映画『海辺の家族たち』 著名人コメント到着!

 

【STORY】

パリに暮らす人気女優のアンジェルは、20年ぶりにマルセイユ近郊の故郷へと帰って来る。家業である小さなレストランを継いだ上の兄のアルマンと、最近リストラされて若い婚約者に捨てられそうな下の兄のジョゼフが迎えてくれる。兄妹3人が集まったのは、父が突然、倒れたからだ。意識はあるもののコミュニケーションが取れなくなった父と、家族の思い出の詰まった海辺の家をどうするのか、話し合うべきことはたくさんあった。だが、それぞれが胸に秘めた過去が、ひとつひとつあらわになっていく。

昔なじみの町の人々も巻き込んで、家族の絆が崩れそうになったその時、兄妹は入り江に漂着した3人の難民の子供たちを発見する──。

 

 

【以下プレスリリース文掲載】

 

〈フランスのケン・ローチ〉と称えられる名匠ロベール・ゲディギャン監督作『海辺の家族たち』5月14日(金)より、kino cinéma横浜みなとみらい、kino cinéma立川髙島屋S.C.館、kino cinéma天神ほか全国順次公開いたします。

 

マルセイユ近郊の海辺の家に、

父との最期の日々を過ごすために集まる3人の子供たち。

それぞれが胸に秘めた過去と向き合う時間を、

漂着した難民の子供たちが思わぬ希望に変えていく──

空と海を一望できる美しい入り江沿いにあり、かつては別荘地として賑わったが、今ではすっかり寂れた町で、過去にとらわれて絆を見失い、明日へと踏み出せない家族たちが描かれる。だが、彼らが〈人生を変える新しい出会い〉を受け入れたことで、再び未来が輝き始める。こんな時代だからこそ、人と人の繋がりが何よりも大切だと、忘れられないラストシーンが教えてくれる感動作。今、世界が忘れた優しさが、ここにある。

監督を務めたのは、自身が生まれ育ったマルセイユを舞台に、労働者階級や移民など社会的に弱い立場の人々の人生を温かな眼差しで見つめ続け、〈フランスのケン・ローチ〉と称えられるロベール・ゲディギャン監督。本国で半年以上のロングラン上映を成し遂げた大ヒット作『マルセイユの恋』や『幼なじみ』、『キリマンジャロの雪』などで高く評価され、ベルリン国際映画祭や、ヴェネチア国際映画祭、審査員も務めたカンヌ国際映画祭の常連でもある名匠が、映画人生40年の集大成となる傑作を完成させた。

 

この度、本作を一足早くご覧いただいた著名人の方々から絶賛のコメントが到着いたしましたのでご紹介いたします。

 

 

 

美しい入江の一軒家に集う家族が、憂鬱な時間を重苦しく過ごすうち、突如思いもかけぬ出来事が立ち上がり、未来が豁然と開けてくる――この映画には思想がある。

――山田洋次(映画監督)

 

 

涙が込み上げて止まりません。生きて来たことのいいことも悲しいことも、素晴らしいことも、みんな辛い思い出になってしまう人生の晩年。その雲を切り裂くように輝かせてくれたのは小さな命でした。

――加藤登紀子(歌手)

 

 

離散してバラバラになった家族、老いて動脈硬化を起こしたそれぞれの夢、かつて美しかった寂れてしまった故郷。余命いくばくもない父親の死を看取る為の再会。人生の終焉を意識して集まった“海辺の家族たち”。そして、生きることへの小さい希望が起こすさざ波。誰にでも訪れる“老い”だが、この歳になるとかなり考えさせられる。

――小島秀夫(ゲームクリエイター)

 

見捨てられた別荘地にも絶景はある。裏切られた人生にも希望はある。

それに気づけたなら、人は人と繋がれる。

――中江有里(女優・作家・歌手)

 

波の音が耳に残る。

寄せては返す波の音が、波を見つめる人たちの表情とともに変わっていくかのよう。

いくつもの感情を受け止める眼前の海をいつまでも見つめていたくなる。

――武田砂鉄(ライター)

 

 

監督:ロベール・ゲディギャン

出演:アリアンヌ・アスカリッド、ジャン=ピエール・ダルッサン、ジェラール・メイラン、ジャック・ブーデ、アナイス・ドゥムースティエ、ロバンソン・ステヴナン

2016年|フランス|フランス語|カラー|ビスタ|DCP|5.1ch|107分|原題:La Villa|英題:The House by the Sea|レイティング:G|

字幕翻訳:宮坂愛

提供:木下グループ

配給:キノシネマ

© AGAT FILMS & CIE – France 3 CINEMA – 2016

公式HP:https://movie.kinocinema.jp/works/lavilla

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