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いよいよ今週末公開!映画『エージェント・ウルトラ』、マックス・ランディス(脚本)オフィシャルインタビュー到着!

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エージェント・ウルトラ

『ソーシャル・ネットワーク』のジェシー・アイゼンバーグと、『トワイライト・サーガ』シリーズのクリステン・スチュワートが共演するラブアクション映画『エージェント・ウルトラ』が1月23日(土)に公開する。

今回、本作で脚本を担当したマックス・ランディス(『クロニクル』)のオフィシャルインタビューが到着!

『エージェント・ウルトラ』
マックス・ランディス(脚本)オフィシャルインタビュー

Q.『エージェント・ウルトラ』のアイデアはどのように生まれたのですか?
誰かの愛を勝ち取るラブストーリーを語りたかったんだ。正直で、絆を手に入れる愛の物語だ。あと、アクションもすごくやりたかった。この映画はインディ・ドラマみたいな始まり方をするよね。登場人物がエモーショナルで、『エターナル・サンシャイン』みたいなインディ(の小規模な)作品みたいだ。そんなドラマから、キャラクターが突然アクション映画に強制的に放り込まれるような話にしたかったんだ(笑)

Q.CIAの機密プロジェクト、MKウルトラがモチーフになっていますね。
子供の時に初めて聞いて、心理的な実験という部分に魅了されたよ。誰かのアイデンティティを強制的に作り変えていたんだからね。人間を道具にしていたんだ。ショッキングだよ。しかもアメリカが関与していたことを認めているんだからね。機密にしていたのも凄い。最高に狂っていて恐ろしい実話だ。『ボーン』シリーズみたいだよね。

Q.MKウルトラはどうやってリサーチしたのですか?
インターネットだよ!

Q.本作はアクションのつまったコメディ映画ですが、どうやってこの二つのバランスをうまく取りましたか?
お互いをそれぞれ強調した作品を書こうと試みた。この映画はコメディでもアクションでもなく、スリラーだ。アクションとコメディをミックスした作品だね。アクションとコメディは常に相互に関連しているし、楽しいよね。誰かが顔をひっぱたかれる場面はなによりも面白いよ(笑)。

Q.完成までにかかった時間(執筆日数・改稿の数)は?
第6稿まで書いたね。一か月半で第一稿を書き上げた。

Q.二人の主人公のキャラクター作りで念頭にモデルはいましたか?
マイクとフィービーのようなカップルのことはよくわかっていたんだ。マイクにとってフィービーは母親のような存在であり、彼女の後ろに隠れ守ってもらっている。マイクのほうがフィービーとの関係に少し不安を感じているから、インテリな恋人であるフィービーに好印象を与えようとするんだよ。

Q.ラブストーリーが本作の鍵でもありますが、あなたの一番好きな恋愛映画はなんでしょうか?
リチャード・リンクレーター監督の『ビフォア』トリロジー!ラブストーリーじゃないけど『影なき男』と続編の『夕陽特急』。キャラクターの相性とケミストリーが好きなんだ。あと、園子温監督の『愛のむきだし』。本当にたくさんあるよ!『エイリアン』もそうだ!たくさんありすぎて思い出せないよ!本当にいい質問だ!『ブリジット・ジョーンズの日記』シリーズも好き!ファニーだよね。ラブストーリーは、時代をループして繰り返し観る人を幸せにするよね。『プライドと偏見』も好きだよ!

Q.ジェシー・アイゼンバーグとクリステン・スチュワートの主演コンビが素晴らしかったです。この二人の組み合わせをどう感じましたか?
彼らは普段の出演作とは全然違う役を演じているよね。すごくチャーミングだと思った。『アドベンチャーランドへようこそ』の二人も素敵だったし、『エージェント・ウルトラ』の二人も本当に魅力的だった。クリステンが演じたフィービーの勇敢でタフでもろい部分はとても良かった。僕が脚本に書いたフィービーそのものだったから、凄く嬉しかったよ。

