藤原竜也・伊藤英明の初共演となるサスペンスエンターテインメント大作『22年目の告白―私が殺人犯です―』が6月10日(土)より全国公開となる。
■日本中を狂わせる殺人犯 VS 22 年前の事件で全てを失った刑事
22年前に起きた連続殺人事件。未解決のまま時効を迎えたが、殺人犯・曾根崎雅人が突然現れ、事件の真相を語る告白本「私が殺人犯です」を出版するところから物語は始まる。日本中を巻き込み熱狂させるカリスマ的殺人犯という役どころについて「一人の殺人犯、法を犯す人誰でもいいんだけども出てきて、その人たちをどんな理由でも支持する傾向って多少なりともなくはないですよね。どんな理由であれ支持する人もいる」と現代社会でも起こり得ることだと分析。支持されるきっかけとなる出版会見のシーンは、実は約1000人のエキストラが集まり、藤原自身もあまり経験したことのないような大規模な撮影となったそうだ。藤原は「1000人くらいのエキストラさんを前にして、僕がなぜ手記を出したのか。その経緯をずっと語るシーンなんですけど、(エキストラの方に)ナチュラルな表現をして頂いた。皆さんに支えられたシーンになったんじゃないかと思います」と振り返り、大勢のエキストラたちと一体感を持って作り上げた。さらにこのシーンでは最新技術のプロジェクションマッピングを導入し、入江監督は視覚的にも面白い演出にこだわっている。そうして緊張感がありながら、今まで見たことがない迫力満載の会見シーンが作られていった。
そして本作が初共演となる藤原と伊藤。W主演の2人はより良い作品にするため、現場では入江監督を交えディスカッションをしながら丁寧に撮影を進めていった。殺人犯を演じた藤原は、自分を追う刑事役の伊藤の役作りに「伊藤君はすごく繊細で深く、時に過剰なまでに脚本を読み込む方」と評する。伊藤の現場での振る舞いに、役者として気付かされた部分もあったそうで「自分も果たしてこういう風に台本を読んで現場に入ってきただろうかと。『これは伊藤君いらないんじゃない?』と面白半分で言ったことがあります。でも『竜也、俺は考え過ぎちゃうんだよ。俺、だから嫌われたりするんだよ』ということもおっしゃって。そこでの苦労をされている方だから強いよね」と、伊藤が現場でアイデアや自分なりの考えを主張する姿に刺激を受けたようだ。伊藤も藤原は以前から共演をしてみたかった役者の一人だったそうで、「彼は若い頃から知っているけど、本当に“役者さん”という感じ。人間性も誠実で熱くて、それでいて極めて冷静ですよね」と語っており、作中では敵対しながらも息の合った演技を見せている。藤原演じる美しき殺人犯・曾根崎と、伊藤演じる22年前に全てを失った刑事・牧村は、一体どんな結末を迎えるのか
『22年目の告白―私が殺人犯です―』
6月10日(土)全国ロードショー
配給:ワーナー・ブラザース映画
(C)2017 映画「22年目の告白-私が殺人犯です-」製作委員会
公式HP:www.22-kokuhaku.jp
22年目の告白ー私が殺人犯ですー [ 浜口 倫太郎 ]
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