松本人志監督最新作『R100』 賛否両論渦巻く本作に浅草キッド・水道橋博士が一石!



10月5日より全国公開中の松本人志監督最新作『R100』。9月5日より開催されたトロント国際映画祭のミッドナイト・マッドネス部門に出品され、深夜の上映にも関わらず、1200席の座席は早々に完売。上映会場でも「マツモト!」と会場からコールが起きるなど、熱烈な歓迎を受け、同映画祭に参加していた「ハフィントン・ポスト カナダ」「ハリウッド・レポーター」ほか海外有力紙で絶賛され、一方カナダの地方紙では最低評価を受けるなど、早くから絶賛と酷評の間を揺れていた本作。

日本国内においても、10月5日の公開日以来、「松本人志の最高傑作」「今年一番笑った映画」という評価を得ている一方で、「意味がわかんない」「ブッ飛びすぎてついていけない」という厳しい評価も目立っている。

そんな本作に関して、漫才コンビ・浅草キッドの一人でありながら、その的確な映画評が人気を得ている水道橋博士から、“『R100』の見かた”がわかるコメントが到着した。ダウンタウンのお笑いのスタイルや、本作のテーマの一つである“S とM”の関係についての分析をしながら、本作の楽しみ方がわかるコメントになっている。

■水道橋博士 コメント全文
「お笑いとはマゾが主導権を握るSMプレイである」———-。
この構造を如実にスタイルにしたのがダウンタウンであり、さらに「ドM」「ドS」と日常に潜むSMの振り幅をテレビ発の一般用語として流布したのは松本人志さんだ。この映画も「お笑い=SM」のテーマは明確。映画監督はSの職業だ。にもかかわらず「R100」が100歳縛りだけでなく100分縛りであることを含め、さまざまな縛りを自ら強要する監督のM 志向は徹底している。さらに、このバカぶりを一般公開する映画のポジションそのものが世間及びに世界に対してM 側(ボケ側=バカ側)であり、ツッコミ待ちを前提としている。あまりにもバカ丸出しが屹立する監督の個「性」映画で素晴らしい。

【ストーリー】
都内有名家具店に勤務する片山貴文(大森南朋)には秘密があった。それは、謎のクラブ「ボンデージ」に入会してしまったということ。以降、様々なタイプの美女たちが片山の日常生活の中に突然現れ、彼をこれまで味わったことのない世界へと誘っていった。しかし内容は次第にエスカレートしていき、女性たちは彼の職場や家庭にも現れるようになる。耐えられなくなった片山はプレイの中止を求めるが、一向に受け入れられない。さらなる予測不能の事態が次々と巻き起こる中、果たして彼の運命は――!?

『R100』
全国“賛否両論”公開中!!

製作:吉本興業株式会社
配給:ワーナー・ブラザース映画
公式HP: http://www.r-100.com/
 (C)吉本興業株式会社








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