(4月10日公開)より、撮影の舞台裏に迫る特別映像が解禁された。監督を務めるのは『ノマドランド』で第93回アカデミー賞®作品賞・監督賞を受賞したクロエ・ジャオ。本作は第83回ゴールデングローブ賞作品賞(ドラマ部門)、主演女優賞(ドラマ部門)の2部門を獲得し、第98回アカデミー賞®では作品賞、監督賞、主演女優賞を含む主要部門ほか計8部門にノミネートされている。
▼特別映像
絵画のような映像美を支える撮影設計
本作でクロエ・ジャオ監督は「写実的な映像を目指した」と語る。そのため、すべてが対称性を意識して設計され、舞台背景のような役割を果たしているという。「この世は舞台よ」との言葉どおり、構図そのものが物語を支える重要な要素となっている。
撮影監督を務めたのは、『関心領域』で世界的評価を受けたウカシュ・ジャル。同作では固定的なロングショットや観察的なフレーミングを多用し、暴力を直接映さず音のみで存在させる手法で“距離”を創出した。
一方『ハムネット』では、自然光を生かした柔らかなライティングと、人物に寄り添うカメラワークを採用。ジャルは「静物画の素材を探すようにシンプルに撮った。現実の断片を映しながら俳優の表情や感情を観察し、彼らの目を通じて世界観を築いた」と振り返る。肌の質感や風、布の揺れといった繊細なディテールを捉え、喪失と愛の物語を描き出している。
ポール・メスカル&ジェシー・バックリーも絶賛
ウィリアム・シェイクスピア役のポール・メスカルは「ウカシュはまさに天才」と称賛。妻アグネス役のジェシー・バックリーも「真実だけを撮るから、人間としての経験を味わえるの」とコメントしている。
物語とキャスト
舞台は16世紀イギリスの小さな村。森を愛し、薬草の知識に優れ、不思議な力を宿した妻アグネス・シェイクスピアと、ロンドンで劇作家として活動する夫ウィリアム・シェイクスピア、そして3人の子どもたちの物語が描かれる。ロンドンへ単身で出稼ぐ夫を尊重しながら、父親不在のなかで子どもたちを守るアグネス。しかし、あるとき一家に大きな不幸が訪れる。
原作は、2020年発表のマギー・オファーレル著「ハムネット」。英女性小説賞、全米批評家協会賞を受賞した同名小説の実写映画化となる。
出演はジェシー・バックリー、ポール・メスカルのほか、エミリー・ワトソン、ジョー・アルウィン。製作にはスティーヴン・スピルバーグとサム・メンデスが名を連ねる。
作品情報

監督:クロエ・ジャオ
脚本:クロエ・ジャオ、マギー・オファーレル
製作:スティーヴン・スピルバーグ、サム・メンデス
出演:ジェシー・バックリー、ポール・メスカル、エミリー・ワトソン、ジョー・アルウィン
2025年/イギリス/1.78:1/126分/カラー/英語/5.1ch/原題:HAMNET/日本語字幕翻訳:風間綾平/日本語字幕監修:河合祥一郎/映倫区分:G/配給:パルコ ユニバーサル映画
公式サイト:hamnet-movie.jp/公式X:@hamnetjp
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