A24最新作『スマッシング・マシーン』が話題沸騰 日本人アーティスト・カズ・ヒロがアカデミー賞ノミネート

ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞受賞の注目作が日本公開へ

第82回ヴェネチア国際映画祭にて銀獅子賞(監督賞)を受賞した映画『スマッシング・マシーン』が、5月15日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開される。本作は、映画スタジオA24が製作を手がける話題作だ。

物語の舞台は、日本中を熱狂させた総合格闘技イベント〈PRIDE〉の創成期である1997年から2000年。伝説的格闘家マーク・ケアーの知られざる人生を描く〈実話〉の映画となっている。日本で“霊長類ヒト科最強”と称され、華々しい戦績を誇ったケアーが、キャリア初の敗北をきっかけに直面する葛藤と転落が描かれる。


ドウェイン・ジョンソンが挑む「無敵ではない」主人公像

主人公マーク・ケアーを演じるのは、プロレスラー“ザ・ロック”として一世を風靡し、ハリウッドを代表するスターとなったドウェイン・ジョンソン。2002年にHBOで製作された同名ドキュメンタリーに感銘を受け、自ら映画化権の獲得に動き、主演とプロデューサーを兼任している。

本作では、これまでの〈無敵のヒーロー〉像を封印し、強靭さの裏にある繊細さや脆さを表現。20年以上の俳優キャリアで初となるゴールデングローブ賞主演男優賞(ドラマ部門)ノミネートを果たした。


ベニー・サフディ初の単独長編監督作

監督・脚本を務めたのは、『グッド・タイム』『アンカット・ダイヤモンド』などで知られるベニー・サフディ。兄ジョシュ・サフディとの共同監督作で評価を高めてきたが、本作は初の長編単独監督作品となる。

そのデビュー作にして、世界三大映画祭のひとつであるヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞を受賞するという快挙を達成した。


エミリー・ブラントが演じる、ケアーを支える存在

ケアーの恋人ドーンを演じるのは、『オッペンハイマー』で第96回アカデミー賞Ⓡ助演女優賞にノミネートされたエミリー・ブラント。ドウェイン・ジョンソンとは、ディズニー映画『ジャングル・クルーズ』以来、2度目の共演となる。

自身も問題を抱えながら、栄光から転落していくケアーを最も近くで見守る存在として、息の合った演技を見せている。


日本人アーティスト、カズ・ヒロがアカデミー賞Ⓡノミネート

日本時間22日夜、第98回アカデミー賞Ⓡメイクアップ&ヘアスタイリング部門に『スマッシング・マシーン』がノミネートされたことが発表された。

本作でドウェイン・ジョンソンをはじめとするキャスト陣の特殊メイクを担当したのは、『ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男』(17)で日本人として初めて同部門を受賞したカズ・ヒロ率いるメイクアップチーム。ジョンソンの全身タトゥーを隠す処理や、特製のかつら、顔の特殊メイクなどを組み合わせ、撮影前には毎回約4時間をかけてマーク・ケアーの姿を作り上げたという。

エミリー・ブラントは、特殊メイク後のジョンソンについて「顔つきだけじゃなく、彼のまとうエネルギーも変わっていて感動した。その場の空気が一変したの」と語っている。


三度目のオスカー受賞なるか

本作が受賞となった場合、カズ・ヒロは『ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男』(17)、『スキャンダル』(19)に続く三度目のアカデミー賞Ⓡ受賞となる。ドウェイン・ジョンソンの変貌ぶりとともに、その結果に注目が集まる。

第98回アカデミー賞Ⓡの受賞結果は、日本時間3月16日(月)に開催される授賞式で発表予定だ。


カズ・ヒロ プロフィール

1969年5月25日、京都生まれ。ディック・スミスに手紙で教えを請い、独学で特殊メイクの技術を習得。黒澤明監督『八月の狂詩曲』などを経て、『メン・イン・ブラック』でハリウッドデビュー。
『ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男』で日本人初のアカデミー賞Ⓡ受賞を果たし、『スキャンダル』でも同賞を受賞。2019年に米国籍を取得し、辻一弘からカズ・ヒロに改名。


作品情報

監督・脚本:ベニー・サフディ
出演:ドウェイン・ジョンソン、エミリー・ブラント、ライアン・ベイダー、バス・ルッテン、オレクサンドル・ウシク ほか
2025年|アメリカ|原題:The Smashing Machine
上映時間:123分|字幕翻訳:佐藤恵子|映倫:G
配給:ハピネットファントム・スタジオ
©2025 Real Hero Rights LLC

公式HP:https://a24jp.com/films/smashingmachine/
公式X:https://x.com/A24HPS
ハッシュタグ:#スマッシング・マシーン

コメント

タイトルとURLをコピーしました