【以下プレスリリース文掲載】
11月3日、千葉・LaLa arena TOKYO-BAYにて、声優・アーティストの水瀬いのりによるライブツアー「Inori Minase LIVE TOUR 2024 heart bookmark」のファイナル公演が開催された。
今年8月にリリースした1st Half Album『heart bookmark』を携えて、自身最大規模となる兵庫・広島・愛知・福岡・北海道・千葉の6都市7公演を巡った今回のツアー。そのフィナーレを飾った千葉2DAYS公演では2日間で延べ19,000人を動員し、水瀬本人が命名したタイトル「heart bookmark(=心のしおり)」に紐づくコンセプトのもと、その日の思い出を「お気に入り」として心の中にずっと留めておきたくなるような、ハートウォーミングな時間が届けられた。
オープニングムービーでは、これまでのライブを象徴するアイテムが飾りつけられた本棚から一冊の大きな本を取り出し、自身の音楽活動の思い出が綴られたページを愛おしそうにながめる様子が映し出される。途中のページにしおりを挿んで立ち去ると、残された本の表紙に書かれていたのは本ツアーのタイトル。この本自体がアーティスト活動の思い出をまとめた一冊であり、これからその新しいページが記される――そんな想像が膨らむ幕開けだ。
ライブは華やかなアップチューン「We Are The Music」からスタート。ステージにはアルバム『heart bookmark』および本ツアーのアートワークのロケ地、フランス・パリの街並みをイメージした舞台セットが広がるなか、「千葉DAY2、ファイナル、一緒に楽しんでいきましょう!」と元気よく登場した水瀬は、観客に手を振るように呼び掛けて、一面水色のペンライトに染まった会場の心をひとつにしていく。また、今回のツアーでは初の試みとなる腕輪型のシンクロライトが導入され、その光がさらに一体感を高めていた。
続く「Sweet Melody」でみんなへの“「ありがとう!」”の気持ちを歌詞だけでなく直接言葉にして伝えると、MCではトリコロールカラーのクラシカルな衣装をアピールし、コール&レスポンスで観客との絆を確かめ合う。そして柔和な表情を浮かべて歌う姿が印象的だった「Ring of Smile」、カフェチェアーに腰掛けながらお洒落に魅せた「ほしとね、」、今度は街頭が灯るベンチに座りながら届けた切なくも温かな歌声が心に沁みる「ソライロ」を続けて披露。今回のツアーのセットリストは水瀬本人が考案したとのことで、アルバム『heart bookmark』の収録曲を軸にしつつ、彼女自身がいま届けたい「お気に入り」の歌が、感情たっぷりに表現されていく。
ここで彼女のライブをサポートするバックバンド、通称・いのりバンドのメンバー紹介のコーナーへ。水瀬のたっての希望で、今年開催されたアコースティックライブで新たに加わったパーカッションとバイオリンが本ツアーにも参加。ギター2名、ベース、ドラムス、キーボードと合わせて総勢7名の大所帯となっており、音の厚みが増しただけでなくアレンジの幅が広がっていたのも本ツアーの特徴だ。
ラテン語で“苺”の意味を持つ楽曲「フラーグム」では、イチゴをイメージした真っ赤なドレス衣装に着替えた水瀬が、舞台セットの欧風建物の2Fバルコニーに登場して歌唱。自身が魔法少女のベリーブロッサム役として出演するTVアニメ『アクロトリップ』のオープニング主題歌ということもあってか、ヒロイックなポージングもバッチリと決めて見せる。次曲「Kitty Cat Adventure」では恥じらいながらもネコ風の愛らしい振り付けを披露し、会場からはひと際大きな歓声が上がっていた。
バンドメンバーとのツアーの思い出話に花が咲いたMCパートを経て、『heart bookmark』からの楽曲「グラデーション」では、語り風のパートを含め様々に色づいていく歌い口で感情のグラデーションを表現。ノスタルジックなミディアムナンバー「夏夢」は、楽曲の展開に合わせてステージライトの色味が淡く移り変わっていく演出が秀逸で、その中で彼女の歌声が繊細な心の機微を描いていく。
フランス・パリでの撮影風景を本人のコメントと共に紹介する幕間映像を挿み、続いてのブロックは「スクラップアート」で幕開け。光沢のある煌びやかな衣装に身を包んだ水瀬は、ダイナミックに展開していく楽曲を、クールかつ情熱的に歌い上げ、その鮮烈な世界観を形にしていく。「アイオライト」では、バンドが奏でる溜めの効いたグルーヴに体を揺らせながら伸び伸びと歌唱。このブロックは水瀬いわく「かっこつけゾーン」とのことで、アーティストとしてのスタイリッシュな一面をアピールした。
その後のMCで「思い出やあの日を思い浮かべながら聴いて欲しいです」と告げて歌われたのは「八月のスーベニア」。どこかセンチメンタルなギターの音色、水瀬の澄んだ歌声に、青春の甘くほろ苦いメモリーが溶け出していく。続く「三月と群青」もかつての“思い出”をモチーフにしたロックナンバーで、変わっていく景色と変わらない想い、その複雑な感傷をエモーショナルに熱唱する。代表曲のひとつ「Starry Wish」では、力強さだけでなく包容力も感じさせるボーカルを聴かせて、来年アーティスト活動10周年を迎える彼女ならではの進化を見せつけた。
