映画
アニメ

映画『あちらにいる鬼』 本編映像解禁解禁

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

 

【STORY】

「髪を洗ってやるよ」。
それは、男と女でいられる最後の夜のことだった。
1966年、講演旅行をきっかけに出会った長内みはると白木篤郎は、それぞれに妻子やパートナーがありながら男女の仲となる。もうすぐ第二子が誕生するという時にもみはるの元へ通う篤郎だが、自宅では幼い娘を可愛がり、妻・笙子の手料理を絶賛する。奔放で嘘つきな篤郎にのめり込むみはる、全てを承知しながらも心乱すことのない笙子。緊張をはらむ共犯とも連帯ともいうべき3人の関係性が生まれる中、みはるが突然、篤郎に告げた。
「わたし、出家しようと思うの」。

 

 

 

【以下プレスリリース文掲載】

 

直木賞作家・井上荒野による、父である作家・井上光晴と母、そして瀬戸内寂聴をモデルに男女3人の<特別な関係>を描いた傑作小説「あちらにいる鬼」が、この度主演・寺島しのぶ、豊川悦司、共演に広末涼子を迎え、廣木隆一監督・荒井晴彦脚本にて映画化、全国公開中です。

昨年11月、満99歳で波乱の人生を全うした作家・僧侶の瀬戸内寂聴。1960年代から人気作家・瀬戸内晴美として活躍した彼女が出家した背景には、同業者で妻子ある井上光晴との恋があった。出会うべくして出会い、互いにのめり込んでいくふたりと、全てを承知しながら心を乱すことのない男の妻。「あちらにいる鬼」は、同志にも共犯にも似た不思議な3人の関係を、光晴の長女、井上荒野が書き上げたセンセーショナルな物語だ。

文学に導かれ、求め合う主人公・長内みはる、のちの寂光に寺島しのぶ、井上光晴をモデルとした白木篤郎に豊川悦司、白木の妻・笙子を広末涼子が演じる。寺島と豊川は、本作のメガホンを取った廣木隆一監督・荒井晴彦脚本の『やわらかい生活』(06)で初共演を果たして以降、『愛の流刑地』(07)、『劇場版 アーヤと魔女 』(21)など何度も共演。また、主要3俳優に加え、高良健吾、村上淳、蓮佛美沙子、佐野岳、宇野洋平、丘みつ子という、日本を代表する俳優・スタッフが集結し、情愛を超えたその先の境地に迫る、濃密な人間ドラマが完成した。

今回解禁された新映像で映し出されるのは、豊川悦司演じる白木篤郎と、広末涼子演じるその妻・笙子が並んで歩くシーン。白木家は長らく棲んだ団地から引っ越すことを決め、調布に戸建てを建設中だ。幾度となく浮気を繰り返す篤郎と、全てを承知しながらも心を乱すこと無い笙子。愚痴も弱音も吐かずに篤郎の妻として人生を歩んできた笙子が、初めて本心に近い感情を吐露する瞬間がこの映像には収められている。不動産屋を後にし、「ローンが30年」、「俺が77、あんた73だ」と妻に漏らす篤郎は、どことなく未来のことを見据えているが、それに対し笙子は「あなたはずっと私たちと暮らすの?」と静かな声でストレートに尋ねる。それに対し、「死ななければね、お互い」と間髪入れずにふざけて返す篤郎。そんな冗談も無視し、笙子は「いつか私を捨てるかもしれないわね」と冷たい声で言い放つが、篤郎はふと思い立ったように立ち止まり、笙子の手を握り穏やかな表情で伝えるのだった。「長内みはるが出家するんだよ」。長年旦那の恋人であった女が下した、人生最大の決断を聞いた笙子。「どうして…」と一言呟き戸惑いの眼差しを宙に向けた後、徐々に哀れみの表情に変わっていく。以前広末涼子は笙子という人物に対して、「女性として相手の痛みに共感する人」と説明していたが、この時もまた自分の悲しみや怒りよりも、ただ一人、長内みはるという女性に対して思いを馳せているような印象的な演技である。
豊川との撮影を振り返り、広末は「豊川さんが演じる篤郎の大好きだった表情、表現は今回たくさんありすぎて困るくらいです。私(笙子)の感情、表情はほとんど全部、豊川さんが引き出してくれたものだと改めて思います。」と明かしており、豊川もまた「みはるといるときの篤郎は受身で、笙子といるときはこちらからしかけていきました。とくに笙子に関しては、こっちから感情を引き出したいという思いがありましたね。篤郎は笙子といるときは言わなくていいことをずっと言っているんですよね(笑)」と話している。
簡単には理解ができないかもしれないけれど、だからこそどこか魅力的で目が離せない白木夫妻のやりとり。夫婦であることとは?婚姻の意味とは?映画『あちらにいる鬼』でその深淵に触れて欲しい。

 


 

作者の父 井上光晴と、私の不倫が始まった時、作者は五歳だった。

 

五歳の娘が将来小説家になることを信じて疑わなかった亡き父の魂は、

この小説の誕生を誰よりも深い喜びを持って迎えたことだろう。

作者の母も父に劣らない文学的才能の持主だった。

作者の未来は、いっそうの輝きにみちている。百も千もおめでとう。

 

――瀬戸内寂聴 ※「あちらにいる鬼」朝日新聞出版 刊行時のコメント

 

出演:寺島しのぶ 豊川悦司/広末涼子

監督:廣木隆一

脚本:荒井晴彦

原作:井上荒野「あちらにいる鬼」(朝日文庫)

製作:「あちらにいる鬼」製作委員会

製作幹事:カルチュア・エンタテインメント

企画・制作:ホリプロ

配給・宣伝:ハピネットファントム・スタジオ ©2022「あちらにいる鬼」製作委員会 R15+

公式HP:happinet-phantom.com/achira-oni

Twitter:@achira_oni

登録すると試写会チケット 情報がやたら貰えるかも!

コメントを残す


CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください