『ハリウッド1969 シャロン・テートの亡霊』公開記念トークイベント開催

【ストーリー】

1969年8月ロサンゼルス・シエロ・ドライヴ10050番地、丘の上の瀟洒な邸宅。映画監督のロマン・ポランスキーと結婚したシャロン・テートはその家に引っ越してきたばかりだった。彼女は現在、妊娠8か月。
夫のロマンは仕事でロンドンに出かけており、不在だったが、家にはロマンの友人のヴォイテック・フライコウスキー。コーヒー財閥の女相続人アビゲイル・フォルジャー、シャロンの元婚約者でヘア・スタイリストのジェイ・セブリングが集い、ロマンの帰りを待っていた。
そんな友人たちとの楽しい時間が不吉で不穏なものに代わったのは、一連の奇妙な出来事が起き始めたときからだった。チャーリーという名前の不気味な男がその家の以前の住人を捜して、訪ねてきた。以前の住人は音楽プロデューサーのテリー・メルチャーで、チャーリーという男は彼に自分が作った音楽のデモテープを送りつけていたのだ。家の周りには奇妙なヒッピー風の少女たちが、うろつきまわっていた。
そして、彼女の愛犬が行方不明となる。 シャロンは自分に差し迫る死を予感させる幻影を見るようになる。だが、それが現実のものになるかもしれないと友人たちを説得することはできず、やがて恐ろしい現実が起こったときにはすべては遅すぎた。
シャロン・テート殺人事件はその残虐性のみで有名であるだけではなく、1960年代後半のアメリカに巻き起こった、文化的・政治的な主張を伴う社会現象“サマー・オブ・ラブ”の終焉を象徴する事件でもあった。

【以下プレスリリース文掲載】

オープンセサミ フルモテルモ配給作品『ハリウッド1969 シャロン・テートの亡霊』が、いよいよ8月30日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷にて没後50年記念緊急公開されます。公開週の9月1日(日)20時から、ヒューマントラストシネマ渋谷にて、映画評論家の滝本誠さんをゲストにお迎えして、トークイベントを開催することが決定致しました。

『ハリウッド 1969 シャロン・テートの亡霊』は、『戦場のピアニスト』や『テス』、『チャイナタウン』、『水の中のナイフ』などで知られる、名匠ロマン・ポランスキー監督の妻で、新進の女優だったシャロン・テートが、1969年8月にチャールズ・マンソン率いるコミューン「ファミリー」に惨殺された現実の事件を題材に、彼女の最後の日々を描いた作品です。物語の舞台となるのは、カリフォルニア州シエロ・ドライヴ10050番地にある丘の上に建てられたプール付の瀟洒な邸宅。引っ越してきたばかりのシャロンは、幸せの絶頂にあり、将来は希望に満ち溢れていました。しかし、彼女の周りで不吉な出来事が次々と起こり、その後の運命を知る我々を震撼させるのです。当時シャロン・テートはわずか26歳。しかも、妊娠8か月の身重でした。

集団で犯罪活動をしていた犯人のチャールズ・マンソンは、「ファミリー」のなかで、イエスの再来とされ、絶対的なカリスマ性を持ち、命令は絶対でした。当時のアメリカ全土に育ちつつあるありとあらゆるアングラ文化の流れに乗った彼らは、流行っていた、ビートルズのロック風楽曲「ヘルター・スケルター」にインスパイアされ、白人中産階級を憎悪する殺人集団へと変貌していました。シャロンが殺されたのは、まったくの巻き添えだったのです。

本作の監督ダニエル・ファランズは、1968年8月にシャロンがインタビューで、その後の運命を予感させる悪夢を見たと答えている記事を偶然見つけ、本作の製作を決意しています。もし彼女が自分に降りかかる悲劇的な運命を正確に予知できていたなら、彼女はその運命を回避することができたのでしょうか…。

シャロン・テートの死から50年、奇しくも昨今、1968年と69年を振り返る機会が多くなっています。昨年には製作50年を迎えたスタンリー・キューブリック監督の『2001年宇宙の旅』(68)が世界中で公開され、今年は1969年のハリウッドを舞台にしたクエンティン・タランティーノ監督、レオナルド・ディカプリオ、ブラッド・ピット主演の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(19)が公開されるなど、この時代、その当時の文化に対する若者の興味もかきたてられています。

ハリウッド1969 シャロン・テートの亡霊』公開記念トークイベント概要
■日時:9月1日(日)20時~20時20分 (20時20分からの本編上映前)
■登壇者:滝本誠さん(映画評論家)
*料金:通常料金
※株主ご招待券不可
*座席指定/定員入れ替え制での入場となります。
当該回のチケットをお持ちでないとご覧頂けません。
*オンラインチケット:3日前の8月29日午前0時より販売開始 (開演時間の20分前までの販売です)
*劇場窓口:3日前の8月29日9時(劇場OPEN時)より販売開始 *その他、詳細は下記でご確認下さい。
ヒューマントラストシネマ渋谷:https://www.ttcg.jp/human_shibuya/

監督:ダニエル・ファランズ『悪魔の棲む家 REBORN』(18)〈未〉、『HIS NAME WAS JASON ~「13日の金曜日」30年の軌跡』(09)
出演:ヒラリー・ダフ『ヒラリー・ダフ in 恋する彼女はスーパースター』(12)〈未〉、『ブラッドワース家の人々』(11)〈未〉
ジョナサン・ベネット『ギルティ 狂った衝動』(15)〈未〉、リディア・ハースト『Zネーション』(シーズン5)(18)、『トゥ・ヘル』(18)
2019年/アメリカ/英語/カラー/90分/原題:The Haunting of Sharon Tate/配給:オープンセサミ フルモテルモ
©2018 Cielo Tate Island, LLC
公式サイト:hollywood1969.com
Twitter:@HW1969_sharon

コメント

タイトルとURLをコピーしました