『エセルとアーネスト ふたりの物語』 <しみじみと美しい「文学」である>各界から豪華コメント到着!

物語

激動の時代を懸命に生きた、ごく普通の夫婦の40年にわたる心暖まる本当の物語。
1928年ロンドン。牛乳配達のアーネストとメイドのエセルは恋に落ち、結婚。最愛の息子が誕生し、第二次世界大戦、戦後の発展と時代の変化、そして静かに忍び寄る老い・・・しかしいつもエセルの横にはアーネストがいた。激動の20世紀を生きた庶民の歴史を、暖かなまなざしで描いた感動の物語。

【以下プレスリリース文掲載】

『スノーマン』『風が吹くとき』などでイギリス人なら知らない人はいない国民的絵本作家レイモンド・ブリッグズが、自身の両親の人生を愛情込めて描いた原作を映画化。1928年、ロンドン。牛乳配達のアーネストとメイドのエセルが恋に落ち、結婚。戦争を乗り越え、戦後の新しい時代を生き、ふたりが世を去る1971年までを感動的に描くとともに、激動の20世紀を生きた市井の人々の歴史が浮かび上がる大人のためのアニメーション映画です。

劇場用長編「太陽の王子ホルスの大冒険」「パンダコパンダ」やTVの名作「アルプスの少女ハイジ」のキャラクターデザインを努めた伝説のアニメーター、作画監督である小田部羊一さん、『この世界の片隅に』の片渕須直さん、イギリスについての著書でも知られる作家・国文学者の林望さん、ターシャ・テューダーの絵本を日本に紹介した編集者として知られる末盛千枝子さんなど、一足早く本作をご覧いただいた各界の方々より、絶賛コメントが届きました。

『この世界の片隅に』のすずさんたちと同じ頃、別の国に住んでいた夫婦のお話です。戦時中に布が足らなければ、「だからスカートは短くしましょう」と反対のことをやっていたり。違うところも、でも、同じところも。世界のもうひとつの片隅が見えました。

――片渕須直 (アニメーション監督『この世界の片隅に』)

温もりのある、あのレイモンド・ブリッグズの絵が人生というものを見せてくれます。第二次世界大戦をはさんだ時代と生活。恋や子育て、戦時下の現実、老いて死ぬことまで。

淡々とありのままを描いて、しかもずしんと重い、冷徹さと温かさ。

——小田部羊一 (アニメーター)

あれだけの絵本作家が、自分の両親のごく平凡な庶民の人生をこのように描き切ったということに感動しました。

——末盛千枝子 (絵本編集者)

ふつうの人生が、淡々とリアルに描かれていく。絵も心も、しみじみと美しい「文学」である。何度も涙が出た。

——林 望 (作家・国文学者)

とても素敵な映画でした。淡々と描いているけど、親への愛情が漂っています。だからイギリスのちょっと昔の話であっても、日本人が見ても共感できると思います。

——ピーター・バラカン (ブロードキャスター)

終戦の年、僕は5歳。東京郊外の空はすでに戦場だった。僕は両親にエセルとアーネストを重ねていた。わが子を守り必死に生きる2人の命は美しく輝いていた。

——志茂田景樹 (作家・読み聞かせ隊隊長)

これは普遍的な人間ドラマなんかじゃない。
だって「普通の家族」が、「普通じゃない時代」を生きようとしたんだから。

――クリス-ウェブ 佳子 (モデル/コラムニスト)

遠い場所、ちょっと昔、自分たちとすれ違うことすらなかった見知らぬ家族の話なのに、他人事とは思えない。
ぼくたちは彼らで、彼らはぼくたちそのものだ。

——石川直樹 (写真家)

この映画を一番に薦めたいのは両親です。
楽しいだけでなく切ない部分もありますが、一緒に観たいし、きっと観たいと言ってくれると思います。

——豊田エリー (女優)

監督:ロジャー・メインウッド 
原作:レイモンド・ブリッグズ(バベルプレス刊)
音楽:カール・デイヴィス 
エンディング曲:ポール・マッカートニー 
声の出演:ブレンダ・ブレッシン/ジム・ブロードベント/ルーク・トレッダウェイ
原題:Ethel & Ernest 2016年/94分/カラー/ドルビー・デジタル/ヴィスタサイズ/イギリス・ルクセンブルク
日本語字幕:斎藤敦子
後援:ブリティッシュ・カウンシル
© Ethel & Ernest Productions Limited, Melusine Productions S.A., The British Film Institute and Ffilm Cymru Wales CBC 2016
配給:チャイルド・フィルム/ムヴィオラ

公式サイト:https://child-film.com/ethelandernest

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