映画『WAVES/ウェイブス』Spotify総再生回数83億回以上!フフランク・オーシャン、カニエ・ウエスト、ケンドリック・ラマ―楽曲セレクト秘話

 

<あらすじ>

傷ついた今日も、癒えない痛みも、愛の波が洗い流すー 高校生タイラーは、成績優秀なレスリング部のエリート選手、美しい恋人アレクシスもいる。厳格な父親ロナルドとの間に距離を感じながらも、恵まれた家庭に育ち、何不自由のない生活を送っていた。そんなある日、不運にも肩の負傷が発覚し、医師から選手生命の危機を告げられる。そして追い打ちをかけるかのように、恋人の妊娠が判明。徐々に狂い始めた人生の歯車に翻弄され、自分を見失っていく。そしてある夜、タイラーと家族の運命を変える決定的な悲劇が起こる。 一年後、心を閉ざして過ごす妹エミリーの前に、すべての事情を知りつつ好意を寄せるルークが現れる。ルークの不器用な優しさに触れ、次第に心を開くエミリー。

やがて二人は恋に落ちるが、ルークも同じように心に大きな傷を抱えていた。そして二人はお互いの未来のためにある行動に出る・・・

 

【以下プレスリリース文掲載】

『WAVES/ウェイブス』が4月10日より全国公開致します。

今やアメリカ映画界の最前線に立つ存在になったA24が放つ最新作はトロント国際映画祭で史上最長のスタンディングオベーションを巻き起こし、「一生に一度の傑作」「今年、最もまばゆい体験」と世界中が大熱狂。

 

本作の主役とも呼べるのは、今の音楽シーンをリードする豪華アーティスト達が手掛ける31の名曲。トレイ・エドワード・シュルツ監督が事前に本編に使用する楽曲のプレイリストを作成し、そこから脚本を着想し製作されました。監督自身が“ある意味でミュージカルのような作品”と語るように、全ての曲が登場人物の個性や感情に寄り添うように使用され、時には音楽がセリフの代わりに登場人物の心の声を伝える。ミュージカルを超えた<プレイリスト・ムービー>の誕生です!

 

本作では、最旬のヒット曲から往年の名曲まで新旧様々なアーティストの楽曲が物語を形成しています。監督の特に思い入れのあるアーティストは、フランク・オーシャン、ケンドリック・ラマー、カニエ・ウエスト。データ管理サイトKworbの統計によると、彼ら3人のこれまでのSpotify上でのストリーミング数の合計は、なんと83億8411万2247回(3/18現在)。音楽シーンに革新を起こし、時代を作ってきた彼らの楽曲に対する並々ならぬ熱い想いを、選曲理由とともに、下記のように明かしました。

 

<フランク・オーシャンに対する想い>

「フランク・オーシャンはこれまでに5曲も使用を許可したことがなく、彼を説得するのに何か月もかかった。最初は彼のチームに、今は創作活動に没頭しているから難しいと言われたんだ。その後、1曲に減らせないかと提案された時はパニックに陥ったよ。でも僕から手紙とラフカットを送ったら、時間を割いて見てくれて、全曲使用していいと言ってくれたんだ。ロードトリップのシーンで、フランク・オーシャンの「Seigfried」が流れるんだけど、彼の『Blonde』は僕が最も好きなアルバムの一つなんだ。あのシーンを見事にとらえていて、正直でありつつも脆い。そこが美しいと思った。「Seigfried」を用いたシーンでは、主人公が好きな人と旅に出て、自由を肌身で感じるんだ。納得がいくまで何度も編集していたら、最後は僕も泣き崩れてしまった。音楽とビジュアルが見事にシンクロして、心を強く突き動かされたからだ。」

 

<カニエ・ウエストに対する想い>

「僕はずっと前からカニエの大ファンなんだ。とてつもなく魅力のある人物だと思うし、カニエ・ウエストの伝記映画を作りたいという夢も持っている。音楽の天才だし、彼の作品はどれも好きだ。ケルヴィン・ハリソン・Jr演じるタイラーのシーンで『I Am a God』を使ったのは、ある意味リアルだったからだ。彼の頭の中では、あのような音楽が流れているに間違いないし、頭から溢れ出して周囲まで浸してしまっているんだ。使用の許諾に時間がかかったけど、ありがたいことに、最終的にカニエは承諾してくたんだ。カニエは尊敬しているし、彼の精神はこの作品にあらゆる形で映し出されている。」

 

<ケンドリック・ラマ―に対する想い>

「ケンドリックの曲を使うシーンは、実は許諾を撮る前に撮影を進めたんだ。この作品は様々なリスクを伴っていたが、思い切って挑戦してみたかったんだ。タイラーがキャンプファイヤでケンドリックの『BACKSEAT FREESTYLE』を歌うシーンなんだけど、使うこと

は最初から決めていたから、他の曲で撮ることなんて考えもしなかった。このトラックは16歳の頃自分自身の気持ちを再構築したものだとケンドリックが語っていて、タイラーが反発し苦しみから逃れようとするこの瞬間にぴったりだと思ったんだ。もし曲使用の許可が出なかったら、代替案はそのシーンをカットすることだった。そうなっていたら、本当に悲惨だったね!」

ビッグアーティスト故に使用許諾までに紆余曲折があったものの、監督の熱意と情熱に突き動かされて生まれた<プレイリスト・ムービー>。是非、映画館の音響で、極上の音楽体験をもたらす珠玉の1本をご体感ください!

