今週末公開!『エンドロールのつづき』山田洋次ほか日本の映画監督が本作にエール!&本編映像

 

【STORY】

9歳のサマイはインドの田舎町で、学校に通いながら父のチャイ店を手伝っている。厳格な父は映画を低劣なものだと思っているが、信仰するカーリー女神の映画は特別と、家族で街に映画を観に行くことに。人で溢れ返った映画館、席に着くと、目に飛び込んだのは後方からスクリーンへと伸びる一筋の光…そこにはサマイが初めて見る世界が広がっていた。映画にすっかり魅了されたサマイは、再び映画館に忍び込むが、チケット代が払えずつまみ出されてしまう。それを見た映写技師のファザルがある提案をする。料理上手なサマイの母が作る弁当と引換えに、映写室から映画をみせてくれるというのだ。サマイは映写窓から観る色とりどりの映画の数々に圧倒され、いつしか「映画を作りたい」という夢を抱きはじめるが―。

 

【以下プレスリリース文掲載】

 

 

山田洋次ほか日本の映画監督が本作にエール! パン・ナリン監督がささげる 誰もが知る伝説的映画へのオマージュ本編映像解禁!

 

チャイ売りの少年が映画と出会い、やがて世界で活躍する映画監督になる―。監督自身の驚くべき物語を映画化した、『エンドロールのつづき』(2023年1月20日(金)新宿ピカデリー他全国公開)。トライベッカ映画祭ほか、世界中の映画祭で5つの観客賞を受賞し、さらにバリャドリード国際映画祭では最高賞にあたるゴールデンスパイク賞をインド映画として初めて受賞。そして世界中の映画祭から喝采を浴びた本作は、日本でも大きな話題となった『RRR』などの話題作を抑え、第95回アカデミー賞インド代表(国際長編映画賞)としてショートリストにも選出され、ノミネートへの期待が高まります。

 

サマイ、9歳、チャイ売り。恋に落ちたのは“映画”だった―

珠玉のインド映画の数々が彩る、驚きの実話から生まれた感動作!

 

 

 

 

 

“映画”への溢れんばかりの愛情を込めて本作を監督したのは、インド出身で今や国を超えて活躍するパン・ナリン。リュミエール兄弟、スタンリー・キューブリックなど、監督が敬愛する巨匠たちへのオマージュがちりばめられ、自らの才能で未来を照らす光を追い続ける少年の姿に、誰もが無邪気な幼少期を思い出すような、幸せで希望あふれる物語が誕生した。大きな夢を抱く主人公、チャイ売りの少年サマイ役には3,000人の中から選ばれた新たな才能、バヴィン・ラバリ。観客が一体となった映画館、スパイスたっぷりの手料理、陽気な音楽とダンス…どこか懐かしいインドの魅力が満載で贈る、実話から生まれた感動作!

 

監督・脚本はインドのグジャラート州出身者として初の米アカデミー会員に選ばれ、世界中の映画祭で輝かしい功績を持つパン・ ナリン。本作では自身の故郷であるグジャラート州でのロケを敢行し、大自然の音や光の撮影方法にこだわり、映画は映画館でしか観られなかった時代のゆったりとした時間の流れや、幼い頃の飽くなき探求心を美しい映像で表現した。サマイの仲間たちを演じた愛嬌溢れる子役たちも全員グジャラート州出身であることにこだわり、監督の幼少期の思い出が詰まった故郷の、独特な雰囲気や風情を見事に再現した。

 

 

「2001年宇宙の旅」スタンリー・キューブリックへのオマージュシーン解禁!

フィルムのカタカタという音とともに、35ミリフィルムの映写機の細部を愛でるような映像が映し出される。合間にフラッシュバックのようにインド映画が挟み込まれ、聞き覚えのある音楽とともに、アップになったサマイの顔には映写室の光が写り込む。映画という宇宙にさまよっているかのような錯覚に陥る本編映像は、映画に心を奪われ学校を抜け出し映画館に通うサマイが、映写室で居眠りをしてしまった後にみた、夢と現実の合間のシーンだ。その印象的なテーマソングを耳にした観客は、すぐにスタンリー・キューブリックの「2001年宇宙の旅」のオマージュだということに気づくだろう。サマイがマッチを擦って炎をじっと見つめるシーンは、デヴィッド・リーン監督の『アラビアのロレンス』に出演しているピーター・オトゥールへのオマージュだ。

 

監督は伝説の映画のオマージュを作品に散りばめた理由として「世界で一番の映画ファンを自負する一人として、私の人生や仕事に大きな影響を与えてくれた映画監督たちに賛辞やオマーシュを捧げずにはいられませんでした。」と語る。他にも、「本作に隠された魔法が減ってしまうのは残念ですが」と前置きをしつつリュミエール兄弟と、彼らが監督した『ラ・シオタ駅への列車の到着』、連続写真の先駆者で映画のような画像を作り出したエドワード・マイブリッジなど、監督が心から敬愛する人たちへのオマージュシーンを見つけることができる。

 

世界で一番の映画ファンだと語る監督が、世界中の映画ファンへ贈る映画へのラブレター。今もなおインドに存在する階級制度や貧困というテーマを背景に、大きな夢を抱き未来を照らす光を追い続ける少年の姿に希望をもらえる、宝箱のような感動作。1月20日(金)公開にご期待ください!

