映画『蜜蜂と遠雷』石川慶監督、2年ぶりにワルシャワへ凱旋!! 『蜜蜂と遠雷』が求めた“至高の音”に会場も拍手喝采!!

STORY
芳ヶ江国際ピアノコンクールに集まったピアニストたち。復活をかける元神童・亜夜。不屈の努力家・明石。信念の貴公子・マサル。
そして、今は亡き“ピアノの神”が遺した異端児・風間塵。一人の異質な天才の登場により、三人の天才たちの運命が回り始める。それぞれの想いをかけ、天才たちの戦いの幕が切って落とされる。
はたして、音楽の神様に愛されるのは、誰か?

【以下プレスリリース文掲載】
史上初の快挙となる<直木賞>(第156回)と<本屋大賞>(2017年)のW受賞を果たし、現代を代表する作家の一人、恩田陸の新たな代表作となった名作「蜜蜂と遠雷」が豪華キャスト、スタッフ陣により映画化され大ヒット上映中です!

一切の妥協なく、本物の音を追求した本作。作品を鑑賞した方々からは「音楽、特にオーケストラとの共演は圧巻。」、「4人のピアニストの演奏はそれぞれ原作どおりの個性が際立ち、その迫力と美しさに圧倒されました。」、「ピアノに縁がない自分でも引き込まれた。演奏場面は特等席で聴いているようだった。」など劇中で奏でられる演奏に圧倒される方が続出しております。

そしてこの度、ポーランドで開催されている第35回ワルシャワ国際映画祭の《インターナショナル・コンペディション部門》に出品され、14日(現地時間)に現地で上映。映画制作をポーランドで学んだ監督・石川慶、本作の撮影監督を務めたピオトル・ニエミイスキ、劇中でコンクールの審査員ナサニエル・シルヴァーバーグ役を務めたポーランド出身の俳優 アンジェイ・ヒラが登壇しマスコミとのQ&Aに参加しました。

登壇者全員がポーランドに所縁があり、世界最高峰のピアニストを決めるショパン国際ピアノコンクールが開かれるワルシャワの地での上映など、『蜜蜂と遠雷』と深い縁で繋がる本映画祭。上映が終了し、3名が登壇すると割れんばかりの拍手で迎えられました。Q&Aがスタートし、あまりにもリアルでダイナミックな演奏シーンについての質問で役者陣はピアノの経験があったのかという問いに対し石川監督は「演奏シーンは全て本人たちによるもので、CGなどでの加工をすることは一切しませんでした。最初から誰もがピアノをスムーズに弾けたわけではなく、5か月くらいの練習期間があり、本編の演奏シーンはすべて役者陣の努力による演技の賜物です。」と回答。圧巻の演奏シーンに、感慨に浸る観客も多く見受けられ続けて石川監督は「ピアノ演技指導者として、手元のみを担当してくださるピアニストの方がいました。彼らと俳優さんの二人で一人の役柄を形成することを企図しました。」と“本物の音への追求”に徹底したことについて熱く語りました。ピアノ演奏についての質問はまだまだ続き、監督の思うピアニスト像を構築できたかという質問に対し「映画を作る前にピアニストの方々にたくさんのリサーチを行いました。自分の中では『誰も聞く人がいなくても、ピアノに向き合い高めていく人たち』が私の中のピアニストのイメージです。」とコメント。また、ポーランドの名優 アンジェイ・ヒラについての質問も。開場前もアンジェイに握手を求める方々が続出し、地元を代表する名優の出演に会場は熱気を帯びていました。アンジェイの起用理由について聞かれた石川監督は「撮影監督のピオトルとキャスティングについてスカイプで話をしている際、“良い役者さん”にナサニエル役をお願いしたいと考えていると話していました。そのとき、アンジェイさんにお願いするのはどうかという話になりました。無理な話だと思いながらオファーをして受けてくださったんです。まずあり得ないと思っていましたし、本当に光栄で幸せです。」とキャスティング時を述懐しました。そして、最後にクラシック音楽映画としての完成度を絶賛され、誰かにアドバイスは受けたのかという質問に「自分自身があまりクラシック音楽に精通してないので、たくさんの人にアドバイスを頂きました。また、脚本を書きあげる前に、日本有数のピアニストの方々に演奏をお願いできたおかげで、彼らの演奏を聞いてそれを脚本に落とし込めた側面も多分にあったかと思います。」と回答しQ&Aは終了しました。終演後も多くの観客に取り囲まれ、現地のTV取材も受けるなど本作への期待の高さが伺えるイベントとなり、大盛況で幕を閉じました。

松岡茉優 松坂桃李 森崎ウィン

鈴鹿央士(新人) 臼田あさ美 ブルゾンちえみ 福島リラ/ 眞島秀和 片桐はいり 光石研

平田満 アンジェイ・ヒラ 斉藤由貴 鹿賀丈史

原作:恩田陸「蜜蜂と遠雷」(幻冬舎文庫) 監督・脚本・編集:石川慶

「春と修羅」作曲:藤倉大 ピアノ演奏:河村尚子 福間洸太朗 金子三勇士 藤田真央 オーケストラ演奏:東京フィルハーモニー交響楽団(指揮:円光寺雅彦)

©2019 映画「蜜蜂と遠雷」製作委員会

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