SF映画史上最高の傑作として、公開後35年にわたり語り継がれる『ブレードランナー』(82)。その続編となる『ブレードランナー 2049』が10月27日(金)から全国公開される。
今回、日本が世界に誇るアニメ監督・渡辺信一郎が、ハリウッドから直々のオファーを受け手掛けた短編アニメが完成し、全世界より一足先に日本が先行して公開となった。その解禁時間も、本作のタイトルにちなみ 20時49分!全世界待望であるこのアニメの壮大かつ意味深なコンセプトアートと共に世界初解禁!
短編アニメの舞台となるのは、デッカードが恋人の女性レプリカントと共に姿を消してから3年後の2022年の世界。前作の舞台である 2019年から本作2049年にいたるまでの“空白の30年間”で、重要な鍵を握る“大停電(ブラックアウト)のエピソード”が語られている。そしてこの度公開となったコンセプトアートでは、『カウボーイビバップ』『アニマトリックス』『サムライチャンプルー』などで世界からの評価を得続けている渡辺監督が、重厚で近未来的な“ブレードランナー”の世界観はそのままに、監督ならではの洗練されたスタイリッシュさを加えたものになっている。その圧倒的なビジュアルには実写を凌ぐほどの臨場感があり、早くも本作への期待が最高潮に達する予感を漂わせているのだ。
さらに、渡辺監督が、「アニメ版を制作するにあたり気を付けたのは、『ブレードランナー』に最大限のリスペクトを払うこと」と語っていたように、前作『ブレードランナー』にも登場したパン・アメリカン航空のロゴマークや、 知る人ぞ知る “強力わかもと”を彷彿させるような和服姿の女性が映る電子広告もしっかりと確認できるなど、デティール一つ一つも見逃せない、映画ファン、アニメファン、“ブレラン”ファン、皆納得のコンセプトアートとなっている。
「ブレードランナー ブラックアウト 2022」本編
メインスタッフ 監督・脚本:渡辺信一郎
キャラクターデザイン・作画監督:村瀬修功
音楽:Flying Lotus
制作:株式会社 CygamesPictures
メインキャスト イギー:松田健一郎 / トリクシー:青葉市子 / レン:古川慎
そんな大興奮必至の短編アニメには、謎に包まれた男性イギーと、美少女トリクシー、2人のレプリカントが登場し、“大停電”の驚くべき真相が明らかになる。2022 年、労働力として製造された人間と見分けがつかない人造人間<レプリカント>は寿命を持たないよう改良されていた。そんな彼らが、“人間になるために”起こした事件こそ、この“大停電=ブラックアウト”だったのだ。イギーたちは、大停電によって世界中の電子機器をシャットダウンさせ、レプリカントにまつわる全てのデータを抹消することで“人間とレプリカント”の境界線を崩そうとした。イギーの口から明かされるその衝撃のシナリオに、レプリカントであるはずのトリクシーからは、「私たち人間になれるの?」と、“ブレードランナー”の根本を覆す発言も飛び出している。そして彼らの計画が実行されたとき、世界が暗闇に包まれ、電子的なデータのほぼ全ては破損し、レプリカントの製造は禁止された。
さらにアニメの中では、このイギーが軍から脱走したレプリカントの一人だったことが明らかに。そして驚くべきことは、彼と同じく軍から逃げ出したレプリカントとして、本作にも登場するサッパー(デイヴ・バウティスタ)が映し出されていることだ。どうやら彼は、本作で明かされる<衝撃の事実>に関わる一人であると予想される。
彼からが起こした“人間になるための”大停電が、本作で描かれる“人間とレプリカント”にどんな意味をもたらすのか?そして明かされる“衝撃の事実”にどんな繋がりがあるのか?ますます期待は高まるばかり!
『ブレードランナー 2049』
10月27日(金)全国ロードショー
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
公式HP:http://www.bladerunner2049.jp/
ブレードランナー ファイナル・カット 日本語吹替音声追加収録版【Blu-ray】…
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