『パラドクス』『ダークレイン』監督が描く最新ポスト・アポカリプス映画
『パラドクス』『ダークレイン』で知られるアイザック・エスバン監督の最新作『パルブロス:黙示録の子供たち』の予告編とポスタービジュアルが解禁された。
本作は、正体不明の感染によって世界が壊滅した後の社会を舞台に、森に囲まれた一軒家で暮らす三人兄弟の姿を描くポスト・アポカリプス・ゾンビ映画。地下室に隠された“秘密”と、彼らが守り続けてきた厳格なルールが、やがて人間性そのものを揺さぶっていく物語が展開される。
子供たちの視点で描かれる終末世界と恐怖
世界を壊滅させた感染により、外の世界には感染者=“怪物”が徘徊する。一方で、三人兄弟が暮らす家の中には、生き延びるための厳しいルールが存在する。そのルールは、時間とともに「生存のための決まり」から、彼ら自身の倫理や人間性を試す存在へと変化していく。
本作は、暴力や恐怖を直接的に誇張するのではなく、子供たちの視点に限定した演出と構成によって、観る者の想像力に訴えかける緊張感を生み出している。単なる終末ホラーにとどまらず、“生存”と“倫理”が衝突する成長の物語として描かれる。
アイザック・エスバン監督の作家性が結実した一作
監督・脚本・製作を務めたのは、メキシコを代表するジャンル映画作家アイザック・エスバン。時間ループSFスリラー『パラドクス』(2014)で国際的評価を受け、『ダークレイン』(2015)では1960年代SFへのオマージュを込めたホラー演出でカルト的人気を獲得してきた。
SFやホラーの形式を用いながらも、極限状況下における人間の倫理や選択を描く姿勢は一貫しており、『パルブロス:黙示録の子供たち』はその集大成とも言える作品となっている。
国際映画祭で評価されたジャンル映画としての完成度
本作は、ジャンル映画としての強度と寓話的な深みを併せ持つ作品として、国際映画祭でも注目を集めてきた。社会性と人間描写が融合した構成、演出の完成度が高く評価され、ラテンアメリカ発ジャンル映画の新たな到達点として位置づけられている。
『未体験ゾーンの映画たち2026』にて公開
『パルブロス:黙示録の子供たち』は、1月30日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷にて開催中の「未体験ゾーンの映画たち2026」にて公開される。
場面写真

作品情報

監督・脚本・製作:アイザック・エスバン(『パラドクス』『ダークレイン』)
脚本:リカルド・アグアド=フェンタネス
出演:マテオ・オルテガ・カシージャス、レオナルド・セルバンテス、ファリド・エスカランテ・コレア、カルラ・アデル
2025/メキシコ/スコープサイズ/スペイン語/原題:PARVULOS/119分
作品コピーライト
©2025 RED ELEPHANT FILMS S.A. DE C.V.



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