の長編映画デビュー30周年を記念し、『プッシャー3部作 4Kデジタル修復版』が2026年5月1日(金)より公開される。上映は新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で実施予定。あわせて、3部作の新ポスターおよび場面カットが解禁された。

本上映は〈北欧の至宝〉マッツ・ミケルセンの生誕60周年を祝う特別企画の一環として実施されるものであり、俳優としての原点となる作品群が4Kデジタル修復版としてスクリーンに帰還する。
伝説的犯罪映画『プッシャー』3部作が4Kで復活
本作は、ニコラス・ウィンディング・レフンが手がけた『プッシャー』シリーズ3部作。デンマーク映画史において高い評価を受け、世界中の映画ファンや批評家から支持を集めてきた犯罪映画の代表作だ。
コペンハーゲンの裏社会を舞台に、麻薬密売人たちの生き様を描いた本シリーズは、緻密な演出と独自の映像美学により、犯罪映画の新たな地平を切り開いた作品として位置づけられている。
今回の4Kデジタル修復版では、公開から30年の節目にあわせ、鮮明な映像で再上映される。
若き才能が交差した記念碑的作品
『プッシャー』(1996)は、当時24歳だったニコラス・ウィンディング・レフンの長編初監督作品であり、マッツ・ミケルセンにとっても長編映画デビュー作となる。
舞台俳優・ダンサーとして活動していたミケルセンは、本作で主人公の相棒トニー役を演じ、強い印象を残した。
続く『プッシャー2』(2004)では主人公に抜擢され、出所後の男の葛藤を描写。その演技により、デンマークのアカデミー賞にあたるロバート賞で最優秀主演男優賞を受賞し、俳優としての地位を確立した。
『プッシャー3』(2005)はシリーズ完結編として、麻薬王ミロの孤独と権力の衰退をテーマに描かれ、監督自身が「シリーズで最も好きな作品」と語る集大成となっている。
新ポスター&場面カットの内容
今回解禁されたビジュアルでは、裏社会に生きる男たちの人生を切り取った印象的なカットが並ぶ。
『プッシャー【4Kデジタル修復版】』では、若き密売人の危険性と緊張感を強調した場面が中心に構成。
『プッシャー2【4Kデジタル修復版】』では、裏社会から抜け出せない男の哀愁を、若きマッツ・ミケルセンが体現している。
『プッシャー3【4Kデジタル修復版】』では、麻薬王の孤独と衰退がにじみ出るビジュアルが展開されている。
作品情報
『プッシャー【4Kデジタル修復版】』
マッツ・ミケルセン長編映画デビュー作。
ニコラス・ウィンディング・レフン監督が24歳で手がけた犯罪映画。

あらすじ
麻薬密売人フランク(キム・ボドゥニア)は、相棒トニー(マッツ・ミケルセン)とともにドラッグを売りさばいていた。ある日、組織のボス・ミロ(ズラッコ・ブリッチ)から大量のドラッグを預かるが、取引中に警察の介入を受け、すべてを失ってしまう。
スタッフ
監督・脚本:ニコラス・ウィンディング・レフン
共同脚本:イェンス・ダール
キャスト
キム・ボドゥニア、マッツ・ミケルセン、ローラ・ドライスベイク、ズラッコ・ブリッチ
1996年/デンマーク/デンマーク語/110分/カラー/1:1.78/5.1ch/R15+/原題:Pusher
© 1996 Zentropa Entertainments3 ApS
『プッシャー2【4Kデジタル修復版】』
ロバート賞 最優秀主演男優賞(マッツ・ミケルセン)受賞作。

あらすじ
出所したトニー(マッツ・ミケルセン)は父の仕事を手伝う中で、自身に子どもがいることを知る。更生を決意するも、再び麻薬取引に関わり失敗。借金を抱え、裏社会へと引き戻されていく。
スタッフ
監督・脚本:ニコラス・ウィンディング・レフン
キャスト
マッツ・ミケルセン、レイフ・スリヴェスター・ピーターセン、アンネ・ソーレンセン
2004年/デンマーク/デンマーク語/100分/カラー/1:1.78/5.1ch/R15+/原題:With Blood on My Hands: Pusher II
© 2004 NWR Films ApS / Pusher 2 Ltd.
『プッシャー3【4Kデジタル修復版】』
シリーズ完結編。

あらすじ
麻薬王ミロ(ズラッコ・ブリッチ)は娘の誕生日準備と並行してヘロイン取引を進めるが、手に入れたのは大量のエクスタシーだった。取引の失敗により、事態は崩れていく。
スタッフ
監督・脚本:ニコラス・ウィンディング・レフン
キャスト
ズラッコ・ブリッチ、アイヤス・アガク、マリネラ・デキク
2005年/デンマーク/デンマーク語/108分/カラー/1:1.78/5.1ch/R15+/原題:I’m the Angel of Death: Pusher 3
© 2005 NWR Films ApS / Pusher 3 Ltd.
公開情報
- 公開日:2026年5月1日(金)
- 公開劇場:新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国
- 配給:シンカ
- 後援:デンマーク王国大使館



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