映画レビュー 映像の魔術師ギレルモ・デル・トロ製作 映画『ロスト・アイズ』



映像の魔術師ギレルモ・デル・トロが製作し、本作が長編二作目という新鋭ギリェム・モラレスが監督を務めたスパニッシュ・ホラー。
角膜移植手術を終えた直後、全盲の姉サラを首吊り自殺で亡くした双子の妹フリアは、姉の自殺を他殺だと疑い、独自の調査を始める。サラには恋人がいたことがわかったが、誰もがその男の正体を観た者はいない。フレアは調査を続けていくうちに不穏な人影がチラつきはじめ、やがてフレアもサラ同様の病魔に侵され、視力も徐々に失われてしまう…。
主人公フレアの視力が低下するとともにカメラ・アングルが視界ゼロの恐怖演出が効果を生み出す本作。姉サラを殺した男を追うサスペンス、暗いムードとショッキングなシーン、恐怖を大いに盛り上げる音楽といったホラー映画らしい恐怖演出…とにかくサスペンス・ホラーとしてはバツグンに面白く仕上がっており、見応えも十分だ!!
今まで見えていたものが突然見えなくなる、視力を失う…ということがいかに恐ろしいことなのかを思い知らせてくれる!!
レビュアー:佐々木 貴之
『ロスト・アイズ』
6月18日(土)ヒューマントラストシネマ渋谷他にて公開
キャスト
フリア/サラ:ベレン・ルエダ
イサク:ルイス・オマール
イバン:パブロ・デルキ
ディマス警部:フランチェスク・オレーリャ
クレスプロ:ホアン・ダルマウ
ソレダド:フリア・グティエレス・カバ


スタッフ
監督:ギリェム・モラレス
脚本:オリオル・パウロ
ギリェム・モラレス
製作:ホアキン・パドロ
マル・タルガローナ
ギレルモ・デル・トロ
撮影:オスカル・ファウラ
編集:アン・マネル・ビラセカ
美術:バルテル・ガラルト
音楽:フェルナンド・ベラズキス
音響:アルベルト・マネラ
音響効果:オリオル・タラーゴ
衣裳:マリア・イエレス


2010年/スペイン/117分/カラー/スコープサイズ/DOLBY DIGITAL
原題:LOS OJOS DE JULIA/英題:JULIA’S EYES/字幕翻訳:神田直美 R-15
提供・配給・宣伝:プレシディオ/協力:松竹/後援:セルバンテス文化センター東京
(C)Rodar y Rodar Cine y Television, S.L / A3 Films, 2010
公式サイト:http://www.facebook.com/losteyes.movie
twitter:@losteyes_movie

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