『レヴェナント:蘇えりし者』記者会見レポート!ディカプリオ「永遠に映画史に残る芸術作品になった」

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映画『レヴェナント:蘇えりし者』(4月22日公開)で第88回アカデミー賞主演男優賞を獲得した俳優のレオナルド・ディカプリオが来日し、都内で行われた記者会見に登壇した。

本作でディカプリオは、ハンティング中に熊に襲われ瀕死の重傷を負った上に、目の前で息子を殺され復讐心をその胸に宿す主人公を熱演している。監督は、65年ぶり史上3人目の快挙となる2年連続のアカデミー賞監督賞を受賞したアレハンドロ・G・イニャリトゥ。脚本・製作も務め、大自然が猛威をふるう極寒の地で自然光のみを使った9ヵ月間に及ぶ過酷なロケ撮影を敢行した。

駆けつけた総勢500名の報道陣の前に登場したディカプリオは、「アリガトウ!日本に戻ってこれて本当にうれしく思います。」と笑顔で答えた。アカデミー賞を受賞できた要因を聞かれると、「この作品は私や、キャスト、スタッフとって特別なものです。自分で分析するのは難しいですが、アレハンドロ監督は様々なテクニックを使ってこの作品を作り上げました。永遠に映画史に残る芸術作品になったと思っています。アカデミー賞をもらったことは名誉あることです。もうこういう映画にはもう二度と関われないかもしれない。それだけ私の人生において重要な1章になりました。」と心境を明かした。

アカデミー賞を獲得したこでの変化について聞かれると「まだほんの数週間前の出来事なので、どのように俳優として変わっていくかは全く分からない、未知のことです。ただ私としては、何も変わらないことを望んでいます。受賞はありがたいことですが、賞を獲るためにこの仕事をしているわけじゃありません。自分がもともと持っていた夢や理想を追求し、最高の映画を作り上げることが願いです。15歳の時から、偉大な俳優の英雄たちの後に続きたいという気持ちでやってきて、この映画の世界が大好きなんです。」とコメントした。

最後にディカプリオは、「この日本が、『レヴェナント:蘇えりし者』のプロモーションの一番最後の地になります。6カ月間プロモーションをやってきまして、今日が本当の意味でのゴールになるので、ホッとしています。これだけも映画になりそうです(笑)準備期間からプロモーションまで、約2年かけて取り組みました。この作品は人生の重要な一部になりました。」と締めた。

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[写真:ハウル沢田]

【ストーリー】
舞台は19世紀アメリカの広大な未開拓の荒野。狩猟中に熊に喉を裂かれ瀕死重傷を負ったハンターのヒュー・グラス(レオナルド・ディカプリオ)は、狩猟チームメンバーの一人、ジョン・フィッツジェラルド(トム・ハーディ)に見捨てられ置き去りにされてしまうばかりか、愛する息子を殺されてしまう…。“生きる”という純然たる意志だけを武器に、グラスは大自然の脅威なか、厳しい冬の寒さに耐え、交戦中の部族の熾烈な襲撃を交わし、フィッツジェラルドに復讐を果たすため、約300キロの容赦ない旅を生き延びなければならない――。彼は、生き延びることが出来るのか…。

『レヴェナント:蘇えりし者』
4月22日(金)TOHOシネマズ 日劇他 全国ロードショー
(C)2016 Twentieth Century Fox
公式サイト:http://www.foxmovies-jp.com/revenant/

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