ド迫力海中バトル・エンターテイメント『アクアマン』スクリーンX 試写レポート


昨年12月上旬に公開された『アクアマン』は、公開からまたたく間にアメリカ、中国で記録的な大ヒットを飛ばし、それまでDCレーベルから映画化した作品の『ダークナイト・ライジング』から、またたくまに不動の1位をもぎ取ってしまった。この勢いは、ワーナー・ブラザースの新しい代表作に留まるだけでなく、1月27日の時点での興行収入は、日本円にして約1188億円を超えたことからも、この作品の持ちうる、計り知れないポテンシャルに驚かされる。

本作は、アトランティス帝国の元女王であるアトランナと、人間の父との間に生まれた半海底人のアーサーが主人公のスーパーヒーロー作品。アーサーはその特殊な生まれから、水生生物とコミュニケーションが取れるだけでなく、母親からいつか「地上と海底をつなぐ架け橋」を担うのでは、と予見されている。劇中ではステージ移動を伴う激しい戦闘シーンはもちろんのこと、数多のギミックを解いていくアドベンチャーパートや、これまで観ることが出来なかった新発想の水中戦闘シーンが描かれ、心地よいテンポでエンドクレジットまで持っていく、飽きさせない作品として作られている。

日本公開が待ち遠しい中、2月4日(月)にはヒロイン、メラを演じたアンバー・ハードが来日して、ジャパンプレミアが催された。プレミア会場には、彼女からサインを貰おうと多くの映画ファン、作品ファンが詰めかけるだけでなく、プレミアから外れてしまった人も、ひと目姿を見ようと遠くから見学する人まで出てくる大盛況ぶりだ。また、このジャパンプレミアのあとには、アクアシティお台場で「スクリーンX」のプレミア試写が行われた。

スクリーンX は全面270度の3面スクリーンから構成されており、観客を作品の中に溶け込ませているかのような感覚をはじめ、究極の臨場感と没入感を追求した新しい鑑賞スタイルを提唱している。僕はこの作品を観ることだけでなく、知ることが初めてな上、スクリーンXでの鑑賞も初めてで、正直どのように作品を観ればいいのか困惑した。いざ、実際に鑑賞に臨むと、作品の80%は普通のスクリーンでの上映と変わらない。じゃあ何が違うのかというと、この鑑賞方は、その映画に対して最も特徴的なシーンで3面ワイドに映像を切り替えて、作品の長所を効果的に延ばし、没入感を高めるという印象だった。

本作においては、海底のような今作独特の広大なエリアを舞台にしたシーンで迫力を倍増させ、潜水艦のような極端に狭いシーンで緊張感をうまく演出していた。特に深海のシーンはシチュエーションの関係上、どうしても暗くなってしまいがちになるけど、3面スクリーンのおかげで、物理的に光量が上がって作品の細かいディテールが確認できるため、本作に心を奪われた人にこそ2回目以降の鑑賞に最適だとオススメする。加えて、これらのシーンはただの引き伸ばし映像に留まらず、スクリーンXのために意図的にワイドで画を撮っていることもあるため、スクリーンX版でしか見られない特別な鑑賞体験が得られる。

是非、複数回観ることがあったら近くのスクリーンXのある劇場に足を運んで、スピーディーな深海の空気を楽しんでほしい。

【ScreenX(スクリーン・エックス)シアターについて】
次世代型映画上映システムとして世界的に注目を集めている、3 面マルチプロジェクション・映画上映システムです。正面のスクリーンに加え、両側面(壁面)にも映像が投影され、270 度の視界すべてで映画を鑑賞することができ、映画の世界に自分の感覚が没入していくような臨場感を体験することができます。「ScreenX」で上映される映画は、シーンによって正面のみに映像が投影されるシーンと、両側面に映像が投影されるシーンがあります。左右に広がる画面は映画のシーンにさらなる抑揚と臨場感をもたらす効果を生み出し、映画自体の持つポテンシャルを最大限に表現することを可能にしました。

『アクアマン』
2月8日(金)IMAX® 3D/4D 同時公開
配給:ワーナー・ブラザース映画
(C)2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved “TM & cDC Comics”
https://warnerbros.co.jp/franchise/dccomics/

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