第9回【MF文庫J】ライトノベル新人賞 受賞3タイトルが同時リリース!

最優秀賞を受賞した『MONSTERDAYS』より。人間と魔物が生きる世界を舞台に、銃と魔法のバトルが繰り広げられる。

毎月100冊もの新刊が発売され、学園ラブコメ、ハーレムもの、妹系、魔法バトルなど、次々と新ジャンルが生まれているライトノベルの世界。『僕は友達が少ない』などで知られるレーベル「MF文庫J」では、ラノベの新ジャンルを切り拓く才能豊かな新人を発掘するために「MF文庫Jライトノベル新人賞」を定期開催している。11月25日に発売となった新人賞受賞の3作品はいずれも「ラノベ新時代」を感じさせる作風となっている。
『MONSTER DAYS』 
著者:扇友太
イラスト:天野英

『ストライプ・ザ・パンツァー』 
著者:為三
イラスト:キムラダイスケ

『猫耳天使と恋するリンゴ』 
著者:花間燈
イラスト:榎本ひな

 最優秀賞の『MONSTER DAYS (応募時タイトル:人間と魔物がいる世界)』は、人間と魔物が共生しつつも「人間vs魔物」の争いが絶えない世界を舞台に、人魔調停局の新人実働官ライル・アングレーの戦いを描くサスペンス活劇。そのスケール感あふれる世界設定とリアリティあるバトルの組み合わせで、重厚な読み応えを与えてくれる意欲作。優秀賞の『ストライプ・ザ・パンツァー(応募時タイトル:パンツ・ミーツ・ガール)』は、斬新な人物設定と軽妙なストーリーテリングに審査会が騒然となったハートフル・ピュアコメディ。主人公の姫川響子は交通事故で瀕死の状態になったところを、心優しい宇宙生命体「ストライプ」に寄生され、一命をとりとめる。人間の響子と宇宙生命体のストライブは、お互いの心と心でコミュニケーションをとるうち、一緒にお互いの“探しもの”を見つけることを約束する。そんなとき、響子の学校で大量のパンツ消失事件が起こり――!? と、先の読めない展開が印象的。
また、佳作の『猫耳天使と恋するリンゴ』は、ふんわりまどろむ極上の果実のようなテイストが魅力。高校2年生の主人公が暮らす現実世界に、天界の林檎、悪魔、猫耳天使といったファンタジー世界が入り混じり、新しいラブコメディの誕生を予感させてくれる。出版界で「今もっとも元気があるジャンル」と言われることもあるライトノベル。目まぐるしく変わるラノベ界で、MF文庫Jが次々と打ち出す新機軸タイトルに、今後も注目してほしい。

「MF文庫J」新人賞受賞作 イメージソングPV 公式サイト 









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