映画『夏の終わり』熊切和嘉 監督インタビュー

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出版50周年を迎えた、瀬戸内寂聴の代表作『夏の終り』を熊切和嘉監督が映画化!

発売してから今までに100万部を超えるロング・ベスト・セラーとなっている『夏の終り』。瀬戸内寂聴が自身の体験をもとに書いたこの小説が、発売から50周年の節目の年に待望の映画化となった。監督は『鬼畜大宴会』で鮮烈なデビューを飾り、近年は『海炭市叙景』で高い評価を得た熊切和嘉。男女の三角関係を描いたラブストーリーに初めて挑み、重厚で静寂な中に、溢れ出るような登場人物たちの情熱を見事に描き出した。

主人公・知子を演じるのは満島ひかり。妻子ある不遇な作家との長年に及ぶ愛の生活に疲れ果て、年下の男との激しい愛欲にも満たされない、自身の女の業に苦悩する知子という難役を見事に演じきった。知子を愛し、やさしく見守りながらも妻とも別れられない、寛容さとずるさを併せ持つ年上の男・慎吾を演じるのは小林薫。そして知子を求め嫉妬と孤独に苦しむ年下の男・涼太を演じるのは、今最も注目の俳優、綾野剛。静かな色気と心に深い絶望を抱える慎吾と、どんなに虐げられても一途に相手を求める涼太、そしてふたりの間で揺れながら独自の愛を生きようとする知子というキャラクターたちを、実力派俳優陣が鮮烈にスクリーンに焼き付ける。

今回、本作のBlu-ray&DVD発売を記念して熊切和嘉監督にインタビューを敢行。
撮影にまつわる思いでなど振り返って頂きました。ぜひご覧ください。

(インタビュアー:ジャンクハンター吉田)

【物語】
年上の男との包み込むような穏やかな愛の生活――
年下の男との激しい愛欲――
どちらも私を満たし、そして心を乱す
妻子ある年上の作家・慎吾と、長年一緒に暮らしている知子。慎吾は妻のいる家と知子の家を週にきっちり半々、行ったり来たりしている。妻と別れてほしいと考えたこともなく、知子はこの平穏な生活に、自分が満足していると思っていた。しかしある日、木下涼太が訪ねてきて、知子の生活は微妙に狂い始める。涼太は昔、知子が結婚していた頃、どうしようもなく恋に落ち、夫と子供を捨て駆け落ちをした男だった。知子は慎吾との生活を続けながら、涼太と再び関係を持ってしまう。そして涼太の知子を求める情熱はやがて、知子が心のそこに仕舞い込み、自分自身も気づいていなかった本当の気持ちを揺さぶり起こしていく。

【出演】
満島ひかり 綾野剛 / 小林薫
赤沼夢羅 安部聡子 小市慢太郎

監督:熊切和嘉
脚本:宇治田隆史
原作:瀬戸内寂聴「夏の終り」(新潮文庫刊)
音楽:ジム・オルーク
配給:クロックワークス

Blu-ray&DVD発売中



・夏の終り[DVD] 2枚組(本編DVD+特典ディスク)
価格:4,800+税
本編113分+特典/片面二層/COLOR/16:9レターボックス アメリカンビスタ/本編:ドルビーデジタル5.1ch 2.0ch 特典:ドルビーデジタル2.0ch/日本語字幕/STEREO/NTSC日本市場向け/MPEG-2/NTSC



・夏の終り[Blu-ray] 2枚組(本編BD+特典DVD)
価格:5,800+税
本編113分+特典/片面二層/COLOR/16:9 アメリカンビスタ1080p High-Definition/本編:リニアPCM 5.1ch 2.0ch 特典:ドルビーデジタル2.0ch/日本語字幕/MPEG-4/AVC

【特典映像(予定)】
・メイキング
・完成披露試写会
・初日舞台挨拶
・オフィシャルインタビュー
・予告編

【封入特典(予定)】
・8 Pブックレット

※仕様・内容は変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。

発売元:バップ

(C)2012年映画『夏の終り』製作委員会

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