映画『管制塔』は、“Galileo Galilei“のオリジナル曲『管制塔』を基に、『ソラニン』の三木孝浩監督が北海道稚内を舞台に二人の中学生男女の姿を描いた人間ドラマ。いよいよ4/9から公開される本作の主演を務める橋本愛さんのインタビューをお届けします。
—今回、真冬の稚内で撮影をされたそうですが、橋本さんは稚内に行かれたことはありましたか?
橋本さん「いえ、なかったです。北海道自体が初めてでした。一面の白い世界で、きれいだなぁと思いました。」
—本作はGalileo Galileiのオリジナル曲「管制塔」から生まれたオリジナルストーリーですが、Galileo Galileiの曲を聴いたことはありましたか?
橋本さん「聴いたことはありました。そして、出演が決まってからきちんと聴いてみました。声もいいし、歌詞もいいし、学校でも流行っています。」
—瑞穂(ミィ)を演じてみて、橋本さんご自身と共通する部分などはありましたか?
橋本さん「ミィとは全然違いますね。でも、『管制塔』がこれまでにやった役の中ではいちばん自分と近いとも思いました。他の役は、私とはかけ離れてましたから。むしろ離れている方がやりやすいとも思っていましたし。ミィの内面は違うかもしれないですけど、駈と接している時のミィは表面的には明るくて無邪気な女の子だと思うんです。これまでの役はもっと陰があるというか、『告白』での役は全然学校ではしゃべらない子でしたし。障害を持っていたり、人間じゃなかったり、自分と似た感じの役はやったことがなかったんです。」
—劇中で瑞穂(ミィ)がピアノを弾くシーンがありましたが、橋本さんご自身は楽器の経験はありましたか?
橋本さん「何もなかったので、今回練習しました。合計2時間ぐらいなんですけど、ピアノ教室に行って練習しました。実際に弾けるようになるというよりは、弾き真似の練習でしたけど(笑)。こうしたら弾いてるように見えるとか。ピアノが弾けたらかっこいいなというのはずっと思ってるんですけど、練習するのが面倒くさくて(笑)。」
—やはり楽器が弾ける人に憧れますか? 楽器ができる男の子はどう思いますか?
橋本さん「かっこいいなといっても、男の子がとかじゃなくて、楽器を理解して、自分も弾けたらいいなという憧れですね。」
—今回、駈役を演じた山崎賢人さんとは初共演だということですが、一緒にお仕事をしてみていかがでしたか?
橋本さん「二人のシーンが多かったので、普通に仲良くはなりましたけど、お芝居の話とかはしませんでした。でも、お芝居中は、山崎さんも緊張してなくて、そこは私と一緒だなぁって思いました。」
—完成した作品をご覧になっていかがでしたか?
橋本さん「すごく映像がきれいだし、感動したし、終わった瞬間、関われてよかったと思いました。」
—映画の中で橋本さんが印象に残っているセリフやシーンはありますか?
橋本さん「やっぱり最後に駈に全部吐き出すところですね。あと、雀荘のシーンが好きです。初めて行ったんですけど、楽しそうだなぁって。麻雀もどきのものが家にあるので、ルールも習ったことがあります。」
—最後に『管制塔』に出演されて何か得たものはありましたか?
橋本さん「普通の女の子の役がやりたいという思いは『管制塔』で叶ったと思います。あとは、優しくてあたたかい人たちに出会えたことですね。」
『管制塔』
2011年4月9日(土)~4月22日(金)2週間限定上映
監督:三木孝浩(映画『ソラニン』)
脚本:持地佑季子(フジテレビヤングシナリオ大賞)
出演
山崎賢人(「クローンベイビー」TBS)、橋本愛(『告白』)、
松田美由紀、利重剛、ななめ45℃、とーやま校長、やしろ教頭、ほか
主題歌:Galileo Galilei 「管制塔(acoustic)」
制作:ROBOT(『ALWAYS 三丁目の夕日』『つみきのいえ』)
企画・製作・配給:ソニー・ミュージックエンタテインメント/SMEレコーズ
特別協力:TOKYO FM 「SCHOOL OF LOCK!」
公式サイト:http://www.galileogalilei.jp/eiga/
公式Twitter:http://twitter.com/doramotwi
(C) 2011 Sony Music Entertainment (Japan) Inc./ SME Records Inc.
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