『スパイダーマン』シリーズの奇才が描く“逃げ場のない復讐エンターテインメント”
『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』(2022)や『スパイダーマン』シリーズ(2002、2004、2007)など、ヒーロー映画の名手として知られるサム・ライミ監督。その原点である1981年の傑作『死霊のはらわた』では、限られた空間と少人数の中で、恐怖を革新的に描き出し、ホラー映画の常識を覆した。
そんなライミが、再び“閉ざされた空間”を舞台に人間の狂気と復讐心を描く。最新作『HELP/復讐島』(原題:Send Help)が、2026年1月30日(金)より日本公開されることが決定。これに合わせて、特報映像も解禁された。
無人島でのサバイバルと復讐劇——極限状態で暴かれる人間の本性
本作の舞台は**“無人島”。
会社員のリンダ(レイチェル・マクアダムス)は、日々パワハラを繰り返す上司ブラッドリー(ディラン・オブライエン)の下で鬱屈とした日々を送っていた。
ところが、出張中の飛行機が墜落し、目を覚ますと見渡す限りの孤島。生き残ったのは、よりによって大嫌いな上司と自分の2人だけ**だった――。
怪我で動けないブラッドリーに代わり、リンダはサバイバルスキルを駆使して食料を確保し、火を起こし、状況を立て直そうとする。
だが、次第に二人の“力関係”が逆転していく。
「忘れるな、ボスは私だ。私のために働け」と無人島でも威張り散らすブラッドリー。
「もうオフィスはないのよ」と冷たく切り捨てるリンダ。
やがて彼女の中に抑え込まれていた怒りと復讐心が、静かに、しかし確実に膨れ上がっていく。
誰もいない無人島で立場も理性も崩壊する中、ふたりの関係が迎える**“想像を絶する結末”**とは——。

Rachal McAdams as Linda Liddle in 20th Century Studios’ SEND HELP. Photo by Brook Rushton. © 2025 20th Century Studios. All Rights Reserved.

Rachal McAdams as Linda Liddle in 20th Century Studios’ SEND HELP. Photo courtesy of 20th Century Studios. © 2025 20th Century Studios. All Rights Reserved.

(L-R) Rachal McAdams as Linda Liddle and Dylan O’brien as Bradley Preston in 20th Century Studios’ SEND HELP. Photo courtesy of 20th Century Studios. © 2025 20th Century Studios. All Rights Reserved.
サム・ライミにしか描けない、極限の心理戦と復讐ドラマ
先日アメリカで行われたテストスクリーニングでは、
「サム・ライミにしか許されないラスト」
「ジャンルを裏切る快感」
といった声が寄せられ、ただのサバイバル・スリラーに留まらない“新感覚の復讐エンターテインメント”として話題を呼んでいる。
リンダを演じるのは、『アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜』『スポットライト 世紀のスクープ』でアカデミー賞(R)助演女優賞にノミネートされたレイチェル・マクアダムス。
一方、パワハラ上司ブラッドリー役は『メイズ・ランナー』シリーズで知られるディラン・オブライエンが担当し、これまでにない“憎たらしい上司像”を体現する。
さらに音楽を手がけるのは、サム・ライミ作品の常連であり『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』などを手がけた巨匠ダニー・エルフマン。
ライミ×エルフマンの名タッグが再び生み出す、重厚で不穏な旋律が物語を極限の心理戦へと引きずり込む。
サム・ライミ監督コメント
「キャラクターたちが極限状態に追い込まれる物語をいつも愛してきました。そして、この物語では力関係の変化が次々と状況をエスカレートさせ、予想外の展開とスリルに満ちたドラマを生み出しているんだ。」
恐怖とユーモアが交錯する、“全く新しい復讐エンターテインメント”。
その全貌が明らかになる日が、いまから待ちきれない。
映画情報
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タイトル:HELP/復讐島(原題:Send Help)
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監督・製作:サム・ライミ
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出演:レイチェル・マクアダムス、ディラン・オブライエン
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音楽:ダニー・エルフマン
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配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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公開日:2026年1月30日(金)
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公式特報映像:YouTubeで見る
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