『永遠の門 ゴッホの見た未来』ウィレム・デフォー&ジュリアン・シュナーベル監督来日決定

【STORY】
1890年に自ら命を絶ったゴッホ。生前は作品が評価される機会も少なく、死後は遺族がほとんどの作品を所有していたため、無名の存在に近かった。そんなゴッホの作品と出会い、個人収集家としては最大規模の300点(うち油彩は85点)を収集したのはヘレーネ・クレラー=ミュラー。オランダ有数の資産家であり、4人の子供の母でもあった彼女は、1906年頃から絵画のコレクションを始めた。彼女の興味はゴッホが影響を受けた画家たちにも広がり、一大コレクションは1938年にクレラー=ミュラー美術館として結実した。彼の作品を収集し美術館まで設立したある人物を通して、ゴッホの人物象と作品に迫るアート・ドキュメンタリー。

【以下プレスリリース文掲載】

『潜水服は蝶の夢を見る』(07)のジュリアン・シュナーベル監督最新作『永遠の門 ゴッホの見た未来』(原題:At Eternity’s Gate)が11月8日(金)より全国公開いたします。

シュナーベル監督に「この役は、彼しか考えられなかった」と言わしめた主人公フィンセント・ファン・ゴッホを演じたウィレム・デフォーは、本作で第75回ヴェネチア国際映画祭で最優秀男優賞に輝き、さらにアカデミー賞主演男優賞に初ノミネートを果たして大変な注目を集めました。

本作が描くゴッホは世の中で認められず、近しい芸術家たちとも真っ当な人間関係を築けず、常に孤独の中に生きます。そんな彼が唯一才能を認め合い、心の内をさらけ出すことのできたポール・ゴーギャンとの出会いと、共同生活の破綻。そして、いまだ多くの謎が残る死――。生きているうちに誰にも理解されなくとも、自分が見た<世界の美しさ>を信じ、筆を握り続けたゴッホ。不器用なまでに芸術と向き合った孤高の画家が、自らの人生を通して何を見つめていたのかを、『潜水服は蝶の夢を見る』で話題を呼んだ鬼才監督ジュリアン・シュナーベルが渾身の力で描いた圧倒的映像美で贈る、珠玉の感動作です。

この度本作の主演を務めたウィレム・デフォーと、ジュリアン・シュナーベル監督が来日することが決定いたしました!ウィレム・デフォーは2002年に『スパイダーマン』のプロモーションで来日した以来、17年ぶり5度目の来日となります。監督を務めたジュリアン・シュナーベル監督と共に、9月下旬に行われるジャパンプレミアにも参加予定です。アカデミー賞主演男優賞ノミネートをもたらした2人が観客を前にどんなことを話すのか、是非ご注目ください。

★ウィレム・デフォー プロフィール

1955年7月22日、アメリカ・ウィスコンシン生まれ。ニューヨークを拠点とする実験的な劇団ウースターグループで活動後、マイケル・チミノ監督の『天国の門』(81)で映画デビュー。『ストリート・オブ・ファイヤー』(84)のギャングのリーダー・レイヴェン役で注目を集め、『最後の誘惑』(88)、『スパイダーマン』(02)、『アンチクライスト』(09)、『グランド・ブダペスト・ホテル』(13)などハリウッド大作からインディペンデントの話題作まで100本以上の映画に出演する。カルト・ムービーのクラシック『処刑人』(99)の狂信的なFBI捜査官や、フィルム・ノワール風の『ジョン・ウィック』(14)で演じたベテランの殺し屋など役の幅が広く、世界的に尊敬を集める。声優としても『ファインディング・ニモ』(03)などに出演。『プラトーン』(86)、『シャドウ・オブ・ヴァンパイア』(00)、『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』(17)で、これまでにアカデミー賞®助演男優賞に3度ノミネートされ、本作で第75回ヴェネチア国際映画祭男優賞を受賞。アカデミー賞®主演男優賞にもノミネートされた。

★ジュリアン・シュナーベル プロフィール

1951年10月26日、アメリカ・ニューヨーク生まれ。65年テキサスに移り、73年ヒューストン大学で美術の学士号を取得する。その後、ニューヨークに戻り、78年に旅したバルセロナでアントニ・ガウディの建築物に心動かされ、初めて絵を描き、創作活動を開始する。79年にはニューヨークで初の個展を開き、その後も世界各国で展覧会を開く。彼の作品は、現在も各地の現代美術館でコレクションとして収蔵されている。映画監督デビュー作は、80年代にニューヨークで共に活動し、27歳の若さで亡くなった画家ジャン=ミシェル・バスキアを描いた『バスキア』(96)。その後キューバ出身の亡命作家レイナルド・アレナスを描いた『夜になるまえに』(00)でヴェネチア国際映画祭審査員特別賞と主演男優賞(ハビエル・バルデム)を受賞。監督3作目となる『潜水服は蝶の夢を見る』(07)では、カンヌ国際映画祭監督賞、ゴールデン・グローブ賞監督賞と外国語映画賞を受賞。その後も『ルー・リード/ベルリン』(07)や『ミラル』(10)を監督。音楽活動も行うなど、多方面で才能を発揮している。

監督:ジョヴァンニ・ピスカーリオ
脚本:マッテオ・モネータ
音楽:レモ・アンツォヴィーノ
2018年/イタリア映画/伊語・仏語・英語/ビスタ/5.1ch/90分/英題:VAN GOGH – OF WHEAT FIELDS AND CLOUDED SKIES
協力:オランダ政府観光局
提供:ニューセレクト
配給:アルバトロス・フィルム
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http://gogh-helene.com/

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