発売まで約1ヵ月に迫ったセガのプレイステーション3用ソフト『龍が如く OF THE END』。発売に先駆け、同シリーズ総合監督の名越稔洋氏が、全国6都市の8店舗でサイン＆握手会を開催。各店舗では同時に先行体験会も実施され、いち早く本作に触れようと、多くのファンが集まっていた。このイベントは2月19日から3月12日にかけて行われる。今回はイベントのスタートとなるヤマダ電機LABI1池袋モバイルドリーム館の様子をお伝えします。
当日は午後３時からイベントがスタートする予定だったが、なんと交通渋滞により名越氏の到着が遅れるというハプニングが発生。名越氏の到着を待つファンの前になんとたまたま仕事前にイベントの様子を見に来ていたという「桐生一馬」役の黒田崇矢さんが登場。突然の出来事にイベント参加者たちからは歓声が上がった。さらに参加者が提供してくれたサイン色紙にサインをし、勝った人にプレゼントをするというジャンケン大会が急遽開催された。
黒田氏が次の仕事に向かい、間もなく名越氏が到着。無事、サイン&握手会がスタートした。
名越氏はあらかじめ用意されていたダミージャケット以外にも、参加者が持参したアイテムにも快くサインをし、記念写真や握手にも快く応じていた。
中には「PLAYSTATION3 龍が如く3 昇り龍パック」のPS３本体や、ipadを持参し、そこにサインをしてもらう熱烈なファンの姿も見られた。
サイン＆握手会終了後、囲み取材が行われた。
――いよいよ『龍が如く OF THE END』が完成しましたが、今のお気持ちを聞かせいただけますか？
名越氏「新しいジャンルのゲームが完成して、こういった体験会も無事に開催することができたのであらゆる意味でホッとしてます。」
――今回の体験会でユーザーに特に触ってほしい、注目してほしいポイントは？
名越氏「撃って倒すというガンショットバトルが果たしてどういうものなのか。面白いのか、難しくないのか、という所が気になる人もいると思うので、そこは面白いものであると同時に、難しいものでもない、簡単に気持ち良くなれるという意味では前作までの殴り合いの操作感と同じなんだという事がわかってもらえたらと思います。」
――前作のときも握手会、サイン会をされましたが、今回はその時よりもたくさん集まっていると思います。今作の手応えを感じられましたか？
名越氏「毎回のファンの方も、同時に新規のファンの方もいますし、また『クロヒョウ 龍が如く新章』からの若いファンも増えてきたと思います。ユーザー層の広がりが多様化してきたと毎回感じます。今回はより一層感じました。」
――サイン会が終わっても、まだ体験会の方にはまだまだ列は出来ています。
名越氏「これまでと違い毛色の違う部分に対する不安はあったんですが、この体験会を通じてそういった不安は取れたので、そろそろ「売れる」ということを確信してもいいかなとは思ってきました。」
――今回はゲームのスタイルがだいぶ変わりましたが、ガンショットバトルに切り替えようと思ったきっかけは？
名越氏「モチーフがゾンビになったという所からきてるので。ゲームのルールづけの中身もありますし、それ以上はあまり言いようがないですね（笑）」
――本作は「ゾンビ」をテーマにした作品にしようと思ったのですか？それとも「ガンショットバトル」に重視した作品にしようと思われたのでしょうか？
名越氏「どちらも違います。『龍が如く 見参！』では新たに主人公を増やすのではなく、世界観を置き換えて新しいドラマを作りました。『龍が如く OF THE END』は、主人公たちと時代はパラレルワールドではなく同じ現代ですが、物語の途中からこれまでとは違う敵のエッセンスが作品に打ち込まれて、そこから生まれるエネルギーで物語が走り出します。「龍が如く」シリーズでは科学的に証明されていないものは何も登場しない人間ドラマですから、それは登場するすべての人間達の関係からだけで起こしていくんです。なので今回はまったく予想できないモチーフの違うものが起こすドラマを作ろうとしました。そのモチーフがゾンビだったということです。」
――最後に発売に向けて、メッセージをお願いします。
名越氏「プレイされた方々からたくさん良い反応をいただいています。今回スタッフには限られた時間でマンネリにならないよう、よりフレッシュで面白く遊べるものを作ろうと私自身が無茶を言ったんですが、それが実現できました。1人でも多くの人に遊んでほしいなと思っています。よろしくお願いします。」
――ありがとうございました！
『龍が如く OF THE END』
ジ ャ ン ル：アクションアドベンチャー
対応機種：PlayStation 3
発売日：2011年3月17日
価 格：7,980円（税込）
ＣＥＲＯ表記：D（17才以上対象）
公式サイト：http://ryu-ga-gotoku.com
（C）SEGA
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