『マティアス&マキシム』詩人最果タヒ オリジナル作品解禁ニュース

<ストーリー>

たった一度の偶然のキス。そして溢れ出す、友達以上の想い。 マティアスとマキシムは30歳で幼馴染。友人が撮る短編映画で男性同士のキスシーンを演じることになった二人は、その偶然のキスをきっかけに秘めていた互いへの気持ちに気づき始める。美しい婚約者のいるマティアスは、親友に芽生えた感情に戸惑いを隠せない。一方、マキシムは友情が壊れてしまうことを恐れ、想いを告げずにオーストラリアへと旅立つ準備をしていた。

迫る別れの日を目前に、二人は抑えることのできない本当の想いを確かめようとするのだがー。

 

 

【以下プレスリリース文掲載】

 

この度、グザヴィエ・ドラン監督最新作『マティアス&マキシム』が9月25日(金)より全国公開致します。 本作はこれまで監督が一貫して描き続けてきた“母と子”というテーマから一新、二人の青年の友情と揺れる恋心に焦点を当てた青春ラブストーリー。溢れ出る愛おしさ、触れたい衝動、相手を追いかける眼差しなど、スクリーンに映し出される全てが「恋」そのものを物語る新たな愛の傑作です。

 

この度、詩人、最果タヒが『マティアス&マキシム』公開に寄せて書き下ろした新作が完成致しました。最果さんといえば、読み手の心の琴線に触れ、浸透するような瑞々しくもリアルな詩で、特に若者からの絶大な支持を得る「いま最も新しい表現者」として注目を浴びる詩人。中原中也賞や現代詩花椿賞などを受賞し、2016年には後に映画化もされた『夜空はいつでも最高密度の青色だ』を発表。そんな最果さんが本作の公開に寄せた新作は、誰かを好きになったことのある人であれば共感必至の、切なく、そして恋しさに溢れた作品です。『マティアス&マキシム』を鑑賞した最果さんから「わたしはこの映画が好きです。大好き。でもこの映画が素晴らしいとか、良い作品だとかそういうことは言いたくなくて、そういう「評価をする」という行為がこの映画を見終わったときのわたしの気持ちをぐちゃぐちゃに踏みつけてしまうと感じている。ドランの表情は、人間の顔が、決して何かを伝えるためだけにあるのではないことを教えてくれる。その奥にあるものがなんなのか、はっきりと知ることができないそうした表情が、唯一、感情そのものとして映像の中に残ることができる。きっと。そう思う。わたしはこの作品に宛てて詩を書くことになっていて、映画を見終わったときにそれが嬉しくて、でも、とても困りもした。二人について詩を書く時間は、けれど、やはり幸福でした。繰り返し二人を思い出しながら書くことで、自分も傷ついたし、それでいて自然と祈るような心地がしました。それは多分、映画の中にすでにあった祈りなのだと思います。こんなにも好きな映画に出会えてよかったです。上映を心から楽しみにしています。」と熱い感想が寄せられました。

また、この詩は今月28日より渋谷パルコ1F1O by New Jewelryにて、本作のテーマカラーである赤と青をあしらった佐々木俊さんのデザインで展示される予定。店頭では商品の全購入者にこの詩があしらわれたポストカード(右上添付)をプレゼント。こちらもお見逃しなく。

 

公式ビジュアルをヒグチユウコさん、詩の書き下ろしを最果タヒさんと、様々な分野のクリエイターによって彩られる『マティアス&マキシム』の世界、続報もご期待ください!

 

 

 

監督・脚本:グザヴィエ・ドラン(『Mommy/マミー』、『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』)

出演:ガブリエル・ダルメイダ・フレイタス、グザヴィエ・ドラン、ピア・リュック・ファンク、ハリス・ディキンソン、andアンヌ・ドルヴァル(『Mommy/マミー』)

提供・配給:ファントム・フィルム 原題:Matthias & Maxime(2019年/カナダ/120分/ビスタ/5.1ch)

© 2019 9375-5809 QUÉBEC INC a subsidiary of SONS OF MANUAL 公式HP:phantom-film.com/m-m/

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