バンドの演奏コーナーが会場を賑やかに盛り上げると、ステージ上手の建物にランタンが灯り、そこからアシンメトリーの優美な衣装にポニーテール姿の水瀬が登場して「燈籠光柱」を披露する。中華風からサンバまであらゆる国の音楽が融合したようなサウンドが描き出すのはカーニバルさながらの光景。会場には観客の「La La La♪」と歌う声が大きくこだまして、水瀬はそれを両手をいっぱいに広げて受け止める。彼女自身もレコーディングで歌った時とはまた違った感情、この楽曲に込められたメッセージのうちのひとつ「これからも一緒に進んで行こう」という気持ちをより強く感じることができたと語っていた。
胸元に手を当てながら慈愛に満ちた表情で届けた「My Graffiti」、日常の輝きと自由で筋書きのない未来への希望を込めた「glow」を続けて歌い、会場を見渡して感慨深げな表情を浮かべる水瀬。その後のMCで彼女は「私の心の中にあるいろんな気持ち、普段だったら言葉になかなかできない気持ち」をみんなに伝えたくて、この日のセットリストを一生懸命考えたと語る。
そんな彼女がライブ本編の最後に届けたかった楽曲が、今回のツアーと同タイトルのナンバー「heart bookmark」。彼女は観客に向けて「最後はみんなで特大のブックマークをしましょう!」と呼び掛けると、バンドの躍動感溢れる演奏に乗りながら、心から楽しそうにこの日だけの“ダイヤモンドのような瞬間”を作り上げていく。その笑顔に大合唱で応えるオーディエンス。ラストは水瀬が自撮り棒を取り出して客席やバンドを撮影するなか、会場中が一体となって“We are all right!”と何度も繰り返し歌い、会場にいた誰もがその景色を心にブックマークしてライブ本編は幕を閉じた。
沸き起こる“いのりんコール”を受けてのアンコール、水瀬は自身考案のオリジナルキャラクター“くらりちゃん”フロート(フレンチバージョン)に乗って登場。アリーナを回遊しながら「Step Up!」と「笑顔が似合う日」をファンのそばまで近づいて会場中に隈なく届ける。手を振ったり、指ハートを作ったりと、熱狂する観客ひとりひとりに目を合わせてレスを返す姿からも彼女のファンに対する愛が伝わるようだ。
その後のMCで、FCイベント「いのりまち町民集会2025」の開催と、本公演の模様が11月29日(金)にオンライン配信されることを発表すると、名残惜しい気持ちもありながら最後の曲へ。「私たちはいつでもこの旗のもと、待ち合わせできますよね?」と約束を交わすと、自身のラジオ番組「水瀬いのり MELODY FLAG」のテーマソング「MELODY FLAG」を歌唱。タンバリンを手にしながら、客席に向けて大きく手を振ったり、バンドメンバーのそばに近づいたりと、伸び伸びと歌う姿にも喜びが溢れている。ラストはツアー7公演目ということで、会場のみんなで7回ジャンプをして盛大にライブを締め括った。
だがこの日はツアーファイナル。会場からの「もう一回」コールを受けて最終日だけのダブルアンコールが実現する。MCで「自分らしく、自分のままでいいんだって、ここ数年すごく思えたり、言っていただけたりしていて」「本当に続けてきて良かったなと思います」と語り、改めてファンに向けて感謝の気持ちを伝える水瀬。とはいえしんみりした楽曲では終われないとのことで、彼女の「皆さんまだ腕も回せそうですし」という言葉に、次の楽曲を察知したファンから大歓声が。「私のライブの始まり、1stライブのタイトルにもなったこの曲で、次の未来に出発しましょう!」と告げて歌われた、この日だけの特別な楽曲は「Ready Steady Go!」。彼女のライブでは定番のタオル楽曲だ。アリーナ中がタオルを回して大合唱する光景は壮観。水瀬はステージの左右をダッシュしながら「(タオルを)回して―!」と会場を煽って回り、お互い持てる限りのエネルギーを出し尽くしてツアーファイナルを完走した、
最後の挨拶で「この先も皆さんに会える機会が待っていますので、今日の思い出を大切にブックマークして、また未来で皆さんと一緒に新しい思い出をブックマークできる日を楽しみにしているので、皆さんそのときはぜひ会いに来てくれたらと思います」と語っていた彼女。いまの彼女の伝えたい想いを形にすると共に、アーティスト活動10周年イヤーに向けての期待をさらに大きくさせてくれる、心温まるツアーだった。
◾️水瀬いのり ライブツアー「Inori Minase LIVE TOUR 2024 heart bookmark」
11月3日(日) 千葉・LaLa arena TOKYO-BAY
M01. We Are The Music
M02. Sweet Melody
M03. Ring of Smile
M04. ほしとね、
M05. ソライロ
M06. フラーグム
M07. Kitty Cat Adventure
M08. グラデーション
M09. 夏夢
M10. スクラップアート
M11. アイオライト
M12. 八月のスーベニア
M13. 三月と群青
M14. Starry Wish
M15. 燈籠光柱
M16. My Graffiti
M17. glow
M18. heart bookmark
<アンコール>
EN1. Step Up!
