【STORY】
将来を期待される科学者の高倉宗一郎は、亡き養父である松下の会社で研究に没頭していた。早くに両親を亡くしずっと孤独だった宗一郎は、自分を慕ってくれる松下の娘・璃子と愛猫ピートを、家族のように大事に思っていた。しかし、研究の完成を目前に控えながら、宗一郎は罠にはめられ、冷凍睡眠させられてしまう。目を覚ますと、そこは30年後の2025年の東京、宗一郎は研究も財産も失い、璃子は謎の死を遂げていたー失って初めて、璃子が自分にとってかけがえのない存在だったと気づく宗一郎。人間にそっくりなロボットの力を借り、30年の間に起こったことを調べ始めた宗一郎は、ある物理学者にたどり着く。驚きの事実を知った宗一郎は、再び1995年へと時を超える。ただ、璃子を救うためにー
【以下プレスリリース文掲載】
1956年にアメリカで発表されて以来、ハリウッド映画に多大な影響を与え、60年以上経つ今でも色褪せぬ伝説の小説「夏への扉」(著:ロバート・A・ハインライン)が待望の映画化、『夏への扉 ーキミのいる未来へー』が6月25日(金)より全国公開となりました。
主演を務めるのは今最も出演作が期待される俳優・山﨑賢人。本作では罠にはめられ、すべてを失いながらも、未来を変えるため30年の時を超える科学者・高倉宗一郎を演じる。共演には、孤独に生きてきた宗一郎が家族のように大切に想う恩人の娘・璃子役に清原果耶、30年後に目覚めた宗一郎の手助けをする人間にそっくりなロボット役には今年俳優生活25周年を迎える藤木直人。その他、夏菜、眞島秀和、浜野謙太、田口トモロヲ、高梨 臨、原田泰造といった、多彩な顔ぶれが集結した!本作のメガホンを取ったのは『フォルトゥナの瞳』『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』の三木孝浩監督。さらに、そんな本作を彩る主題歌は、LiSAの書き下ろし楽曲「サプライズ」。登場人物の心に寄り添いながら、観る者との架け橋となる。
1995年の僕と、2025年の僕で、絶対に大切な人を救う。
罠に嵌められ全てを失った彼が諦めなかった未来。
ラスト、最高のサプライズが待っている。
初日となりました6月25日(金)には、TOHOシネマズ六本木にて初日舞台挨拶が行われ、主演の山﨑賢人をはじめ、清原果耶、藤木直人、夏菜、眞島秀和、高梨臨、そして本作のメガホンをとった三木孝浩監督が登壇し、当日は山﨑演じる宗一郎の相棒猫であるピートがサプライズで駆けつけ、登壇者へ素敵なサプライズとなった。加えて本作では初めての観客ありでのイベントだったため、登壇者は延期を乗り越え無事に公開できた喜びを語るとともに、公開を待ち望んでいたファンへの感謝の気持ちも語った。
25日より劇場公開をスタートした本作ですが、SNS上では「原作へのリスペクトもありながらも、アレンジも混ぜながらのストーリーは見ごたえがあった!」「賢人くんと果耶ちゃんの美しいラブストーリーに泣きました。」「最高のサプライズに感動した…!」など本作の魅力に触れたファン達からのコメントが溢れている!
さらに各界の著名人からも作品を絶賛する声が寄せられた。「天地明察」「十二人の死にたい子どもたち」で知られ、日本SF大賞を受賞しているSF作家・冲方丁さんは「残り30分、泣きっぱなしを覚悟しろ!SF○○モノ(時空+ロボット+AI+パラドクス・サスペンス+etc…)のありったけをつめこんだエポック・メイカーが日本で誕生したことに感涙が止まらない!演出・演技の全てが素晴らしい!」と本作を絶賛!主人公の宗一郎が将来を期待される科学者であることにちなみ、その観点からもサイエンスプロデューサー・米村でんじろうさんは「この映画には様々な科学技術が登場する。話の中心となる“タイムマシン”のようにまだ実現していない技術もあるものの、主人公が科学の力によって問題を解決する姿は、科学技術の進歩によって実現する未来があるという夢を、子どもたちにも見させてくれることだろう。」と科学者独自の視点から本作を高く評価している!さらにシンガー・Aimerさんからは「誰も傷つけない、観る人みんなに幸せをくれる映画。これを観た夏の日は、うだるような暑さすら、きっと愛おしくなると思います。その扉をわたしも諦めたくないです。眩しい海のような勇気をもらえました。そして、ピートが可愛いです。」と本作に詰まっている暖かい、だけど爽やかなメッセージに共感も示した。ほかにも多数の著名人からのコメントは別紙ページをご参照ください。
宗一郎と璃子が互いを大切に思い合う気持ちだけではなく、夢や希望、諦めないことの大切さを教えてくれる本作、そして日本中の猫好きの皆さんに『夏への扉 ーキミのいる未来へー』を是非劇場で堪能してほしい!
