遠藤周作の名作「沈黙」を巨匠マーティン・スコセッシ監督が完全映画化した『沈黙-サイレンス-』が2017年1月21日(土)から全国公開となる。
今回、日本版ポスターが遂に完成し、さらに特報映像も同時解禁された。
刊行から50年、遠藤周作没後20年の2016年。世界の映画人たちに尊敬され、アカデミー賞にも輝く巨匠マーティン・スコセッシ監督が、戦後日本文学の金字塔にして、世界20カ国以上で翻訳され、今も読み継がれている遠藤周作「沈黙」がついに映画化した。1988年にスコセッシが原作と出会ってから28年、いくつもの困難を乗り越えて実現した一大プロジェクトだ。キャストは主演のアンドリュー・ガーフィールドを筆頭に、アダム・ドライバー、リーアム・ニーソン、日本からは窪塚洋介、浅野忠信、イッセー尾形、塚本晋也、小松菜奈、加瀬亮、笈田ヨシら、各世代の実力派が名を連ねる。さらに、全員でアカデミー賞受賞6回、アカデミー賞ノミネート23回のスコセッシゆかりの最高のスタッフと、時代考証や美術で日本人チームが参加し、舞台となる江戸初期の長崎を再現。
人間の強さ、弱さとは?信じることとは?そして、生きることの意味とは?貧困や格差、異文化の衝突など、この混迷を極める現代において、人類の永遠のテーマをあまりに深く、あまりに尊く描いた、マーティン・スコセッシの最高傑作にして本年度アカデミー賞最有力作品がいよいよ上陸する。
この度、『沈黙-サイレンス-』の舞台となる長崎の荒れた海を背景にした、日本版ポスターが完成した。日本オリジナルとなるビジュアルは、重い雲が空を覆い、激しい波が打ち寄せる長崎にたどり着いた二人の宣教師、ロドリゴ(アンドリュー・ガーフィールド)とガルペ(アダム・ドライバー)の姿をとらえている。棄教したとされる師フェレイラ(リーアム・ニースン)を探すため、固い信念を胸に長崎へと潜入した瞬間だ。雲の切れ目からは一条の陽光が差し込んでいる。ポスターの上部には、宣教師たちを導くキチジローを演じた窪塚洋介、通辞役の浅野忠信、激しい弾圧を行う井上筑後守=イッセー尾形、敬虔な信者モキチ=塚本晋也、イチゾウ=笈田ヨシ、長崎奉行に囚われたキリシタンの村人を演じる加瀬亮、小松菜奈ら、主要キャストの写真が並ぶ。また、ポスター完成に伴い、劇場で上映が開始された特報も同時解禁となった。
【ストーリー】
17世紀、江戸初期。幕府による激しいキリシタン弾圧下の長崎。日本で捕えられ棄教(信仰を捨てる事)したとされる高名な宣教師フェレイラを追い、弟子のロドリゴとガルペは日本人キチジローの手引きでマカオから長崎へと潜入する。日本にたどりついた彼らは想像を絶する光景に驚愕しつつも、その中で弾圧を逃れた“隠れキリシタン”と呼ばれる日本人らと出会う。それも束の間、幕府の取締りは厳しさを増し、キチジローの裏切りにより遂にロドリゴらも囚われの身に。頑ななロドリゴに対し、長崎奉行の井上筑後守は「お前のせいでキリシタンどもが苦しむのだ」と棄教を迫る。次々と犠牲になる人々。守るべきは大いなる信念か、目の前の弱々しい命か。心に迷いが生じた事でわかった、強いと疑わなかった自分自身の弱さ。追い詰められた彼の決断とは―
『沈黙-サイレンス-』
2017年1月21日(土) 全国ロードショー
配給:KADOKAWA
(C)2016 FM Films, LLC. All Rights Reserved.
公式サイト:http://chinmoku.jp
沈黙改版 [ 遠藤周作 ] |
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