2010年、世界各国の映画祭やビジュアル・マーケット市場で衝撃を与えてきた新しい日本映画の新レーベルが、いよいよ日本で逆輸入公開される!それが「SUSHI TYPHOON」だ。
海外での約10万枚という驚異的DVDセールスを記録した「片腕マシンガール」(井口昇監督’07)「東京残酷警察」(西村喜廣監督’08)等、驚愕のゴア・アクションを生み出した製作チームが、日本初の本格的海外征服レーベルとして立ち上げた。出し惜しみなしの「面白い」ことだけを追求した作品たちがいよいよ劇場公開される。
『AVN/エイリアンVSニンジャ』は、2011年2月に全米でDVDが発売されるや、「ブラック・スワン」や「シャッターアイランド」を手がけた製作会社がリメイクの権利を獲得した、アクション・エンタメムービー。「女忍 KUNOICHI」など忍者アクションの千葉誠治監督と「GANTZ」2部作のアクション監督を務めた下村勇二の和製グラインドハウス映画。
伊賀の下忍 耶麻汰(三元雅芸)、陣内(柏原収史)、寝隅(土平ドンペイ)は隕石の落下を目撃。頭領の命により 凛林(肘井美佳)らと落下地点へ向かうが、そこに待っていたのは惨忍なエイリアンだった。かくして、忍者とエイリアンの果てしなき死闘が始まる。主役の耶麻汰には「SP 野望篇」「SP 革命篇」の三元雅芸。注目のアクション俳優。紅一点(漫才のX GUNのオカマは登場するが(笑))の凛林役の肘井美佳は脱がないのに妙に艶っぽい、新たなカルト・クィーンの誕生を予感させる。(サントリーCM「ソウルマッコリ」でチャン・グンソクと共演している女性)こういうアクションが全ての見せ場という映画は、とにかくアイデア勝負であり、ハリウッドの大手映画製作会社「Phoenix Pictures」が目を付けたということは「面白い」ということ。でもハリウッドでリメイクされる前に、充分な製作費のもと、再度戦乱の世に出現したエイリアンと忍者とのアイデア溢れる戦い(舞台は森ではなくお城を希望)を描いた本格的時代劇(パート2)を観たい。
レビュアー:JJ堀尾
『AVN/エイリアンVSニンジャ』
7月23日 銀座シネパトスほか全国順次公開
(C)2010 SUSHI TYPHOON/NIKKATSU
公式サイト:http://www.sushi-typhoon.com/jp/
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