【編集長の一言コメントあり】最新作『龍が如く7』 記者発表会レポート

8月29日、東京都秋葉原のUDXシアターにて『龍が如く』の新作発表会が行われた。

最初に登壇した名越総合監督は「シリーズの転換点になる作品になる」と話し、挨拶もそこそこに切り上げて多くのファンが待ち焦がれた新作映像を会場に向けて公開した。

タイトルロゴの変わった『龍が如く』が現れると会場から大きな拍手が起こった。
今回のナンバリングに関しても名越総合監督はこれまでの系譜を考えて「7」にしたことも話しつつ、今回のPVで春日一番の発言した「ドラクエ」というワードに関しても、堀井雄二氏にも会食で許諾を得ただけでなく、主人公がゲーム好きでスクウェア・エニックスに許可も取り、ちゃんとゲームのストーリーにもアクセントとして使っていることを話した。

その後、春日一番を演じた中谷一博が登壇して本作のアフレコについて「試行錯誤もありつつも早く春日一番を演じたい」と言いたいほど主入れの強い役であり、名越プロデューサーも桐生一馬も最初は色々試行錯誤するキャラであったと話して、シリーズのこれからの展望を期待させるコメントをした後に、本作の脚本とチーフプロデューサーを務めた横山昌義氏を交えて本作について「『龍が如く6』のあとの話で、その後の神室町が描かれることになります。春日一番は1999年の12月に刑務所に入るところから彼の半生が描かれ、出所後からマイナスからスタートして仲間とともに物語の謎を追うというストーリーです。」と話し、キャラクターの紹介と、気になる本作のバトルシステムについて触れた。

横山は春日一番というキャラクターについて、桐生一馬のような超人的な力があるわけではなく、仲間とともに力を合わせて困難や壁を乗り越えていくキャラクターで、ゲームシステムもこれまでの喧嘩アクションではなくコマンドRPGのようなものにしたことを明かして、バトルシステムの説明に入る。
これまでの『龍が如く』とは大きくシステムが変わるものの、これまでのシリーズのアクションにもあったようなフィールド上にあるオブジェクトが武器として使えるようなシステムも残しているとのこと。
また、ジョブチェンジシステムも有るようで、作中に有るハローワークで仕事に就くと、その仕事に対応したコマンドアクションが出来たり、攻撃の仕方も変わってくることなので、現代の現実に即したRPGのようになっているようだ。

またフィールドのこれまでの作品の倍以上となっているようで、更にフィールド探索が楽しめる模様。

その後本作の助演女優として出演する鎌滝えりが登壇し「声のお仕事は初めてで、更に日本を代表するゲームに出演できて光栄です」と話し、横山も彼女はブースに入ってから終始緊張することなく、ちゃんと自分の世界を作って演技していた。と女優としての才能を評すろと同時に、豪華なキャストで構成された本作の完成度に自信をあらわにした。

気になる発売時期だが、2020年1月16日に発売、北米欧州でも2020年内に発売することを発表した。

最後に横山は「色々報告させていただきましたが、ファンの方ほどこの変化に驚かれたかと思います。本作はシリーズを全く新しいものに作り変えておりますので、制作陣一同発売に向けて鋭意努力を務めています」
名越総合監督は「作品はボリュームがあり、ゲーム全体の一部を発表しただけです。これからもTGSやリリースで発表させていただきますが、皆さんの期待に合わせて作っていますので、期待してください」
と本作のさらなる期待が高まるコメントで発表会は締めくくられた。

【畑編集長の一言コメント】

まぁ『龍が如く』の発表会ってそれこそスポーツ新聞から週刊誌まで色んなメディアが来るんですよ。
俳優をゲームに起用するってそれだけ注目が集まって結果、広告になるからそりャ金をつぎ込んででも起用しますよ。
その効果もあってこのシリーズって結構年齢層も高めのユーザーがいらっしゃるんですって。
それも踏まえて話すとアクションからコマンド選択式のRPGっぽい物に変えた背景は単にユーザーの高齢化もあるんじゃないですかね。初作がもうPS2時代ですよ?当時追いかけてた人も30半ばに突入してもおかしくないし、アクションゲームに目が追いつかなくなるユーザー層も考えないとシリーズが立ち行かなくなりますからね。

スマホゲームの方の売上がどうなっているかはわからないけど、この春日一番の立て方は上手くやったほうじゃないでしょうか?
昨今メディアミックスに失敗する映画作品とかが悪目立ちしちゃってますが、龍が如くのこの流れはよくできていると思います。

ところで、名越さんと堀井さんが会食をしたような話が出たけど、どんな雰囲気だったんだろう・・・

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