2月17日(金)公開 映画『ベネデッタ』本編冒頭映像と修道女二人の新場面写真

 

【STORY】17世紀のペシアの町(現在のイタリア・トスカーナ地方)。幼い頃から聖母マリアと対話し奇蹟を起こす少女とされていたベネデッタは、6歳で出家しテアティノ修道院に入る。純粋無垢なまま成人したベネデッタは、ある日修道院に逃げ込んできた若い女性バルトロメアを助ける。様々な心情が絡み合い2人は秘密の関係を深めるが、同時期にベネデッタが聖痕を受け、イエスに娶られたとみなされ新しい修道院長に就任したことで、周囲に波紋が広がる。民衆には聖女と崇められペシアでの権力を手にしたベネデッタだったが、彼女に疑惑と嫉妬の目を向けた修道女の身に耐えがたい悲劇が起こる。そして、ペスト流行にベネデッタを糾弾する教皇大使の来訪が重なり、ペシアの町全体に更なる混乱と騒動が降りかかろうとしていた…。

 

【以下プレスリリース文掲載】

 

いよいよ今月17日の公開が控えるポール・ヴァーホーベン監督最新作『ベネデッタ』。主人公ベネデッタが、幼少期に奇蹟をおこす冒頭映像および教会で前修道院長役のシャーロット・ランプリングから新・修道院長としてロザリオを受け継ぐ場面写真も解禁となりました。

 

 

「聖母の罰がくだるわ」「なぜ言い切れる?」
「わたしがお願いするから」「聞こえる?聖母マリアの声よ」

 

今回解禁された冒頭映像では、幼少期から「奇蹟をおこす少女」として地元で有名だったベネデッタの出家前の姿を切り取っている。裕福なカルリーニ家の一人娘・ベネデッタは、家族と修道院に向かう道すがら、持参金目当ての盗賊と思しき男たちに囲まれ、母親の大事なネックレスを奪われてしまう。粗野な男たちに立ち向かう勇敢なベネデッタが、マリアさまに男たちの制裁をお願いすると…天からあるモノが落ちてきて、強奪した男に直撃!!
ベネデッタの勇気と奇蹟をたたえ、盗賊たちも退却せざるを得なくなるというシーンである。聖母がなんとも可愛らしい姿で現れたことにほっこりしつつも、いかにもヴァーホーベンらしいお仕置きにクスリと笑ってしまうが、これは偶然なのか、本当に聖母がベネデッタのお願いを聞き入れて現れたのか…。いずれ大人になり、聖女として崇められ権力を手にすることになるベネデッタの片鱗が見られる、重要な幼少期のシーンとなっている。

 

キリストの花嫁になったベネデッタ…
若くして、いち修道女からトップの修道院長へ

 

修道院に入ってからも、ベネデッタはマリア像が倒れて下敷きになっても怪我一つせず、マリア様の声やキリストのビジョンを見続け、ついには両手両足に聖痕が現れる。同僚は自作自演を疑うが、これを利用して民衆の心をつかもうとする教会の役人たちにより、ベネデッタは新しい修道院長に祭り上げられることに…。修道院内で権力の頂点にいたシスター・フェリシタ(シャーロット・ランプリング)は上からの指示に従い、修道院長の印となるロザリオに譲り渡すのだが、胸中は複雑な思いであふれている。彼女の気持ちを知ってか知らずか、無垢な瞳で恍惚の表情を浮かべるベネデッタ。そんな対照的なふたりのシーンを切り取った場面写真も併せて解禁された。

 

カンヌ国際映画祭騒然!
暴力と、セックスと、教会の欺瞞を挑発的に描く
稀代のレジェンド映画作家、ポール・ヴァーホーベン監督最新作

 

物議を醸したヴァーホーベンの新作は、17世紀に実在した修道女の裁判記録から着想を得たもの。主人公は幼い頃からキリストのビジョンを見続け、聖痕や奇蹟を起こし民衆から崇められた一方、同性愛の罪で裁判にかけられたベネデッタ・カルリーニ。男性が支配する時代に権力を手にした彼女がおこした奇蹟は本物か、はたまた狂言か。彼女に翻弄される人々を描いた奇想天外セクシュアル・サスペンスが完成した。

【作品情報】監督:ポール・ヴァーホーベン

脚本:デヴィッド・バーク、ポール・ヴァーホーベン

原案:ジュディス・C・ブラウン『ルネサンス修道女物語―聖と性のミクロストリア』

出演:ヴィルジニー・エフィラ、ダフネ・パタキア、シャーロット・ランプリング、ランベール・ウィルソン

[2021/フランス・オランダ/131分/R18+/原題:BENEDETTA]

配給:クロックワークス

(c) 2020 SBS PRODUCTIONS – PATHÉ FILMS – FRANCE 2 CINÉMA- FRANCE 3 CINÉMA

HP:https://klockworx-v.com/benedetta/

 

2月17日(金)より、新宿武蔵野館ほか全国順次公開

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