 

<物語を彩る豪華31曲のプレイリスト>

「FLORIDADA」「LOCH RAVEN (LIVE)」「BLUISH」アニマル・コレクティヴ

「BE ABOVE IT」 「BE ABOVE IT -EROL ALKAN REWORK」「BE ABOVE IT – LIVE」テーム・インパラ

「MITSUBISHI SONY」「SIDEWAYS」 「FLORIDA」「RUSHES」

「RUSHES (BASS GUITAR LAYER)」「SEIGFRIED」 フランク・オーシャン

「WHAT A DIFFERENCE A DAY MAKES」ダイナ・ワシントン/「La Linda Luna」 ケルヴィン・ハリソン・Jr

「LVL」 エイサップ・ロッキー/「AMERICA」 ザ・シューズ/「BACKSEAT FREESTYLE」 ケンドリック・ラマー

「IFHY」 タイラー・ザ・クリエイター feat. ファレル・ウィリアムス/「FOCUS」 H.E.R.

「LOVE IS A LOSING GAME」 エイミー・ワインハウス/「SURF SOLAR」 ファック・ボタンズ

「U RITE」「U-RITE (LOUIS FUTON REMIX)」 THEY./「I AM A GOD」 カニエ・ウェスト

「GHOST!」 キッド・カディ/「MOONLIGHT SERENADE」 グレン・ミラー・オーケストラ

「THE STARS IN HIS HEAD(DARK LIGHTS REMIX)」 コリン・ステットソン/「HOW GREAT」 チャンス・ザ・ラッパー

「PRETTY LITTLE BIRDS」 SZA feat. アイザイア・ラシャド

「TRUE LOVE WAITS」 レディオヘッド/「SOUND & COLOR」 アラバマ・シェイクス

 

<現時点(2020.3.25)までの主な受賞・ノミネート>

★第29回ゴッサム賞 作品賞/観客賞ノミネート/ブレイクスルー俳優賞(テイラー・ラッセル)受賞!

★第19回ニューヨーク映画批評家オンライン賞 ブレイクスルー・パフォーマー賞(ケルヴィン・ハリソン・Jr)受賞!

★第73回英国アカデミー賞 ライジング・スター賞(ケルヴィン・ハリソン・Jr)ノミネート

★第35回インディペンデント・スピリット賞 助演女優賞(テイラー・ラッセル)ノミネート

★2019年度ハリウッド批評家協会賞

次世代を担う俳優賞(ケルヴィン・ハリソン・Jr)受賞!

作品賞/インディペンデント映画賞/助演男優賞(スターリング・K・ブラウン)/助演女優賞(テイラー・ラッセル)

ブレイクスルーパフォーマンス賞(ケルヴィン・ハリソン・Jr、テイラー・ラッセル)/キャスト賞/撮影賞(ドリュー・ダニエル)

音楽賞(トレント・レズナー&アッティカス・ロス)ノミネート

★2019年度シアトル映画批評家協会賞 助演女優賞(テイラー・ラッセル)ノミネート

★第18回ワシントンDC映画批評家協会賞 撮影賞(ドリュー・ダニエル)ノミネート

★第32回シカゴ映画批評家協会賞 有望俳優賞(テイラー・ラッセル)ノミネート

★第16回セントルイス映画批評家協会賞 作品賞/サウンドトラック賞 ノミネート

★第11回インディアナ映画ジャーナリスト協会賞 助演女優賞(テイラー・ラッセル)ノミネート

★第24回サンディエゴ映画批評家協会賞 ブレイクスルー・アーティスト賞 (ケルヴィン・ハリソン・Jr)ノミネート

★ハリウッド・レポーター誌が選ぶ 2019年のトップ10映画選出

★ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞 2019年のトップ10映画選出

★ヴァラエティ誌が選ぶ 2019年のトップ10映画選出

 

監督・脚本:トレイ・エドワード・シュルツ(『イット・カムズ・アット・ナイト』)

出演:ケルヴィン・ハリソン・Jr、テイラー・ラッセル、スターリング・K・ブラウン、レネー・エリス・ゴールズベリー、ルーカス・ヘッジズ、アレクサ・デミー

作曲:トレント・レズナー&アッティカス・ロス (『ソーシャル・ネットワーク』、『ゴーン・ガール』)

原題:WAVES /2019年/アメリカ/英語/ビスタサイズ/135分/PG12 https://www.phantom-film.com/waves-movie/

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