全米No.1大ヒット映画『ダイバージェント』がアニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」と酷似しているとの声が続出!

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大人気アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」のファンの多くから、設定が酷似しているという指摘がネットで相次いでいる映画がある。7/11(金)に日本公開される、全世界で興行収入2.6億ドルを記録したハリウッドSF超大作『ダイバージェント』だ。

最終戦争から100年後の近未来。新たな社会体制を生きる人類は、過去の経験から、一生に一度の《選択の儀式》という性格診断テストにより、人間を性格ごとに5つの共同体に分け、その中で一生を送っている・・・というストーリー。シビュラシステムが構築され、人間のあらゆる心理状態や性格傾向を計測する値、通称「PSYCHO-PASS」(サイコパス)が導入されて間もない未来世界を舞台とする「PSYCHO-PASS サイコパス」の設定と確かに似ているようにも見える。

映画公開を控えて『ダイバージェント』のTVスポットが流れ始めた頃からその指摘の声は次第に増え始め、半月ほどで100件に迫る勢いだ。2つが全くの別ジャンルの作品であることを考えると、この数は少ないものではないだろう。

『ダイバージェント』は、アメリカ人作家ベロニカ・ロスが2012年に著し、全世界で累計2,100万部以上を売上げているベストセラー小説を映画化したハリウッド映画で、「PSYCHO-PASS サイコパス」と生い立ちは全く異なる。その《選択の儀式》の結果、いずれにも該当しない“異端者”=ダイバージェントと呼ばれる女性トリスが出現。トリスは自らの能力に戸惑いながらも驚くべき才能を徐々に垣間見せていくのだが、“異端者”抹殺の動きが次第に高まっていく・・・。

ちなみに、ベロニカ・ロスは心理学でいう“5因子モデル(通称ビッグ・ファイブ)”という性格適性モデルをベースにこの小説を書き上げており、「もし生まれ持った性格だけで人生全てが決められてしまったら?」という、性格診断や占いが好きな女性ならではの発想が元となっている。5因子モデルとは、人間の性格の表現に関して近年注目を集めている理論である。これは様々な性格検査や評定形式の違いにもかかわらず,共通の安定した性格特性として5つの因子が見いだされるというもの。5つの因子とは,「神経症傾向(neurotifcism)」「外向性(extroversion)」「開放性(openness to experience)」「調和性(agreeableness)」「勤勉性(conscientiousness)」である。この理論を元に、【勇敢】【博学】【無欲】【平和】【高潔】の5共同体設定を作りあげ、そこから除外され抹殺対象とされてしまう【異端者】を主人公にして、ダイナミックな物語へと発展させた。

『ダイバージェント』は11日より全国公開されるので、気になっている人は、10日よりフジテレビ“ノイタミナ”でスタートする「PSYCHO-PASS サイコパス 新編集版」と実際に見比べてみてはいかがだろうか?

【「PSYCHO-PASS サイコパス」と『ダイバージェント』との類似性を指摘するネットの声(一部)】
・サイコパスで見た設定ですねえ
・サイコパス実写化すんの?
・サイコパスからリスペクトしたっぽい
・サイコパスに近い感じだけど、もっと徹底した管理社会っぽいな
・サイコパスと設定が似てるけどまぁ面白そうw
・性格診断の様なものかな?あれは気分によって左右されるから一度の診断で異端になって殺されるとか鬼畜だわー
・これは性格診断による住み分け故に性格の異なるものは不和を生む危険があるからどこからも排除されるという、結構違う設定だと思うんだけどな。
・サイコパス診断で狙っても満点が取れない俺は主人公にはなれんな

【STORY】
最終戦争から100年後の近未来。人類は国家、人種、宗教という概念を捨て、新たな社会体制を作り上げた。それは、一生に一度の性格診断テストにより、人類を性格ごとに5つの共同体に分類するというもの。それらは、勇気ある者が集まる【勇敢(ドーントレス)】、正直者が集まる【高潔(キャンダー)】、優しい者が集まる【平和(アミティー)】、思いやる者が集まる【無欲(アブネゲ―ション)】、論理的な者が集まる【博学(エリュダイト)】。【無欲】の家庭で育ったベアトリスは診断の時を迎える。しかし、結果はどれにも当てはまらない“異端者(ダイバージェント)”。“異端者”は未知の力を持った人類を滅ぼす脅威されてきたのだった。ベアトリスは“異端者”であることを隠すため、結果を偽って【勇敢】へと加入。名前もトリスと改名した。軍事・警察の機能を担う【勇敢】での激しい戦闘訓練に耐えるトリスは肉体面、精神面での強さを徐々に身に付けていく。その頃、政権担当の【無欲】に対する抵抗運動が勃発。同時に何者かによる“異端者”暗殺計画が動き始め、トリスの身に危険が迫りつつあった。高まる戦争の気運と“異端者”暗殺計画。この2つを影で操る真の敵が姿を現した時、ついにトリスの“覚醒”が始まった―。異端者よ。己の運命を知り、今こそ覚醒せよ。

出演:シャイリーン・ウッドリー、テオ・ジェームズ、アシュレイ・ジャッド、ジェイ・コートニー、レイ・スティーブンソン、ゾーイ・クラヴィッツ、マイルズ・テラー、トニー・ゴールドウィン、アンセル・エルゴート、マギー・Q、ケイト・ウィンスレット
監督:ニール・バーガー
脚本:エバン・ドーハティ、バネッサ・テイラー
音楽:ジャンキーXL、ハンス・ジマー
原作:ベロニカ・ロス「ダイバージェント 異端者」(KADOKAWA刊)
配給:KADOKAWA
TM & (C)2014 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
公式サイト:divergent.jp

7月11日(金)よりTOHOシネマズ有楽座他全国ロードショー




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