EN2. 笑顔が似合う日
EN3. MELODY FLAG
EN4. Ready Steady Go!
◾️水瀬いのり ライブツアー「Inori Minase LIVE TOUR 2024 heart bookmark」
11月3日(日)千葉・LaLa arena TOKYO-BAY オンライン配信 決定!
【配信日程】
2024年11月29日(金)19:00開演予定
【アーカイブ配信】
配信終了後~12月8日(日)23:59まで
【チケット代金】
4,400円(税込)
【販売期間】
11月3日(日)19:00~12月8日(日)18:00
【配信メディア】
・PIA LIVE STREAM(一般の方)
チケット購入ページ:https://w.pia.jp/t/inoriminase-2024/
・PIA LIVE STREAM(海外の方)
チケット購入ページ:https://w.pia.jp/s/inoriminase24engpls/
・《ファンクラブ限定》特典付きチケット
ファンクラブページ:https://www.inorimachi.com/
水瀬いのりオフィシャルファンクラブにてご購入いただいた方に、「Inori Minase LIVE TOUR 2024 heart bookmark」11月 3日(日) LaLa arena TOKYO-BAY公演の生写真をお届けします!
◾️「いのりまち町民集会2025」開催決定!
開催時期:2025年初夏
オリジナルハーフアルバム『heart bookmark』
2024 年 8 月 21 日(水)発売
ご予約はこちら:https://lnk.to/heart-bookmark_shop
「フラーグム」配信サイトはこちら:https://inoriminase.lnk.to/fragum
「フラーグム」MUSIC VIDEO Teaser#1:https://youtu.be/TKvBJaZMZtw
「フラーグム」MUSIC VIDEO Teaser#2:https://youtu.be/Ka76Uk-Tr_A
初回限定盤>
【価格】 ¥3,300 (税抜価格¥3,000)
【品番】 KICS-94166
【形態】 CD + Blu-ray
【初回限定盤特典】特製BOX、別冊40Pフォトブック
【封入特典】特製トレカ
<通常盤>
【価格】 ¥2,200 (税抜価格¥2,000)
【品番】 KICS-4166
【形態】 CD only
【初回封入特典】特製トレカ
【収録内容】
<CD>
- heart bookmark
作詞:岩里祐穂 作曲:武田将弥 編曲:白戸佑輔
- フラーグム
作詞:カノエラナ 作曲・編曲:白戸佑輔
- スクラップアート
作詞・作曲・編曲:栁舘周平
- アイオライト
作詞・作曲:志村真白 編曲:EFFY
- ほしとね、
作詞・作曲・編曲:櫻澤ヒカル
- グラデーション
作詞:やぎぬまかな 作曲・編曲:近藤世真(Elements Garden)
- 燈籠光柱
作詞・作曲・編曲:栁舘周平
<BD>
Music Video
- アイオライト
- スクラップアート
- フラーグム
- heart bookmark
公式ホームページ:http://inoriminase.com
YouTube Official Channel:https://www.youtube.com/c/minaseinori_KING
オフィシャルX 【@inoriminase】 https://x.com/inoriminase
オフィシャルInstagram 【inoriminase_info】 https://www.instagram.com/inoriminase_info/
オフィシャルLINEアカウント 【@minaseinori】 https://lin.ee/NI0NN5F
水瀬いのり「水瀬いのり MELODY FLAG」公式サイト http://melody-flag.com/
Photo by 加藤アラタ(Kato Arata)/三浦一喜(Miura Kazuki)
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