Q.舞台をウェスト・ヴァージニアにした理由は?
普段アクション映画で見ないような街を舞台にしたかった。『ボーン』シリーズは世界中の街が舞台だけど、この映画はアメリカの小さな町を舞台にしたら面白いと思ったんだ。実は当初はオレゴンが舞台だった。『クロニクル』も実は、当初はオレゴンが舞台だったんだ。結局シアトルに変わったんだけど、でもおかげでシアトルのランドマークでもあるスペースニードルを使えて楽しかったけど(笑)。誰もオレゴンが舞台の映画を撮らないからね(笑)。ずっとオレゴンで撮ろうって言い続けていたんだよ。

Q.『プロジェクトX』の監督とのコラボですが、製作前に監督とどんなことを話し合いましたか?
大部分はラブストーリーで、感情的なビートが大切だってこと。それが一番重要な要素だって彼に話したんだ。

Q.本作のスパイ映画の要素について教えてください。
二人の主人公はスパイ映画的なことにはまったく関心がないのに、いきなりスパイ・スリラー的な展開に巻き込まれていく。二人はただ一緒に過ごし、マリファナを吸って寝ていたいだけなのに、政府のプログラムを崩壊せざるをえなくなる。この要素は本当に書いていて楽しかったね。

Q.『ボーン』シリーズ以外には、どんなスパイ映画に影響を受けたと思いますか?
レニー・ハーリン監督の『ロング・キス・グッドナイト』だね。共通している部分が多い作品だ。女性主人公が秘密工作員で、その事実を忘れていないという部分は異なるけどね。

Q.SF・コメディ・アクション・ホラーと様々なジャンルの脚本を執筆していますが、一番好きなジャンルは?
特に一つというのはないね。強いて挙げるなら、スリラーだ。僕が書いた作品はすべて、究極的には壊れた(brokedown)スリラーだ。それぞれ異なる手段で書いてるけど。

Q.子供の頃から色んな映画を観て育ったんですね。
うん、父さんが見せてくれた映画もあるし、自分で観に行った映画もある。一日に三本観ていたこともあるよ。僕の脳はおかげで、ストーリーテリングについてたくさん学ぶことができたんだ。楽しかったし、自分にとって自然なことだった。

Q.最初に映画館で観た映画を覚えていますか?
最初に劇場で観たのは『スター・トレックⅥ 未知の世界』のプレミアだね。父さんと母さんが僕がすごく小さなときに連れて行ってくれたんだ。反重力の暗殺シーンを今でもよく覚えているよ。「ワオ!!!」ってぶっ飛んだね。

Q.父親のジョン・ランディスや彼の作品から教わったことはなんでしょう?
父さんの映画で一番影響を受けたのは『狼男アメリカン』だ。キャラクターの物語と、ホラー映画というジャンルを巧みに融合した素晴らしい作品だからね。あの作品には多大なインスピレーションを受けたよ。僕自身、まだ映画を監督した経験はほとんどないけどね。

Q.以前「マスターズ・オブ・ホラー」(TVシリーズ)でお父さんとコラボしていますが、今後またコラボする予定は?
今のところはないかな。

Q.20世紀フォックスは『クロニクル2』の企画開発を進めているようですが、あなたは関与していないのですか?
うん、彼らはそう言ってるみたいだけど、実際どうなんだろうね。たくさんの脚本家が関わってるみたいだけど。スタジオの映画だからね。一体なにが起こってるかは誰にもわからないんだ。

Q.続編の脚本は書かなかったのですか?
書いたよ。でも、彼らは僕の脚本を使わなかったんだ。ダークすぎるからってことだったけど、本当の理由はわからないね。一作目は、フォックスが普段作る種類の映画と違ったし、彼らにとっては不測の事態というか偶然のヒットだった。二本目で同じような作品をより大規模な作品として作りたくないんだろうね。理に適っているよ。

