『ジョン・F・ドノヴァン死と生』あのハリウッド女優が全カット、幻のシーン公開

<ストーリー>

スターが死んだ。

孤独を抱えた俳優と彼に憧れる少年の”秘密の文通”によって明かされる死の真相。

舞台はNY。人気俳優のジョン(キット・ハリントン)と、彼に夢中な少年ルパート(ジェイコブ・トレンブレイ)。一通のファンレターから始まった“秘密の文通”は、いつしか孤独を抱えた二人の心の拠り所になっていた。しかし手紙が100通を超えた頃、ジョンが謎の死を遂げる。自殺か事故か、あるいは事件か。謎の真相の鍵を握るのは、文通相手の少年ルパートだけだった。それから10年後、ルパートはかつてジョンと交わした “秘密の文通”を一冊の本として出版。さらに、著名なジャーナリストの取材を受け、すべてを明かすと宣言するのだが──。

 

【以下プレスリリース文掲載】

若き天才映画監督グザヴィエ・ドランが、衝撃のデビューから10年を経て、ハリウッドの豪華キャストとタッグを組んだ初めての英語作品『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』が3月13日(金)より劇場公開致します。

 

『Mommy/マミー』でカンヌ国際映画祭審査委員賞を受賞し、前作『たかが世界の終わり』でカンヌ国際映画祭グランプリに輝いたグザヴィエ・ドラン。着想から10年の時を経て、満を持して完成した本作は、幼き日のドラン少年が“憧れのスター”レオナルド・ディカプリオに宛てた手紙から生まれた物語。ジョンには、TVシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」のキット・ハリントン。ジョンの心の支えとなっていく少年ルパートに、『ルーム』で絶賛された天才子役ジェイコブ・トレンブイ。脇を固めるのはナタリー・ポートマン、スーザン・サランドン、キャシー・ベイツら豪華オスカー女優たち。さらにアデル、ザ・ヴァーヴなどの音楽、ほとばしる感情に揺れる映像で、美しきスターの光と影に迫ります。デビューから一貫して描き続けてきた「母と息子」というテーマにおける集大成だと監督自身が語る最新作が、遂に幕を上げます。

 

【幻のカットシーンを解禁】

本作にはもともと女優のジェシカ・チャスティン(「ゼロ・ダーク・サーティ」)が出演していた。ジェシカの配役は人気スターのジョンと少年ルパートとの“秘密の文通”をスキャンダルとして世間に報じたゴシップ誌の編集長。ドラン監督がこだわった4時間の本編について、ジェシカ出演シーンをカットした経緯などをグザヴィエ・ドラン自身が明かすインタビューは以下。

今回解禁になる本編で見ることができないジェシカ出演シーンでは、ジョンがスキャンダルを報じた編集部に乗り込む様子が描かれている。

 

 

―撮影2年。完成までに10年かかった特別な作品。

ドラン「作品のアイデアが浮かんだのは、10年前に『マイ・マザー』を監督していた時。それから5年間頭の中で構想を練り、脚本を書き始めた。もともと僕は駆け足で映画を作るタイプで、いつもは2カ月ほどで編集してしまうんだけど、この作品は違った。撮影に2年かけたことなんて初めてだけど、それだけ今回は僕にとって特別な作品なんだ。」

―もともと4時間あった本編。

ドラン「今回も自分が書いた脚本で撮影したんだけど、全部で160ページもあったから、はじめは本編が4時間あったんだ。撮影にじっくり時間をかけたことによって、映画作りの新しい側面を学ぶことができた。苦しい時期もあったけど、何よりこれまでとは違う方法を発見できたのは新鮮だったよ。」

―ジェシカ・チャスティン出演シーンについて。

ドラン「もともとは“ヒーローと悪”のような構図を考えていたから、彼女はスターを苦しめるゴシップ誌の編集長として出演してもらったんだ。でも4時間の本編を短くする必要があり、彼女が出演したシーンや役柄をカットすることにした。ショービジネス界の話ではありながら、核にあるのは母と息子の話だったり、少年時代の夢についてだから。とはいえ、初期の段階からこの作品のプロジェクトにかかわってくれていたジェシカのシーンをカットするのは難しい決断だった。でも彼女は才能もあると同時にとても賢い人だから、きちんと説明し広い心で理解をしてくれたんだ。いつかまた彼女とは作品を作りたいと思っているよ。」

 

監督:グザヴィエ・ドラン 脚本:グザヴィエ・ドラン、ジェイコブ・ティアニー

出演:キット・ハリントン ナタリー・ポートマン スーザン・サランドン ジェイコブ・トレンブレイ キャシー・ベイツ

提供・配給:ファントム・フィルム、松竹 PG12 カナダ・イギリス映画/スコープサイズ/上映時間:123分 公式HP:https://www.phantom-film.com/donovan/ 原題:The Death and Life of John F. Donovan

©2018THE DEATH AND LIFE OF JOHN F. DONOVAN INC., UK DONOVAN LTD.

 

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