“メイド・イン・ジャパン”のヒーローを総製作費120億円の圧倒的スケールで描く、日米ハイブリッド超大作『パワーレンジャー』が7月15日(土)より全国公開となる。
日本公開に先駆け、日本時間3月23日(木)にロサンゼルス「ウエストウッド・ヴィレッジ・シアター」にてワールドプレミアが開催された。
総製作費120億円を費やし、ハイクオリティに描かれるアクションにも期待が集まる映画『パワーレンジャー』は、1月に全米で解禁された予告編は瞬く間に話題を呼び、わずか1週間のうちにYouTube再生回数2000万回超え。その期待を表すかのように、ハリウッドの中でも最も歴史ある映画館の一つであるウエストウッド・ヴィレッジ・シアター前に作られたブラックカーペットには、夕方からの開催にもかかわらず、早朝からすでにファンが駆けつけた。用意されたブラックカーペットには、パワーレンジャー5人のカラーで彩られた「POWER RANGERS」のロゴが。日本のスーパー戦隊をベースに、アメリカで20年以上愛され続ける人気シリーズが『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』、「ワイルド・スピード」シリーズなどを手がけた豪華製作陣の手によって、新たなスーパーヒーローとして生まれ変わった超大作ということもあり、会場には約2000人のファン、世界各国からの報道陣約200媒体以上も詰めかけ、開始前から熱気であふれていた。
そんな興奮高まる中、キャストたちが登場するとファンからは大きな歓声上がる。主人公でレッド・レンジャー役のデイカー・モンゴメリーが「僕はオーストラリア出身だけど、今日は家族も来てくれてうれしい。僕は子供の頃はリーダーになるような性格ではなかったけれど、今回の撮影中はみんなのリーダーとして頑張ったよ。みんな見てね!」と終始笑顔。子供のころにスーパー戦隊シリーズを見たことがあるというイエロー・レンジャー役のベッキー・Gはワンショルダーの黄色いドレスで登場し、「パワーレンジャーの一員になれたことを誇りに思う。映画を見た子供たちが『この子も私みたいに同じ悩みを抱えているんだ!』と感じてくれるような多様性があるのもパワーレンジャーの魅力」と語り、「撮影の時は私が5人の中で一番ケガが多かったの」と撮影の際の苦労も明かすと、ピンク・レンジャー役のナオミ・スコットも「初めてパワーレンジャーのアーマーを着た時はすごく苦しくかったんだけど、全部、着装して姿を見たときは、 全世界から集めたパワーを得たみたいで、エネルギッシュになったし興奮したわ」と語った。ブルー・レンジャー役のRJサイラーと、ブラック・レンジャー役のルディ・リンも、「きっと日本のファンにも気に入ってもらえる、素敵な作品になっているよ!見てもらえるのが楽しみ!」と日本に向けてコメント。ほかにも、リタ・レパルサ役のエリザベス・バンクスや、テレビシリーズの初代レンジャーたちをはじめ、ゲストとして登場したジーン・シモンズやキム・レイヴァーたちもブラックカーペットを笑顔で歩いた。
子供のころからパワーレンジャーが大好きというディーン・イズラライト監督は大興奮でブラックカーペットに登場し、「この映画が見たいとファンが集まってくれたこの場所にいられることが最高だよ」とファンに感謝を述べた。テレビシリーズで人気を誇るシリーズを、映画化するにあたり「現代の様々な問題を抱えているティーンエイジャーにとって何が必要なのか、何を感じているのかを長い時間議論して作り上げた。キャラクターたちと一緒に、素晴らしい冒険を体験できると思う」と熱く語り、日本のファンに向けて「きっとこの映画を気に入ってもらえると思う。皆に会うのが待ちきれないよ。オリジナルに敬意を払うことで”スーパー戦隊”に栄誉を与えたいと思ったんだ。ぜひ映画を見に行ってね」とメッセージを送った。
さらに今回は、レッド・レンジャーとピンク・レンジャーの声優を務める勝地涼と広瀬アリスが初めてハリウッドでのブラックカーペットイベントに参加。現地の熱狂ぶりを肌で直接感じた勝地は「お客さんも、参加している人もキャストもみんなが楽しそうで、幸せな気持ちになった」と興奮した様子。デイカーをはじめ5人と直接話したことも明かし「(ブラック・レンジャー役の)ルディ・リンから、自分らしく思い切ってやれば大丈夫だよとアドバイスを受けました。また彼らが役に責任感とプライドを持って楽しんでやっているんだなと感じました。自分たちも日本のプレミアで、同じようにやりきったと言えるくらいになれればいい。このイベントに来るときと違って、今は日本に帰って早くアフレコがしたいです。僕らが受け取ったバトンをジャパンプレミアで盛り上げていきたい」と決意を新たにした。さらに、日本の和を意識し、美しさの中に妖艶さも兼ね備えたケイタマルヤマのドレス姿で可憐に登場した広瀬は、初めてのワールドプレミアにやや緊張した様子を見せていたが、「お客さんとの距離が近くてびっくりした。パワーレンジャーという、日本の文化がハリウッドに渡ってたくさんの人に見てもらえることがうれしい。アメリカでは、性別も年齢もバラバラな方がたくさんパワーレンジャーを見ているので、日本でも多くの人に見てもらって、女優として一回りも二回りも成長してまたハリウッドに帰ってきたい」と、『パワーレンジャー』の世界的な人気を改めて実感し、刺激を受けていた。
ブラックカーペット後の舞台挨拶では、最後に本作のプロデューサーにして、パワーレンジャーの生みの親であるハイム・サバンが「日本で、たまたまこの素晴らしいコンテンツと出会って、全世界の子供たちに知らせたいと願い、東映に相談に行きました。今から約20数年前にやっと念願叶って、パワーレンジャーというタイトルで全世界で放映することができました。パワーレンジャーは東映が生んで私が育てたと言っても過言ではないでしょう。この映画は、超S級のエンターテイメント作品に仕上がったことを誇りに思います。東映の皆さん、ライオンズゲートの皆さん、イズラライト監督、本当にありがとう。」と締めくくった。
なお、本作は北米、欧州、アジアなど日本を含む世界87の国と地域で公開されるほか、本プレミアを経て現地3月24日より公開される全米をはじめ、64ヶ国が今週末に同時公開となる。
『パワーレンジャー』
2017年7月15日(土) 日本上陸!
配給:東映
(C)2016 Lionsgate TM&(C)Toei & SCG P.R.
公式HP:http://www.POWER-RANGERS.jp
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