『キングコング:髑髏島の巨神』監督が来日プレゼンテーションを実施!怪獣絵師が手掛けた日本版ポスターを大絶賛「死ぬまで壁に飾りたい!」


キングコング誕生を描いたアクション・アドベンチャー超大作『キングコング:髑髏島の巨神』が2017年3月25日(土) から全国ロードショーとなる。

本作の公開プレゼンテーションが実施され、メガホンをとったジョーダン・ボート=ロバーツ監督と、⽇本怪獣映画界に新たな歴史を刻んだ『シン・ゴジラ』の樋⼝真嗣監督と共に本作をアピールした。

本作は、キングコングを始めとする巨大生物たちが巣くう謎の島、髑髏島(ドクロトウ)を舞台に、人間たちの決死のサバイバルを描くアドベンチャー・アトラクション超⼤作。

イベントに登壇したロバーツ監督は「幼少の頃から日本のビデオゲームやアニメ、マンガ見ながら育ち、私のDNAの一部になっています。本作は今までのいわゆるキングコング映画とは違うアプローチを取っています。どちらかと言うと怪獣映画にインスパイアされて作っていますので、日本の皆さんがどのように受け取ってくれるか非常に楽しみにしています」と日本への期待を込めて挨拶した。

イベントでは公開に先駆けて、「冒頭シーン」、「キングコング出現シーン」、「人間と巨大生物の戦闘シーン」など約15分に及ぶフッテージ映像を初公開した。ロバーツ監督は予告編でも見られるコングが戦闘ヘリと戦う場面について「私が当初から想像していた場面で、スタジオに対してもこの方向で行きたいと語っていたひとつのシーンです。時代設定を1970年代ということで、『地獄の黙示録』や『プラトーン』を彷彿とさせるように戦闘ヘリやナパーム弾が登場します。太陽がサンサンと照っていてそこにキングコングのシルエットが浮かぶという、本作の中でも象徴的なシーンになっています。」と説明した。

また、本作のコングの体長を31.6メートルに設定したことについて「色んな人から「ようはゴジラと戦わせたいから大きくしたんでしょ?」と言われるけれど、そういうわけではないんです。理由としては、1933年版のように動物というより2足歩行するモンスターに原点回帰させたかったということと、さらに、人間が見上げた時に『これは神だ』と思わせるサイズ感にしたかったんです。ゲーム『ワンダと巨像』に登場する巨像から感じられる威厳やパワー、恐怖などを意識しました。見上げた時に崇拝していいのか、あるいは殺すべきなのか分からなくなるサイズ感なんです。」と解説。

さらに、キングコング以外のクリーチャーデザインについては「恐竜やエイリアンぽくなるのは嫌だったんです。デザインのポイントとして、宮崎駿作品に出てくるようなものを意識しました。精神性があって美しく、それでいてパワフルで重みがあって恐ろしい。そういった要素が詰まったものにしたかったんです。コングが髑髏島の神であるならば、他のモンスター達もそれぞれの領域において神的な存在なんです。」と解説した。さらにロバーツ監督は「『エヴァンゲリオン』の第三使徒サキエルや『千と千尋の神隠し』のカオナシを彷彿とさせるクリーチャーも登場しますよ。」と本作が日本からの影響を強く受けていることを明かした。

イベントの後半に登場した樋口監督は、フッテージ映像の感想を聞かれると「予想に違わぬ『地獄の黙示録』っぷり。僕らは怪獣映画を卒業したら『地獄の黙示録』という世代なので、二つの大好物だけでできているような映画になってますね。このフッテージだけでもお腹一杯なのに、この後もまだあると思うと、楽しみで仕方ないです!」と大興奮の様子。

続けて「僕はいろんなキングコングがあっていいと思うんですよ。初代、ジョン・ギラーミン版、ピーター・ジャクソン版、あと我々の大先輩である円谷英二先生が作られたキングコングも2体ばかりいますが。今回コングが凄いと思ったのが、昔っぽいんですよ。最初の(ウィリス・)オブライエンが作った、人形アニメのキングコングっぽいプロポーションで。ピーター・ジャクソン版はどちらかというと大きなゴリラだったのが、今回はちゃんとキングコングになっているんですよ。ギラーミン版にちょっとだけ出てくる、リック・ベイカーが造形したの着ぐるみにも似ていて。本作のはその延長線上にいて、巨大感などもうまく再現してるんじゃないかと思います。」とコメントした。

イベントでは怪獣絵師・開田裕治が手がけた本作の日本版ポスターもお披露目された。ロバーツ監督は「死ぬまで壁に飾っておきたいくらい素晴らしいポスターです。自分の映画が他の人にインスパイアされて、また別のものが出来るのは信じられないほど素晴らしいことです。ありがとうございます。」と感謝の意を述べた。樋口監督はポスターのデザインを見て「日本版ポスターを作るってワーナーさんは分かってますね!あと、今見たフッテージにも予告編にも出ててない、日本人にとってコングと言えばこいつでしょう!みたいな生き物がいるような気がするんですが(笑)これ出てくるんですかね?」とコメントし、会場をざわつかせていた。

開田氏は日本版ポスターについて「私が子供の頃に怪獣映画のポスターを見て感じた高揚感をよみがえらせようと思いました。特に今回のコングの巨大さ、人間など歯牙にも掛けない圧倒的な強さ、存在感が感じられるように描きました」とコメントしている。

最後に樋口監督は「正統派の怪獣映画だという予感がします。怪獣映画でありながらベトナム戦争映画であり、そこに貫かれるロバーツ監督の「映画ってこういう感じだよね!」という美学にシンパシーを感じます。こういう映画を一人でも多くのお客さんに、映画館のでっかいスクリーンで観てもらえると嬉しいです」と本作に太鼓判を押した。ロバーツ監督も「この映画は日本の文化から大いにインスパイアされて作られています。なぜ2017年にキングコングを作らなければならないのか?なぜ人々は映画館へ映画を観に行くのか?ということを意識して作りました。とにかく面白い映画になっていますので、早く日本の皆さんにご覧いただきたいと思います」と挨拶し本作をアピールした。

『キングコング:髑髏島の巨神』
2017年3月25日(土) 丸の内ピカデリー・新宿ピカデリーほか全国ロードショー
(C)2016 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC., LEGENDARY PICTURES PRODUCTIONS, LLC AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC. ALL RIGHTS RESERVED
公式HP:http://wwws.warnerbros.co.jp/kingkong/
ハッシュタグ:#キングコング映画

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