ヒットすれば次回作で荒巻課長のガンアクションが実現!?『攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D』初日レポート!


3月26日、東京、新宿バルト9にて『攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D』の初日舞台挨拶が行われました。本作は『東のエデン』の神山健治監督とプロダクション I.G 制作による大ヒットシリーズ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』シリーズ三作目となる長編『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX SOLID STATE SOCIETY』を3D立体視したアニメ作品。

ゲストとして神山健治監督とプロデューの石井朋彦さんが登壇し、『攻殻機動隊 S.A.C.』の裏話や作品への想いを語りました。舞台挨拶があった回は、9時台という早い時間にも関わらず『S.A.C.』ファンで場内は満席。登壇した神山監督は、「大変な地震があり、喜んでという訳にはいかない状態ですが、こうして初日を迎えることができまして嬉しく思っております。これだけ多くのお客さんに来ていただいて感激しております。」とファンに感謝の気持ちを述べました。
石井プロデューサーから、「この初日舞台挨拶、前代未聞の30分です!」というファンには嬉しい発表からはじまり、舞台挨拶というよりトークイベントがスタート!『攻殻機動隊 S.A.C.』ファンとしてはたまらない濃密な30分間になりました。

トークの中では、映画『アバター』の公開をきっかけに日本で3D映画を作れないか?ということから企画がスタートしたこと、神山監督自ら3Dメガネで一番オリジナルの映像に近い状態で観賞できるように全てのシーンの輝度やコントラストを調整したこと、OPが3D立体視用の完全新作であること、ほぼ新人だった神山監督が『攻殻機動隊 S.A.C.』のキャストと初めて迎えたリハーサルでの思い出、キャストの皆さんから神山監督に様々な「こんなことをしたいんだよ」という”提案”が持ち込まれ、監督がプロフェッショナルとして、できるだけそれに応えるようにしてきたこと等がユーモラスに明かされました。その”提案”の中でも、唯一、実現できていないのが荒巻課長のガンアクションということで、神山監督から「「どうしても荒巻課長のガンアクションが観たい!」という方は『攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D』を何回も観てください!」と、『攻殻機動隊 S.A.C.』シリーズの次回作への意欲を示す発言も飛び出し、ファンの期待を煽っていました。

また、イベントの最後には、映画の入場料金の一部と、公式サイト(http://www.ph9.jp/)やドリパス(http://www.dreampass.jp/deals/area/)で販売中の神山監督と作画監督の中村悟さん描き下ろしイラストがプリントされたTシャツの収益金が東北関東大震災の被災地への募金となることも発表され、映画を楽しみながら募金に参加することを呼びかけました。『攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D』は新宿バルト9他にて全国で公開中。

『攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D』
【STORY】
西暦2034年。「梵」の刺青を入れた男たちが相次いで不審な自殺を遂げる事件が発生。かつてのリーダーだった草薙の後任となったトグサ率いる公安9課は自殺した13人が元シアク共和国最高指導者カ・ルマ将軍に忠誠を誓う特殊工作員で、テロを計画していたことを突き止める。その後、工作員の一人で国外逃亡を図ったカ・ゲル大佐を追い詰めるも「傀儡廻が来る!」という言葉を残し、彼もまた自殺するのだった。
その様子を監視する一人の女がいた。──かつて公安9課のリーダーであった草薙素子。彼女は数種類のリモート義体をまるで傀儡のように操り、事件の裏側で密かに暗躍をつづけていたのだった…。

STAFF 原作:士郎正宗/監督:神山健治/脚本:神山健治 菅正太郎/音楽:菅野よう子/キャラクターデザイン:後藤隆幸 西尾鉄也
メカニカルデザイン:寺岡賢司、常木志伸/総作画監督:後藤隆幸/美術監督:竹田悠介/撮影監督:田中宏侍/3D監督:遠藤誠 塚本倫基/色彩設定:片山由美子
制作:Production I.G/配給:Production I.G ティ・ジョイ/宣伝協力:プレシディオ ヨアケ/制作:攻殻機動隊製作委員会
CAST:草薙素子:田中敦子/バトー:大塚明夫/トグサ:山寺宏一   
(C) 2011 士郎正宗・Production I.G / 講談社・攻殻機動隊製作委員会

新宿バルト9ほか全国公開中!

公式サイト:www.ph9.jp

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