劇場アニメ『パリに咲くエトワール』新場面写真解禁。美術から読み解くベル・エポック期のパリに注目

2026年3月13日(金)より全国公開となるオリジナル劇場アニメーション『パリに咲くエトワール』の新たな場面写真が公開された。今回解禁されたのは、印象派やアール・ヌーヴォー、浮世絵など、当時の美術とパリの文化を切り取ったカットとなっている。

本作は『ONE PIECE FILM RED』や『コードギアス 反逆のルルーシュ』を手掛けた谷口悟朗監督と、『崖の上のポニョ』『魔女の宅急便』など多くのスタジオジブリ作品でキャラクターデザインや原画を担当してきた近藤勝也が初めてタッグを組んだオリジナル劇場アニメーション。

主人公フジコの声を演じるのは、若手俳優として注目を集める當真あみ。パリでともに夢を追う少女・千鶴役を嵐莉菜が担当する。さらに、早乙女太一、門脇麦、尾上松也、角田晃広、津田健次郎らが出演する。


印象派からジャポニズムまで、美術史の転換期を描くパリ

物語の舞台は1912年のパリ。第一次世界大戦前のベル・エポックと呼ばれる時代で、文化や芸術が華やかに花開いた時期とされる。

絵画の世界では印象派が活躍した時代で、クロード・モネ、ピエール=オーギュスト・ルノワール、エドガー・ドガなどの画家が知られている。さらにその後のポスト印象派やアール・ヌーヴォーへの移行期とも重なり、美術史の中でも大きな変革が起きた時代でもあった。

またパリ万博をきっかけに、葛飾北斎、渓斎英泉、歌川広重らの浮世絵がヨーロッパへ渡り、西洋美術に影響を与えた。モネやルノワール、ピカソなどの画家たちにも影響を与え、西洋でのジャポニズムの流行につながったとされている。

フジコが降り立った1912年のパリは、東洋と西洋の文化が交差した時代であり、美術史的にも重要な背景を持つ。


劇中にはモネやルノワールなどの名画が登場

劇中には、当時の美術を象徴する作品も登場する。

モネの「印象・日の出」、ルノワールの「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」、ジャン・ベロー「コンコルド広場のパリジェンヌ」、ジュール・パスキン「女学生」、ミュシャの『四季』の中の1作「夏」、アルベール・マルケ「パリのトリニテ広場」などが作中で描かれる。

これらの作品はすべて、当時の雰囲気を再現するために制作された複製(レプリカ)として登場する。

また、フジコが暮らすモンマルトルやキャバレー「ムーラン・ルージュ」と関わりの深い画家ロートレックの作品や、1900年パリ万国博覧会に関連する要素なども描かれる。


浮世絵など東洋美術のモチーフも登場

フジコの叔父・若林は画廊のオーナーで、浮世絵や屏風、壺など東洋風の美術品を扱っている人物として描かれる。劇中では、喜多川歌麿の「婦人相学十躰・浮気之相」をコレクターに薦める場面も登場する。

そのほかにも、「山姥と金太郎・あかんべえ」などの浮世絵モチーフがスクリーンに登場するなど、美術要素が随所に盛り込まれている。


『パリに咲くエトワール』作品概要

それぞれの夢に、ふたりで手を伸ばした。

Introduction

『ONE PIECE FILM RED』の谷口悟朗監督と、『崖の上のポニョ』『魔女の宅急便』のキャラクターデザインを手掛けた近藤勝也が贈るオリジナル劇場アニメーション。脚本は『ヴァイオレットエヴァーガーデン』の吉田玲子。主題歌は緑黄色社会が担当する。

困難な時代の中、異国の地で互いに支え合いながら夢を追い続けるふたりの少女の姿が描かれる。


Story

20世紀初頭のパリ。日本からやってきたふたりの少女が暮らしていた。

ひとりは、将来は夫を支える妻になることを望まれながらも画家を夢見るフジコ。もうひとりは武家の家系に生まれ、ナギナタの名手でありながらバレエに憧れを抱く千鶴。

ある日、トラブルに巻き込まれたフジコを千鶴が助ける。それは幼いころ横浜で出会ったことのあるふたりの再会でもあった。

千鶴の夢を知ったフジコは、同じアパルトマンに住む青年ルスランの母オルガがロシア出身の元バレリーナであることを知り、レッスンを依頼する。

東洋人としてさまざまな壁にぶつかりながらも夢に向かって歩き出すふたり。しかしある日、フジコの保護者である叔父が失踪してしまう。

フジコと千鶴は、それぞれの夢をつかむことができるのか。異国の空の下で憧れを追い続ける少女たちの物語が描かれる。


Cast&Staff

キャスト
當真あみ、嵐莉菜
早乙女太一 門脇麦 尾上松也 角田晃広 津田健次郎
榊原良子 大塚明夫
甲斐田裕子 藤真秀 興津和幸 小野賢章 名塚佳織 唐沢潤 村瀬歩 内山夕実 岩崎ひろし 永瀬アンナ
黒沢ともよ 矢野妃菜喜 生天目仁美

スタッフ
原作:谷口悟朗・BNF・ARVO
監督:谷口悟朗
脚本:吉田玲子
キャラクター原案:近藤勝也
キャラクターデザイン・総作画監督:山下祐
リサーチャー:白土晴一
美術監督:金子雄司
色彩設計:柴田亜紀子
撮影監督:江間常高
キャラクター演出:千羽由利子
バレエ作画監督:やぐちひろこ
殺陣作画監督:中田栄治
エフェクト・メカ作画監督:橋本敬史
3DCG監督:神谷久泰
編集:廣瀬清志
プロップデザイン:尾崎智美
メカデザイン:片貝文洋
音響監督:若林和弘
音楽:服部隆之
アニメーション制作:アルボアニメーション
主題歌:「風に乗る」緑黄色社会(ソニー・ミュージックレーベルズ)
製作:「パリに咲くエトワール」製作委員会
配給:松竹


公開日:2026年3月13日(金)全国公開

公式サイト
https://sh-anime.shochiku.co.jp/parieto-movie/

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@parieto_movie

公式Instagram
@parieto_movie

©「パリに咲くエトワール」製作委員会

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