渡辺真起子、15年ぶりの単独主演!映画『無明の橋』――富山・立山を舞台に描く“心の再生”の物語

日本映画界を支え続ける実力派俳優・渡辺真起子が、『トルソ』(山崎裕監督)以来15年ぶりに単独主演を務める映画『無明の橋(むみょうのはし)』が、2025年12月19日(金)より新宿武蔵野館ほか全国で順次公開されます。
映画の舞台となった富山県では、11月28日(金)から先行上映がスタート予定です。

監督は『真白の恋』『もみの家』など、富山を舞台に人間ドラマを丁寧に描いてきた坂本欣弘監督。実在する立山の儀式「布橋灌頂会(ぬのばしかんじょうえ)」をモチーフに、**心に深い傷を抱えた一人の女性の再生と“新たな始まり”**を描きます。


富山・立山に伝わる女人救済の儀式「布橋灌頂会」に着想

本作の物語は、古くから山岳信仰の対象だった立山を舞台にしています。かつて立山は女人禁制の地でしたが、それに代わり誕生したのが「布橋灌頂会」。
3年に一度だけ行われるこの儀式は、今なお富山で実際に催されており、“女性を救うための神聖な行い”として受け継がれています。

映画『無明の橋』は、この儀式をモチーフに、「心の再生と新たな一歩」をテーマにしたオリジナルストーリーとして制作されました。


特報映像がついに解禁!白装束の女性たちが渡る赤い橋の映像も

今回初公開となる特報映像では、「生きていたら、大学生よね」という室井滋演じる叔母のセリフからスタート。
主人公・由起子(渡辺真起子)が白装束に身を包み、布で目隠しをする場面が映し出され、やがて白装束の女性たちが列をなして赤い橋を渡る神秘的な光景が広がります。

立山で「布橋灌頂会」の手伝いをしていた少女・沙梨(陣野小和)、由起子と行動を共にする中で出会う夏葉(木竜麻生)、由起子を優しく見守る美佐江(室井滋)らの姿も登場。
それぞれが抱える心の傷と、他者を思う気持ちが静かに交差していく様子が描かれています。

特報のラストでは、「新たな一歩を踏み出すために――。」というメッセージとともに、夜空を見上げながら手を広げる3人の女性の姿が印象的に映し出されます。


【あらすじ】

15年前、3歳の愛娘を亡くした由起子(渡辺真起子)。
深い罪の意識と喪失感に苛まれながら生きていた彼女は、ある日、一枚の絵画を目にしたことで、運命のようにその絵の舞台・富山へと導かれる。

立山連峰を望む橋のたもとで、様々な想いを抱えた女性たちと出会い、不思議な時間を過ごす由起子。
果たして、彼女が見つける“救い”とは何なのか——。


キャスト・スタッフ情報

出演:渡辺真起子、陣野小和、吉岡睦雄、岩瀬亮、山口詩史、岩谷健司、木竜麻生、室井滋

監督:坂本欣弘(『真白の恋』『もみの家』)
脚本:伊吹一、坂本欣弘
音楽:未知瑠

製作:堀江泰、福田里美、加治幸大、坂本欣弘、小林永、福崎秀樹
プロデューサー:髭野純
ラインプロデューサー:田中佐知彦
アソシエイトプロデューサー:仙田麻子
撮影:米倉伸
照明:平谷里紗
音響:黄永昌
美術:畠智哉
スタイリスト:大場千夏
ヘアメイク:斎藤恵理子
助監督・編集:中村幸貴
制作担当:小元咲貴子、種村晃汰

制作協力:イハフィルムズ、Ippo
制作プロダクション:コトリ
配給・宣伝:ラビットハウス

製作:「無明の橋」製作委員会(堀江車輌電装/ZOO/北陸ポートサービス/コトリ/PARK/フクール)

©︎ 2025「無明の橋」製作委員会


公開情報

  • 2025年11月28日(金) 富山県先行公開(J-MAX THEATER とやま ほか)

  • 2025年12月19日(金) 新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座ほか全国公開

公式サイトhttp://mumyonohashi.com/
公式X(Twitter)/Instagram@mumyo_hashi

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