観客動員数344万人、興行収入42.2億円を記録し、Blu-ray&DVD ではオリコンランキング初登場同時総合首位を獲得、また第36回日本アカデミー賞で最優秀アニメーション作品賞を受賞した『おおかみこどもの雨と雪』。第16回ニューヨーク国際児童映画祭に正式招待された『おおかみこどもの雨と雪(Wolf Children)』の上映が、日本時間3月10日(日)(※現地時間3 月9 日)、NY 市内のSVA Theater にて2回行われ、細田守監督が舞台挨拶に登壇した。
細田監督が舞台挨拶に登壇するとあって、チケットは即日完売、270席の劇場は2回とも超満員となった。児童映画祭とはいえ、観客は小学校低学年から年配層まで幅広く、バージニア州から車で5時間かけて来た男性など、熱狂的な細田ファンも多く見られた。
上映後、Q&A のため登壇した監督には惜しみない拍手がおくられ、何から作品のインスピレーションを得たのか、日本では「おおかみ」が文化的にどういう意味をもつか、など、次々に質問が上がった。また、小学生の女の子が「サイン下さい!」と言うと、場内の子供達が一斉に「Me too!」と叫ぶなど、終始和やかなムードで上映会は終了した。
その後、劇場の外には100名以上のファンがサインを求めて列を作り、監督は2時間ほどかけてひとりひとり丁寧にサイン。「上映中3回泣いた!」「ただこの作品を作ってくれたことにありがとうと言いたかった!」など、観客の熱い反応に、監督も嬉しそうに応えていた。
すでに北米での配給が決まっている「おおかみこどもの雨と雪」は今後吹き替えが行われ、全米にて劇場公開される予定。また、今回の渡米に伴い現地メディアの取材や、マサチューセッツ工科大学での講演も予定しており、アメリカでの ‘細田守’作品への注目度はますます高まっている。日本では、Blu-ray&DVD が好評発売中。
ニーヨーク国際児童映画祭(NYICFF)とは
1997 年に始まり今年で第16 回目の開催を迎える。子どもにとってよりよい映画の定義づくりを目的としてGKIDS(Guerrilla Kids International Distribution Syndicate)が立ち上げ、3歳から18歳までを対象とした映画のプロモーションを行う。2000年以降は毎年前売り券が完売し、昨年のイベントでは2万5000人以上の観客動員を記録するなど、現在北米では最大の児童映画祭となっている。今年は3月1日~24日にかけて開催。
『おおかみこどもの雨と雪』発売&レンタル中
Blu-ray 2枚組 7,140円(税込)
DVD2枚組 5,040円(税込)
Blu-ray+DVD ファミリーパッケージ版6,090円(税込)
発売・販売元:バップ
(C)2012「おおかみこどもの雨と雪」製作委員会
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