Q.ジョシュ・トランク監督の『ファンタスティック・フォー』は観ましたか? とてもダークな映画でしたが。
観たよ。特に個人的な意見はないかな。通常、このビジネスでは公平な目で映画を見るべきだ。映画の製作過程ではなく、映画そのものについてのね。最大の問題は、あの映画に関しては誰も関心を持たず、期待もせず、批評家たちは映画そのものよりも、映画の製作過程についてばかり書いていた。あんなのクソだし、ふざけてるよ。あの映画が大好きな人はそんなにいないかもしれないけど(苦笑)、もし嫌いでも、ただ嫌いで済ますのはいただけない。実際あんなスケールの大作を製作するプロセスがどれだけ大変かなんてこと誰も知らないんだから。ジョシュの当初持っていた映画のビジョンのほうがずっと良かったかもしれないし、良くなかったかもしれない。最高だったかもしれない。誰にもわからないんだ。映画の裏側についての話が映画そのものを乗っ取ってしまったんだよ。あと、ポスターも予告編も、凄く奇妙だった。ザラザラした感じで。『ファンタスティック・フォー』はもっと、楽しくてエキサイティングな映画のはずだ。ダークでザラついた『ファンタスティック・フォー』なんて、ダークでザラついたミッキーマウスの映画みたいなものだ。『ダークナイト』みたいな映画じゃないんだから。だから、あの映画のマーケティングとプレスは失敗だったと思うね。

Q.間もなく全米で公開になる『ヴィクター・フランケンシュタイン』の脚本を執筆しています。この作品について少し教えてください。
実はまだ観てないんだ。僕が書いた中で最もお気に入りの脚本の一つなんだけどね。これもスタジオの映画で、僕なしで作ってしまったからね。どんな作品に仕上がっているか非常に興味あるよ。

Q.現在執筆中の脚本はどんな作品ですか?
あらゆるものすべてだね。2つのコミックと2つのTVショーと6本の映画の脚本をこの半年で書いた。他にも一本インディ映画を売り込もうと思っているし、自分の監督作も一本売り込むつもりだ。あと、ステージ(舞台)ショーもね。とてもエキサイティングだよ。でも本当のことを言うと、脚本家には一切なにも約束されていないからね。これから監督やプロデューサーを見つけるところだよ。どうなるか見てみようじゃないか。

Q.最後に、脚本家にとって一番大切な資質とはなんでしょう?
たくさんあるよ。脚本家はとてつもなくハードな仕事だ。一見するよりも遥かに複雑な仕事なんだ。脚本家として働くということは、技術者であり建築家でありアーティストになるということ。感情を加えないといけないし、人間を理解していないといけないし。人がどうやって考え、動き、話し、決断を下すかを理解していないといけない。他人の靴に自分の足を突っ込まなければいけない、つまり他人の身に置いて考えないといけないんだ。その他人の靴に全然興味がなくても、その靴を履いて、全体を感情と心を込めて動き回らなければいけないんだよ。そして批評しメモを取る。自分にお金を払ってくれる人にマッチするように脚本を調整し、彼らの意見を理解する。それができなかったら、すべては終わりなんだ。

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MAX LANDIS マックス・ランディス(脚本)
2年連続でフォーブス誌が選ぶ30歳以下の代表30人に選ばれる。この5年間で15本以上の脚本が売れ、最初に製作された長編映画『クロニクル』(12)が大ヒット。現在は、ダニエル・ラドクリフ、ジェームズ・マカヴォイ出演、ポール・マクギガン監督作“Victor Frankenstein”(15)、サム・ロックウェル、アナ・ケンドリック出演の“Mr. Right”(15)など、いくつかの企画がポストプロダクション状態にある。またハーレイ・ジョエル・オスメント、ジーナ・デイヴィス、スコット・バクラ出演で、シアトル映画祭でプレミア上映された“Me Him Her”(15)では脚本だけでなく、監督も務めた。

『エージェント・ウルトラ』
2016年1月23日(土) 新宿ピカデリーほか全国ロードショー
配給:KADOKAWA
Photo Credit: Alan Markfield/(C) 2015 American Ultra, LLC. All Rights Reserved.
公式サイト:agent-ultra.jp

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