 

映画を心から愛する方々からのコメント&映画に恋に落ちた、あの一本

インドの片田舎に生きる貧しい少年を描きながら、フイルムへの愛を高々と歌い上げるという大胆不敵な作品。同じアジアの監督としてはエールを贈らないわけにはいかない。

山田洋次(映画監督)

映画に恋に落ちた、あの1本『路傍の石』(1938)

 

この映画を愛さずにはいられない!

少年たちのキラキラした瞳と行動力に、

初めて映画と出会った頃を思い出した。

映画ってやっぱりいいなぁー

前田 哲(映画監督)

映画に恋に落ちた、あの1本『華麗なる賭け』(1968)

 

懐かしさ、優しさ、あたたかさ、そしてスクリーンから溢れ出す映画愛。

変わっていく時代と向き合い、自分の道を切り開いていく、少年の眼差しと、その光たちが美しかった。タイトル

の意味を知ったとき感情が揺さぶられた。

藤井道人(映画監督)

映画に恋に落ちた、あの1本『エターナル・サンシャイン』(2004)

 

サマイが教えてくれたフィルムの行方に涙した。とても美しかったから。

大九明子(映画監督)

 

わたしたちがウッカリ落としてアッサリ忘れてしまったアレコレを、

9歳の少年がドンドン拾い集めてピカピカに磨き上げる。

映写室からのびる光の中に舞うホコリだって、彼にとっては宝モノ。

この世に既に存在しているモノを、いま一度、慈しむ大切さに、気付かせてもらいました。

呉美保(映画監督)

映画に恋に落ちた、あの1本『少年時代』(1990)

 

ひたすらに手を動かし、映画という〝夢〟の仕掛けを捉えんとする少年の澄んだ眼差しと、彼を取り巻く世界の美しさに心揺さぶられる。

まるでフィルム映画史の幕開けから終焉を辿るかのような物語。

強烈な映画愛が滲むラストのモノローグは格別だ。

こがけん(芸人)

映画に恋に落ちた、あの1本『星の王子ニューヨークへ行く』(1988)

 

熱中出来る何かに出会った時に人生の扉が開く。

ラストシーンに誰もが自分の〝あの時〟を想い出し胸がキュンとするだろう!映画に乾杯!

小堺一機

映画に恋に落ちた、あの1本『素晴らしき哉、人生!』(1946)

 

すべてのシーンのすべての細部が、光に彩られ、さまざまな輝きを放っている。なんていとしい映画だろう。映画を愛するサマイくんを、愛さずにはいられない。

角田光代(作家)

映画に恋に落ちた、あの1本『ザ・コミットメンツ』(1991)

 

ノスタルジックな感涙ものかと思ったら、映画とはなんぞや?と自分に問いかけた少年が因数分解するようにその真髄に迫る映画だった。鑑賞後に山ほど映画が観たくなるし、チャイがどうしても飲みたくなってスーパーに走った。

村山章(映画ライター)

 

流水りんこ(漫画家)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

世界中の映画祭で大絶賛!

トライベッカ映画祭2021 Spotlight部門オープニング作品、観客賞(第2位)受賞

第66回バリャドリード国際映画祭 ゴールデンスパイク賞 受賞

第44回ミルバレー映画祭 観客賞(ワールドシネマ部門) 受賞

インディ ミーム映画祭2022 観客賞 受賞

ミルウォーキー映画祭2022 ルミナリー審査員賞(スペシャルメンション) 受賞

ロンドン インド映画祭2022 観客賞 受賞

アクチュアル芸術祭2022 観客賞 受賞

第17回釜山国際子供・青少年映画祭 ハートオン作品賞 受賞

アジア・ワールド・フィルム・フェスティバル2022 最優秀作品賞 受賞 ←New!

第11回北京国際映画祭 天壇賞 最優秀作品賞&最優秀監督賞 ノミネート

DFW南アジア映画祭2022 最優秀作品賞&最優秀監督賞&最優秀男優賞 ノミネート

第23回ブエノスアイレス国際インデペンデント映画祭 最優秀作品賞 ノミネート

第13回メルボルン インド映画祭 最優秀監督賞 ノミネート

 

 

 

 

 

 

 

監督・脚本:パン・ナリン 出演:バヴィン・ラバリ

2021年/インド・フランス/グジャラート語/112分/スコープ/カラー/5.1ch/英題:Last Film Show/

日本語字幕:福永詩乃 G 応援:インド大使館 配給:松竹

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公式HP movies.shochiku.co.jp/endroll

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2023年1月20日(金)新宿ピカデリー ヒューマントラストシネマ有楽町、シネリーブル池袋 他全国公開

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