初公開される。


STORY

リンダ(ジャッキー・ケリン)は、疎遠だった母の死をきっかけに、一族が代々所有してきた田舎の屋敷〈モンクレア〉を相続する。現在は高齢者向けの養老院として使われているその建物に到着した矢先、入居者のひとりが浴槽で溺死しているのが発見され、屋敷は不穏な空気に包まれる。
残されていた母の日記を読み始めたリンダは、母がこの家に潜む“何か”の存在を疑っていたことを知る。次々と積み重なる謎、屋敷にうごめく説明のつかない気配、そして誰も信じてくれない孤独。リンダはモンクレアに隠された一族の秘密と、屋敷で続いてきた不可解な死の真相に、否応なく向き合うことになる。


FESTIVALS

  • シッチェス・カタロニア国際映画祭 最優秀監督賞 受賞

  • ミストフェスト 特別監督賞 受賞

  • オーストラリア映画協会賞 最優秀編集賞 ノミネート


CREDIT

監督・脚本:トニー・ウィリアムズ
出演:ジャッキー・ケリン、ジョン・ジャラット、ジョルダ・ニコルソン
1982年/オーストラリア、ニュージーランド/英語/89分/カラー/1:1.85/5.1ch
原題:Next of Kin
ビデオリリース題:悪夢の系譜/日記に閉ざされた連続殺人の謎
配給:OSOREZONE
配給協力:シンカ
© 1982 Film House/SIS Productions

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