声優 古澤徹氏&デジモン名人 ボルケーノ太田氏が登壇する舞台「パンクオペラ 猫耳法一の話」稽古後インタビュー!

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8/26~8/28の期間、ザムザ阿佐谷にて行われる舞台「パンクオペラ 猫耳法一の話」。脚本と演出は声優の古澤徹氏が手掛け、演者には元バンダイでデジモン名人で知られるボルケーノ太田氏が登壇する。

本作品はコメディとホラーとパンクロックが入り混じり、そこに精通した人にはピンとくるネタも混じっているので非常に軽快に奥深く楽しめる作品になっている。今回は本番が近い稽古にお邪魔して、脚本・演出の古澤氏と太田氏に本作品に対する意気込みをお伺いしました!

[取材・文:畑史進]

夜な夜な行われる大音量のパンクロック・・・。
瀬戸中若冲を筆頭のインディーズバンド〈ノイジーマイノリティ〉は、ギターの法一の目の病気が引き金となり、解散の危機に立たされる。
他人事の様に振る舞う法一。法一を気遣う若冲。若冲に恋するBB。ノイジーマイノリティが生きがいのクロ。そんなある日、法一の前に平家の一人が現れる。
「ある方の為、法一に演奏して貰いたい。」
その一言がきっかけでノイジーマイノリティは最大の困難に直面する。
果たして4人はこの困難を打ち払えるのか!バンドの解散はどうなってしまうのか!?!?

■古澤徹氏インタビュー

―――今作はパンクオペラということですが、ご自身は普段どういうジャンルの音楽を聞かれているんですか?

古澤:パンクミュージックは聞きませんねぇ、音楽は「ブルース・スプリングスティーン」ばっかりで、小さい頃から高校時代からファンです。

―――演出もされていますが、役者の方々にどのような事を求められますか?

古澤:ただのびのびと格好良く、言われたことだけでなく自分の内面から出てくるアドリブを出していって欲しいです。

―――脚本を書かれる上で苦労された点は何だったでしょうか?

古澤:苦労はなかったですね、好きなことを書いているときは楽しいんです。今が一番苦しいんですよね。脚本って自分一人だけで好きなようにできるけど、やっぱり芝居というのは一人だけでは出来ないもので、自分の理想を押し付けてもどうしようもないんです。振付さんがこうやりたいって言ったらそれをネガティブな意味じゃなくて妥協点をすりあわせていきたい。そういう意味では「想像の苦しみ」というのは脚本を書いている時よりありますね。

―――練習を観た限りですが、今作は衣装が広がりやすく、ギターや刀のような長尺物が小道具として使われているので、移動の際に大変だと思いました。

古澤:大変でしょうね、小屋も狭いんで。でもいろんな経験を積んでいかないと俳優にはなれないと思う。楽なことばかりやっていたら困った自体に直面した時に何もできなくなっちゃうんです。今作は8作目ですが、久しぶりの舞台で、初めての俳優ばっかりなので第1作目と同じような気持ちで臨んでいるんですが、彼らもこういう経験は財産になっていくと思うんです。

―――舞台の内容に少し触れますが、壇ノ浦は山口県下関市の地名で、「マックスバリュ」も実際に赤間神宮の近くにありますが、ロケーションをされたりしたのですか?

古澤:いや、すごくいい加減ですね。グーグルマップで見てたら「マックスバリュ」あるな、「ローソン」もあるな、じゃあ使っちゃえってことで。本当はその場面は長くして観光案内にしたいなと考えたんですが、あまりにしつこいんでシンプルにしました。

―――舞台をやる上で声優と舞台俳優は違うなぁと感じることは何でしょうか?

古澤:そうですね「作りが逆だ」と感じますね。要するに台詞というのは精神と心や肉体を通じて最終的に出てくるんですよ。声優というのは肉体の部分は映像でもう出来上がっているんで最終的に出てくる台詞をスタジオで頂いてぶっつけ本番でやらなくちゃいけない。だからどこかで手を抜かなくちゃいけないんですよ。いつでも舞台をやっているつもりで声優の仕事もやっているつもりでした。
舞台は芸事においては「貯金」だと思っています。一本の作品をやると歴史だとか土地だとか作者のことを調べたり、いろんな映画を見たり舞台を見ないとイメージを膨らませないといけないじゃないですか。そういう意味では一本の舞台をやると貯金がいっぱいできるんです。だから声優の仕事を演るときには貯金を切り崩しているという感覚なんですよ。だから声優の仕事ばっかりやっていると出て行くばかりなんで破産するんですよ。

―――今作に興味を持った人に是非注目して欲しいポイントを教えていただけますか

古澤:そうですね・・・多分面白いと思うんですよ、俳優も活きがいいし、美男美女もそろっていますので、これからどんどん出て行く劇団ですので、今のうちにコアなファンになっていただいて、俳優を追っかけていただいてほしいなと思います。

■ボルケーノ太田氏 インタビュー

―――ご自分の役と向き合ってどのような感覚ですか?

太田:いろんな側面のあるキャラクターなので、その側面の一つ一つを丁寧に描いていかないといといけないなと楽しんでます。

―――かなり体を張った演技もありますが、どうですか?

太田:体をいっぱい張って頑張っていきたいなと思っています。大丈夫ですよ!!

―――以前はデジモン名人として人前に立つこともあって、今回の舞台も本番が近いですが緊張はありますか?

太田:正直にいうと意外と緊張はないです。もう演るしかないんで選択肢がないんで、行かなきゃいけない。そう思っていると「あれ?俺は意外と緊張していなかったな」と思うことが多いと思います。

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劇団Rlung 風 第八回公演
「ーパンクオペラー 猫耳法一」
場所:ザムザ阿佐ヶ谷
http://www.laputa-jp.com/zamza/main/
全席指定:3500円
日時:8月26日(19:00)、27日(14:00/19:00)、28日(14:00)

■ご予約はチケットフォームから
https://ssl.form-mailer.jp/fms/5834346a450344

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