【STORY】
裕福な家庭に生まれ育ち、何不自由ない生活を送ってきたレイ(水原希子)はある日、高校時代に思いを寄せていた七恵(さとうほなみ)から連絡を受け、10年ぶりの再会を果たす。しかし喜びも束の間、夫からのDVで全身あざだらけな姿を目の当たりにし愕然とする。追い詰められ死を口にする七恵に「それならば夫が消えるべきだ」と諭すレイ。そして「だったら殺してくれる?」と呟く七恵。彼女が生きるためにレイは、七恵の夫を殺す。そして行くあても、戻る場所もないふたりは共に逃避行に出る……。
【以下プレスリリース文掲載】
世界最大級のオンラインストリーミングサービスを提供するNetflixは、製作するNetflix映画『彼女』を2021年4月15日より全世界独占配信中です。
原作は、女性二人の逃避行を描いた中村珍の「羣青」(小学館IKKIコミックス)。高校時代から同級生の七恵に恋をしている永澤レイと、夫から壮絶なDVを受けている篠田七恵。レイは七恵を救うために夫を殺害する。自分のために殺人まで犯したレイに疎ましさと恐ろしさを抱きつつ助けを求める七恵と、そんな彼女を救うためすべてを受け入れるレイ。互いに愛を欲しながら、絡み合わない想いをぶつけあうレイと七恵。正しいことも悪いこともも超えた彼女たちの逃避行を描く『彼女』。日本の美しい景色を背景に、観る者に「愛」の本質を問うロードムービーのメガホンをとるのは『ヴァイブレータ』(2003)、『軽蔑』(2011)、『彼女の人生は間違いじゃない』(2017)、『ここは退屈迎えに来て』(2018)など、孤独を感じている人々を鋭く、かつ情熱的に描き出してきた廣木隆一監督。恵まれた人生を送るかに見えて、実は家族に同性愛者であることを隠していることに悩むレイを水原希子、人生に絶望しながらもレイに救いを求めてしまう七恵をさとうほなみが演じる。
このたび、本作のメイキング映像&メイキング写真が到着!
水原は「多分ここまで自分をむき出しにして、役者としてチャレンジしたことは無かったかなと思う。なかなかそういう作品だったり映画だったりそういう役に出会えることは少ないんじゃないかなと思った」と、本作での役作りが新鮮なものだったことを語る。撮影の合間、セットの中で一人座る水原の姿は、居場所のなさを抱えながら生きているレイ役そのものの空気を放っている。
さとうは「長編作品にがっつりと関わらせてもらうのが初めて。芝居としても自分自身としてもずっと成長して生きていきたいと思っています」と、水原と共に初めて主演を演じたことを自身の成長とも重ねていたとコメント。「ちょと(芝居が)できたかなって感じです」と照れ笑いも見せる。
2人で2階の窓から飛び降りるアクション、日の出前の暗い海岸で監督と演出について話し合う姿なども
映されており、水原とさとうについて「彼女たちの表情がどんどん変わっていくし、レイと七恵になっていってくれているし、あの2人にしかできないものができたから凄いなと思う」と廣木監督も手応え充分だったと振り返る。
「生きていくこと、愛することで見える景色があると思うし、二人の強い生命力を感じてもらいたい」と水原が話す、Netflix映画『彼女』は、現在、Netflixにて全世界独占配信されている。
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