『猿の惑星:聖戦記』VFXスーパーバイザー来日!樋口真嗣&佐藤敦紀とトークショー実施!


ついにクライマックスを迎えるシリーズ最新作『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』が10月13日(金)に公開となる。

本作のVFXスーパーバイザーを務め、『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』、『猿の惑星:新世紀(ライジング)』両作品共にアカデミー賞視覚効果賞ノミネート、『ジャングル・ブック』でアカデミー賞視覚効果賞を受賞したWETAのダン・レモンが来日し、プレゼンテーション&スペシャルトークショーを実施した。

イベント前半に行われたプレゼンテーションでは、前作「猿の惑星:新世紀(ライジング)」からさらに進化した、雪が降る過酷な天候でも可能になったパフォーマンス・キャプチャー技術、役者の演技をエイプで再現し、サポートする製作過程を紹介。レモン氏はCGによる精巧な猿の表現について「動物園から猿のMRIのデータをもらってエイプを再現したりしましたね。本作は500人以上のクリエイターが制作に携わっていました。」と語り、大勢のクリエイターが関わっていることを明かし集まった観客を驚かせた。

イベントの後半はレモン氏と、「シン・ゴジラ」で監督を務めた樋口真嗣、同作でVFXスーパーバイザーを担当した佐藤敦紀がトークセッションが行われた。

本作をすでに観賞した樋口監督は「本作はどこまでナチュラルに見せることができるか、様々なものをすっ飛ばして本当にすごい作品」と語り、佐藤氏も「 「猿の惑星」のすべてのシリーズを見てきていますが、クオリティが急カーブを描くように進歩しているし、もちろんエキサイティングで最高に面白い」と興奮気味に感想を述べた。

MCより「ゴジラの存在を知っていますか?」と問われたレモンは、「もちろん知っていますよ、大ファンです!いつ見てもフレッシュさを感じられる作品ですね。」と話すと、樋口監督は「ありがとうございます」と胸に手を当てお礼を述べた。

樋口監督は「アンディ・サーキスはCGを通すことで生身の時より良い演技になっていると思うのですが。」と質問を投げかけ、レモンは「アンディ・サーキスのすごいところはシーザー、キングコングと様々なものに七変化できるところですね。」と、共に作品を作り上げた名優についてコメント。

佐藤氏からは「毛糸の帽子もCGで作っていることに衝撃を受けました!」とVFXの進化に驚きの声があがり、「毛糸はデジタルで作り出しました。バッドエイプの再現より大変でした(笑)」と本作の新しいチャレンジの苦労話で笑いを誘った。

またトークセッションは今後のビジュアルエフェクトの未来について展開。「技術の進化によってストーリーを紡ぎ出せるようになっており、5年後にはさらに進化していると思います。」とレモンは持論を語った。

『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』
10月13日(金)全国ロードショー
配給:20世紀フォックス映画
(C)2017 Twentieth Century Fox Film Corporation
公式HP:http://www.foxmovies-jp.com/saruwaku-g/

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