★各界の著名人からのコメント
SF翻訳家・評論家 大森望 『NOVA』にて日本SF大賞特別賞受賞
決定論型タイムトラベルSFの面白さ(怒濤の伏線回収)がわかりやすいかたちでぎゅっと詰まっている
SF作家 菅浩江 『歓喜の歌 博物館惑星III』にて日本SF大賞受賞
よく判る脚本にキャストの表現力が合わさって、万人に紹介できるSF映画になっている。雰囲気にぴったり合うアンビエント風味の音楽も最高でした。
SF作家 高野史緒 「カラマーゾフの妹」にて江戸川乱歩賞受賞
原作の骨太さを上手に残しながらも、舞台をイマドキ前後の日本にして細部をブラッシュアップすることで、よりいっそう物語の感動が際立つ。ちょっと不機嫌顔のピート(猫)も、ちょっと可笑しいピート(ロボット)も魅力的で、レトロテイストを取り入れた映像も美しい。コロナで疲れた私たちを癒す、夏を吹き抜ける涼風のような映画。
SF作家 長谷敏司 『My Humanity』にて日本SF大賞受賞
『夏への扉』を、2021年の邦画デートムービーにしたというのは、なかなかすごいことなのではないかと思う。この映画で興味がわいたかたは、もし未読なら、ぜひハインライン著、福島正実訳の傑作SFである原作に触れてみてほしい。映画スタッフがどう素晴らしい仕事をしたかもわかって、二度楽しめるはずだ。
SF評論家 巽孝之
SFの心が、ここにある。ハインラインの原作を初めて読んだ時のわくわく感が甦った
脳科学者 茂木健一郎
SF小説の古典的名作が、日本の近現代を舞台に見事に翻案された! 恋愛映画のマエストロ、三木孝浩監督によって、心のゆらめきが時空を超えて伝わり共鳴する傑作となった!!困難な時代に、人類が前に進む情熱の泉、その「センス・オブ・ワンダー」を与えてくれる作品です!!!
作曲/編曲家 難波弘之
うっすらノスタルジックに改変された日本に舞台を移していたのが面白かったです。何よりも、猫のピート君が名演過ぎ!
漫画家・コラムニスト 辛酸なめ子
SFなのに妙に共感できるのは95年から2025年を行き来しているという設定だからでしょうか?
30年間の自分の成長のなさはコールドスリープしていたのかも?
という思いもよぎりましたが……。
街の風景やテクノロジーの変化を追体験することで感動が増幅します。
俳優・モデル 樋口晃平
『夏への扉』をひと足早く鑑賞させていただきました。
三木監督がつくり出す、胸をグッと掴まれる作品が大好きで、見る前からワクワクしていました。今回も先が見えない展開にドキドキし、怒涛のクライマックスにハッとしながらも、最後は心が温まりました。
ぜひ皆さんもご覧になってください!
アニメーション監督 新房昭之
元々原作の小説からのファンですが、タイムトラベルものはやはりワクワクしますね。
学生時代好きだったSF作品を見返したかのような、どこか懐かしさを覚える作品でした。
俳優 大倉孝二
ラストカットからエンドロールになってゆく時、思わず言っていました。
「清々しい、清々しいな」と。
助かります、私みたいな者には。
全く足りていないので、清々しさ
お天気キャスター 貴島明日香
主人公が時間軸を駆け巡って大切なものを守ろうとする姿に心を動かされます。散りばめられている点と点が繋がった時の高揚感がとっても気持ちよく、最後まで時間を忘れて見入ってしまいました。
最後はあたたかく明るい気持ちになれる、そんな映画です。
ハラハラする展開の中で引き立つ、2人の(一体と一匹?)ピートという存在にとっても癒されました!!
モデル 中澤瞳
大切な人を何度も無くしながらも諦めずに研究を続ける宗一郎、それを静かに隣で支える璃子、見ていて胸が苦しくなりました。
最後のシーンではその2人のお互いを思う行動に思わず涙が出ました。
私も大切な人のために諦めずに行動できる素敵な人になりたいです!
シンガーソングライター 坂口有望
淡い色の世界は、色褪せる暇もなく、鮮明なものと取り替えられてしまう。そこでより気付かされるのは、変わらないものの存在でした。もっと今を大切にしたくなるはずです。それは、今選んだ道の先にしか、未来の自分は立てないから。その上でどうかあなたには、この映画に出会うという選択を。
映画感想TikToker 斎藤進之介
新技術と人間は未来で共存できるのか?
この映画は”未来は恐ろしく、昔は良かった”を描くのではなく、
自らの運命を切り開くために新技術と共存する、これからの時代に必要な意識を教えてくれる優しく一途なSF映画だ。
タレント 宇垣美里
自動運転の車に文字が軽やかに踊る掲示板ハイテクノロジーながらどこかリアルな未来の世界にワクワクした
どんな困難にぶつかっても何もかもを信じられなくなったとしても頼りになる相棒と
大切な人を守りたいという強い気持ちがあれば扉をこじ開けることができる諦めなければ、失敗じゃない
元競泳日本代表 伊藤華英
今と未来について大きく考えさせられる作品。主人公の高倉宗一郎が未来での自身の姿を見た時に何が一番大事なことなのかに気がついていく姿は、私の人生を振り返るきっかけにもなりました。また、自分の信じた道に突き進む勇気や原動力が、私にとってどんなことなのか改めて気付くことができました。一瞬も目が離せない映画です
映画解説者 中井 圭
歴史的時間SF小説の映画化でありながら、誰かが誰かを大切に思うことにフォーカスをあてたのが、これまで人の心を丁寧に描き続けた三木孝浩監督らしい。原作が影響を与えた80〜90年代の時間SF娯楽作から再引用しつつも、その根源にある譲れない想いが、困難な映画化の扉を開く。
山﨑賢人
清原果耶 夏菜 眞島秀和 浜野謙太
田口トモロヲ 高梨 臨 原田泰造
藤木直人
監督:三木孝浩 脚本:菅野友恵 音楽:林ゆうき
主題歌:LiSA「サプライズ」(SACRA MUSIC)
原作:「夏への扉」ロバート・A・ハインライン(著)/福島正実(訳)(ハヤカワ文庫刊)
製作幹事:アニプレックス 東宝 制作プロダクション:CREDEUS 配給:東宝 アニプレックス ©2021 映画「夏への扉」製作委員会
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